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公開番号2025002272
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023102330
出願日2023-06-22
発明の名称試料採取容器
出願人DICプラスチック株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 1/04 20060101AFI20241226BHJP(測定;試験)
要約【課題】より多くの試料を定量化して採取できる試料採取容器を提供する。
【解決手段】一面に構成された容器開口15と、容器開口15から入れられた試料を収容試料6として収容する収容部16と、収容試料の一部を押出試料として排出する排出口11と、排出口11を閉塞する容器シール12と、を備える容器本体10と、容器開口15を閉塞する蓋体30であって、排出口11から押出試料を押し出す押出部材が挿入される挿入口31と、挿入口31を閉塞する蓋シール32と、を備えた蓋体30と、を備え、蓋体30は、収容試料の一部を押出試料として区別し収容する筒状部36を備え、筒状部36は、挿入口31から挿入された押出部材が挿入されることで、押出試料が排出口11から排出されるように構成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
一面に構成された容器開口と、前記容器開口から入れられた試料を収容試料として収容する収容部と、前記収容試料の一部を押出試料として排出する排出口と、前記排出口を閉塞する容器シールと、を備える容器本体と、
前記容器開口を閉塞する蓋体であって、前記排出口から前記押出試料を押し出す押出部材が挿入される挿入口と、前記挿入口を閉塞する蓋シールと、を備えた前記蓋体と、を備え、
前記容器本体及び前記蓋体の何れか一方の部材は、前記収容試料の一部を前記押出試料として区別し収容する筒状部を備え、
前記筒状部は、前記挿入口から挿入された前記押出部材が挿入されることで、前記押出試料が前記排出口から排出されるように構成されている
試料採取容器。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記筒状部は、前記蓋体が備え、
前記容器本体は、底壁に立設された、内側に前記排出口が位置するガイドリブを備える
請求項1に記載の試料採取容器。
【請求項3】
前記容器本体は、前記底壁に立設された外側リブを備え、
前記外側リブは、前記ガイドリブよりも外側に、前記ガイドリブよりも背高に構成されている
請求項2に記載の試料採取容器。
【請求項4】
前記筒状部は、前記筒状部内に構成された押出空間と、前記収容部の空間とを繋ぐ貫通部を備える
請求項1に記載の試料採取容器。
【請求項5】
前記容器本体は、前記底壁と、周壁と、を備え、
前記蓋体は、蓋壁と、蓋周壁と、を備え、
前記筒状部の高さは、前記蓋周壁の先端が前記周壁の先端に当接した状態において、前記筒状部の先端が前記ガイドリブの先端に対して離間した状態となる高さである
請求項2に記載の試料採取容器。
【請求項6】
前記筒状部の先端及び前記ガイドリブの先端の少なくとも一方の端部は、前記筒状部の前記ガイドリブの内側への進入をガイドするガイド部を備える
請求項2に記載の試料採取容器。
【請求項7】
前記蓋体は、前記容器本体に対してネジ作用により締め込まれる
請求項1乃至請求項6のうち何れか1項に記載の試料採取容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、試料採取容器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ヒトを含む動物から排泄される糞便等の試料は、検査にあたって、定量的に採取した試料を衛生的に保存及び輸送することが望まれる。例えば、特許文献1には、試料採取容器として、採便器が記載されている。この採便器は、採便棒と、容器本体と、を備えている。採便棒は、一側に把持部を備えているとともに、他側に棒部を備えている。そして、棒部の先端部には、採便部が設けられている。採便部は、貫通孔、溝部等で構成されている。この採便部は、0.2mg乃至0.8mg程度の便を採取できるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5424416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、検査において、定量化された、更に多量の試料(例えば20倍~50倍程度)が必要な場合もある。しかしながら、特許文献1のような採便器の構成では、多量の試料を収容することは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための試料採取容器は、一面に構成された容器開口と、前記容器開口から入れられた試料を収容試料として収容する収容部と、前記収容試料の一部を押出試料として排出する排出口と、前記排出口を閉塞する容器シールと、を備える容器本体と、前記容器開口を閉塞する蓋体であって、前記排出口から前記押出試料を押し出す押出部材が挿入される挿入口と、前記挿入口を閉塞する蓋シールと、を備えた前記蓋体と、を備える。前記容器本体及び前記蓋体の何れか一方の部材は、前記収容試料の一部を前記押出試料として区別し収容する筒状部を備える。前記筒状部は、前記挿入口から挿入された前記押出部材が挿入されることで、前記押出試料が前記排出口から排出されるように構成されている。
【0006】
上記構成によれば、容器本体に試料を収容してから、蓋体で容器本体の容器開口を閉塞する。この際に、筒状部内には、収容試料の一部である押出試料が収容される。収容試料は、試料採取容器に収容された状態で輸送等される。収容試料を取り出す際には、押出部材が挿入口を通じて筒状部内に挿入される。すると、筒状部内の押出試料は、押出部材によって、排出口から排出される。したがって、押出試料は、筒状部に収容されることで、定量化されたものとなる。
【0007】
上記試料採取容器において、前記筒状部は、前記蓋体が備え、前記容器本体は、底壁に立設された、内側に前記排出口が位置するガイドリブを備える構成としてもよい。上記構成によれば、容器開口を蓋体で閉塞する際に、筒状部がガイドリブによってガイドされることで、先端を円滑に排出口に近接させることができる。
【0008】
上記試料採取容器において、前記容器本体は、前記底壁に立設された外側リブを備え、前記外側リブは、前記ガイドリブよりも外側に、前記ガイドリブよりも背高に構成されていてもよい。上記構成によれば、外側リブがガイドリブより背高であることから、ガイドリブの内側に収容試料が自ずと寄せられ、当該領域で収容試料の量が増加する。したがって、容器開口を蓋体で閉塞する過程で筒状部に収容される押出試料は、筒状部内に隙間なく収容される。これにより、排出口からは、定量化された押出試料を排出できる。
【0009】
上記試料採取容器において、前記筒状部は、前記筒状部内に構成された押出空間と、前記収容部の空間とを繋ぐ貫通部を備える構成としてもよい。上記構成によれば、貫通部は、容器開口を蓋体で閉塞する過程で筒状部に収容試料の一部が他の試料と区別されて押出試料として収容される際に、押し出される筒状部内の空気が外部へ流れる。したがって、押出試料は、筒状部内に隙間なく収容される。これにより、排出口からは、定量化された押出試料を排出できる。
【0010】
上記試料採取容器において、前記容器本体は、前記底壁と、周壁と、を備え、前記蓋体は、蓋壁と、蓋周壁と、を備え、前記筒状部の高さは、前記蓋周壁の先端が前記周壁の先端に当接した状態において、前記筒状部の先端が前記ガイドリブの先端に対して離間した状態となる高さとしてもよい。上記構成によれば、蓋周壁の先端と周壁の先端との位置合わせをしてから容器開口を蓋体で閉塞することができる。すなわち、筒状部とガイドリブの位置がずれている状態で、無理に容器開口を蓋体で閉塞する誤操作を防ぐことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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