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公開番号
2024171524
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088580
出願日
2023-05-30
発明の名称
搬送装置
出願人
大和製衡株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01M
1/02 20060101AFI20241205BHJP(測定;試験)
要約
【課題】測定対象のタイヤを好適に搬送することができる搬送装置を提供する。
【解決手段】測定装置300へタイヤ2を搬送可能なタイヤバランス測定装置1であって、測定装置300に対してタイヤ2を前後方向に搬送可能であり、左右方向に間隔を開けて配置される一対のベルトコンベヤ221と、一対のベルトコンベヤ221同士の間隔を変更可能なベルト開閉機構222と、搬送されたタイヤ2を外周側から把持するアーム233と、ベルトコンベヤ221に対してアーム233を昇降可能な昇降機構232と、アーム233によってタイヤ2を把持させると共に、昇降機構232によってベルトコンベヤ221からタイヤ2を浮かせるようにアーム233を上昇させた状態で、ベルト開閉機構222によって一対のベルトコンベヤ221同士の間隔を変更する制御を実行可能な制御装置500と、を具備する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
上リム及び下リムで挟持したタイヤを回転させて前記タイヤのバランスを測定する測定装置へ、前記タイヤを搬送可能な搬送装置であって、
前記測定装置に対して前記タイヤを第一方向に搬送可能であり、前記第一方向に直交する第二方向に間隔を開けて配置される一対のベルトコンベヤと、
一対の前記ベルトコンベヤ同士の間隔を変更可能な開閉機構と、
前記ベルトコンベヤで搬送された前記タイヤを外周側から把持する把持部と、
前記ベルトコンベヤに対して前記把持部を昇降可能な把持部昇降機構と、
前記把持部によって前記タイヤを把持させると共に、前記把持部昇降機構によって前記ベルトコンベヤから前記タイヤを浮かせるように前記把持部を上昇させた状態で、前記開閉機構によって一対の前記ベルトコンベヤ同士の間隔を変更する制御を実行可能な制御部と、
を具備する、
搬送装置。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記下リムよりも上方に前記ベルトコンベヤを位置させる上昇位置と、前記下リムに前記タイヤを載置させるように、前記下リムよりも下方に前記ベルトコンベヤを位置させる下降位置と、に前記ベルトコンベヤを昇降可能なベルト昇降機構を具備し、
前記制御部は、
前記ベルトコンベヤを前記上昇位置に位置させた状態で、一対の前記ベルトコンベヤ同士の間隔が前記下リムの外径以下である第一位置と、一対の前記ベルトコンベヤ同士の間隔が前記下リムの外径よりも大きい第二位置と、に一対の前記ベルトコンベヤ同士の位置を変更するように前記開閉機構を制御可能である、
請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記把持部によって前記タイヤを把持した状態で、前記把持部と共に前記ベルトコンベヤを前記下降位置に位置させる制御を実行可能である、
請求項2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記ベルトコンベヤよりも前記第一方向上流側に配置され、前記タイヤに付された情報を読み取り可能な読み取り装置を具備し、
前記制御部は、
前記読み取り装置により読み取った前記情報に基づいて、一対の前記ベルトコンベヤ同士の間隔を変更するように前記開閉機構を制御可能である、
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤを搬送可能な搬送装置の技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、タイヤのバランスを測定する測定装置へタイヤを搬送可能な搬送装置の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
【0003】
特許文献1には、検査対象のタイヤをコンベヤベルトで検査台へ搬送し、検査台において上下のリムで挟持したタイヤを回転させてタイヤのバランスを測定するタイヤ検査システムが記載されている。上記タイヤ検査システムでは、一対のコンベヤベルトによってタイヤを支持した状態で、コンベヤベルトを動作させて、コンベヤベルトの長手方向(搬送方向)に沿ってタイヤを搬送する
。タイヤ検査システムは、検査台の位置までタイヤを搬送した後、一対のコンベヤベルトによってタイヤを支持した状態でコンベヤベルトを下降させて、タイヤを検査台の下側のリムに装着する。また、上記タイヤ検査システムは、直径の異なるタイヤを支持するために、一対のコンベヤベルト同士の間隔を調節可能な機構を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2001-511891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のようなタイヤ検査システムでは、一対のコンベヤベルト同士の間隔は、コンベヤベルトを下降させた際に下側のリムが一対のコンベヤベルトの間の空間を通過可能な寸法以上に設定される。このため、検査対象のタイヤの直径が比較的小さい場合には、上述のように間隔が設定された一対のコンベヤベルトでは、上記タイヤに対するかかり代(接地面積)を確保し難くなり、タイヤの搬送を好適に行い難くなるおそれがあった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するため、測定対象のタイヤを好適に搬送することができる搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る搬送装置は、上リム及び下リムで挟持したタイヤを回転させて前記タイヤのバランスを測定する測定装置へ、前記タイヤを搬送可能な搬送装置であって、前記測定装置に対して前記タイヤを第一方向に搬送可能であり、前記第一方向に直交する第二方向に間隔を開けて配置される一対のベルトコンベヤと、一対の前記ベルトコンベヤ同士の間隔を変更可能な開閉機構と、前記ベルトコンベヤで搬送された前記タイヤを外周側から把持する把持部と、前記ベルトコンベヤに対して前記把持部を昇降可能な把持部昇降機構と、前記把持部によって前記タイヤを把持させると共に、前記把持部昇降機構によって前記ベルトコンベヤから前記タイヤを浮かせるように前記把持部を上昇させた状態で、前記開閉機構によって一対の前記ベルトコンベヤ同士の間隔を変更する制御を実行可能な制御部と、を具備するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、測定対象のタイヤを好適に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る搬送装置を模式的に示した側面図。
搬送装置を示した平面図。
図2におけるX-X断面図。
(a)把持装置により測定前のタイヤを把持する様子を示した正面断面図。(b)把持装置によりタイヤを浮かせる様子を示した正面断面図。
(a)タイヤを浮かせた状態で、一対のベルトコンベヤ同士を離間させる様子を示した正面断面図。(b)ベース部を下降させてタイヤを下リムに載置させる様子を示した正面断面図。
一対のベルトコンベヤ同士を離間させる様子を示した平面図。
(a)把持装置による把持を解除し、上リムを下降させる様子を示した正面断面図。(b)上リム及び下リムで挟持したタイヤを回転させる様子を示した正面断面図。
(a)把持装置により測定後のタイヤを把持した状態で、ベース部を上昇させる様子を示した正面断面図。(b)把持装置によりタイヤを浮かせた状態で、一対のベルトコンベヤ同士を近接させる様子を示した正面断面図。
(a)把持装置によりタイヤを下降させてベルトコンベヤに載置させる様子を示した正面断面図。(b)把持装置による把持を解除し、測定後のタイヤを搬出可能とした状態を示した正面断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、図中に示した矢印に従って、前後方向、左右方向及び上下方向をそれぞれ定義する。また、各図においては、説明の便宜上、部材の形状や大きさを適宜変更している場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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