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公開番号2024114311
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023019992
出願日2023-02-13
発明の名称電子秤
出願人株式会社イシダ
代理人個人,個人,個人
主分類G01G 23/16 20060101AFI20240816BHJP(測定;試験)
要約【課題】透明な容器に収容された商品を計量する場合であっても、先の計量時に記憶された風袋値を確実にリセットすることができる電子秤を提供する。
【解決手段】電子秤1は、容器に商品が収容された物品を計量する計量部20と、容器の風袋値を受け付けて記憶部55に記憶させる受付部53と、所定の情報を印字したラベルLを発行するラベルプリンタ30と、商品単価と物品の計量値と風袋値とに基づいて商品の販売価格を算出し、販売価格を含む情報をラベルLに印字して発行するようにラベルプリンタ30を制御する発行制御部51と、を備える。発行制御部51は、発行されたラベルLがラベルプリンタ30から取り除かれたこと、かつ計量部20の計量値に基づいて計量部20から物品が取り除かれたと見做せることを条件として、記憶部55に記憶されている風袋値をリセットする。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
容器に商品が収容された物品を計量する計量部と、
前記容器の風袋値を受け付けて記憶部に記憶させる受付部と、
所定の情報を印字したラベルを発行するラベルプリンタと、
前記商品の単価と、前記計量部により計量される前記物品の計量値と、前記記憶部に記憶される前記風袋値と、に基づいて前記商品の販売価格を算出し、前記販売価格を含む情報を印字した前記ラベルを発行するように前記ラベルプリンタを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、発行された前記ラベルが前記ラベルプリンタから取り除かれたこと、かつ前記計量部の計量値に基づいて前記計量部から前記物品が取り除かれたと見做せることを条件として、前記記憶部に記憶されている前記風袋値をリセットする、電子秤。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記記憶部に記憶されている前記風袋値をリセットした後、新たな風袋値を受け付けて前記記憶部に記憶させるように前記受付部を制御する、請求項1記載の電子秤。
【請求項3】
前記受付部は、前記計量部に計量される前記容器の計量値を前記風袋値として受け付けて記憶する、請求項1又は2記載の電子秤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一側面は、電子秤に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
商品を計量し、計量値に基づいて商品の販売価格を算出する電子秤が知られている。このような電子秤には、風袋値をセットする風袋キーと、風袋値をリセットするゼロキーと、が設けられている。これにより、容器に収容された状態の商品を計量することができる。ところが、商品を計量する場合には、先の計量時にセットされた風袋値をリセットしてから、新たな容器に対応する風袋値をセットしなければ、容器に収容された商品を正確に計量することができず、また、商品の販売価格を正しく算出することができない。
【0003】
このような電子秤が、客自身が持ち込んだ容器に商品を収容し、客自身がその商品を計量して商品の販売価格を算出するセルフ販売に用いられる場面が増えている。ところが、作業に慣れない客が電子秤を操作する場合、前回計量時に記憶させた(セットされた)風袋値をリセットせずに、商品の計量がなされるという課題がある。
【0004】
特許文献1には、被計量物が載置台に載置されたことを検知する赤外線センサと、赤外線センサによって検知されたときの計量値を零点補正値として記憶するメモリと、を備える電子秤(電子式計重機)が開示されている。この電子秤によれば、被計量物が載置台に載置されることを検知して、被計量物が載置台に載置される直前の計量値をゼロとするゼロリセットが自動的に実行される。このような特許文献1の技術を利用すれば、商品を計量する際に、先の計量時に記憶された風袋値を自動的にリセットできると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実公昭59-166138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の技術を利用した場合には、客が透明な容器を持ち込んで、その容器に商品を収容した物品を計量した場合、その物品が載置台から取り除かれたことを検知することができず、風袋値がリセットできない場合がある。
【0007】
そこで、本発明の一側面の目的は、透明な容器に収容された商品を計量する場合であっても、先の計量時に記憶された風袋値を確実にリセットすることができる電子秤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面に係る電子秤は、容器に商品が収容された物品を計量する計量部と、容器の風袋値を受け付けて記憶部に記憶させる受付部と、所定の情報を印字したラベルを発行するラベルプリンタと、商品の単価と、計量部により計量される物品の計量値と、記憶部に記憶される風袋値と、に基づいて商品の販売価格を算出し、販売価格を含む情報を印字したラベルを発行するようにラベルプリンタを制御する制御部と、を備え、制御部は、発行されたラベルがラベルプリンタから取り除かれたこと、かつ計量部の計量値に基づいて計量部から物品が取り除かれたと見做せることを条件として、記憶部に記憶されている風袋値をリセットする。
【0009】
この構成では、計量部の計量値に基づいて計量部から物品が取り除かれたと見做せることを、風袋値がリセットされる一つ目の条件としているので、センサでは検出することができない、透明な容器に商品が収容された物品が計量部から取り除かれたことを検知することができる。更に、この構成では、発行されたラベルがラベルプリンタから取り除かれたことを二つ目の条件としているので、次の商品が計量される状態となっている場合に風袋値がリセットされることになる。この結果、透明な容器に収容された商品を計量する場合であっても、先の計量時に記憶された風袋値を確実にリセットすることができる。
【0010】
本発明の一側面に係る電子秤では、制御部は、記憶部に記憶されている風袋値をリセットした後、新たな風袋値を受け付けて記憶部に記憶させるように受付部を制御してもよい。この構成では、新たな容器に商品を収容して計量する場合であっても、新たな容器の風袋量に基づいて、商品を正確に計量すると共に商品の販売価格を正確に算出することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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