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公開番号
2024172219
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089784
出願日
2023-05-31
発明の名称
サーボ加速度計
出願人
キヤノン電子株式会社
代理人
主分類
G01P
15/13 20060101AFI20241205BHJP(測定;試験)
要約
【課題】特許文献1のような加速度計では、加速度計の製作プロセスにより振子の支持部に反りが発生する。支持部の反りは加速度計の動作不良や測定精度の低下を発生させる。
【解決手段】本発明のサーボ加速度計は、振子10に生じた慣性力と、コイルボビン12に巻き付けられたトルカコイル11に流れる電流及びポールピース17、18を通る磁場で生じるローレンツ力による復元力が平衡し、前記振子10は支持部10bと一体に設けられ、前記支持部10bの表面に配線10eが形成され、前記支持部は前記ヨーク13、14に固定されているサーボ加速度であって、前記支持部10bの表面または前記配線10eの表面に、前記支持部の反りを低減する方向に外力を与える反り低減層50を有することを特徴とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
振子に生じた慣性力と、
コイルボビンに巻き付けられたトルカコイルに流れる電流及びポールピースを通る磁場で生じるローレンツ力による復元力が平衡し、
前記振子は支持部と一体に設けられ、
前記支持部の表面に配線が形成され、
前記支持部は前記ヨークに固定されているサーボ加速度計であって、
前記支持部の表面または前記配線の表面に、前記支持部の反りを低減する方向に外力を与える反り低減層を有することを特徴とするサーボ加速度計。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記反り低減層は、前記支持部の表面または前記配線の表面の第1の位置に形成された第1の反り低減層と、前記支持部の表面または前記配線の表面の第1の位置とは異なる第2の位置に形成された第2の反り低減層を含み、
前記支持部の表面に前記第1の反り低減層が設けられ、
前記第2の反り低減層が前記支持部の厚みの中心を基準とした前記第1の反り低減層と面対称の位置に設けることを特徴とする請求項1に記載のサーボ加速度計。
【請求項3】
前記支持部が取り付けパッドを介して前記ヨークに固定され、
前記取り付けパッドが前記反り低減層の表面に形成され、
前記取り付けパッドが、金、銀、白金、パラジウムの少なくともいずれか1種類を含む金属材料であることを特徴とする請求項1に記載のサーボ加速度計。
【請求項4】
前記反り低減層は前記支持部の円周方向に配置されることを特徴とする請求項1に記載のサーボ加速度計。
【請求項5】
前記支持部が石英ガラスで構成され、
反り低減層がインバー合金で構成され、
前記配線は、前記支持部の表面の第1の位置に形成された第1の配線と、前記支持部の表面の第1の位置とは異なる第2の位置に形成された第2の配線を含み、
前記反り低減層は、前記第1の配線の表面に形成された第3の反り低減層と、前記第2の配線の表面に形成された第4の反り軽減層を含み、前記第3の反り低減層と、前記第4の反り低減層が、電気的に短絡していることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のサーボ加速度計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
振子を用いた力平衡サーボ加速度計に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
力平衡サーボ加速度計は、磁気回路の上側ステータと下側ステータとの間に金属膜を形成した振子を備えている。加速度で生じた振子の変位を検出し、電圧に変換・増幅してコイルに印加する。コイルに生じるローレンツ力(復元力)により,振子の変位をゼロに制御する。このときの復元力は、慣性力となるので、加速度をコイル電流から検知可能に構成されている。特許文献1の振子は支持部と一体で設けられ、支持部を介してヨークに固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表昭61-502416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような加速度計では、加速度計の製作プロセスにより振子の支持部に反りが発生する。支持部の反りは加速度計の動作不良や測定精度の低下を発生させる。本発明のサーボ加速度計では支持部の反りを低減できるサーボ加速度計を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のサーボ加速度計は、振子に生じた慣性力と、コイルボビンに巻き付けられたトルカコイルに流れる電流及びポールピースを通る磁場で生じるローレンツ力による復元力が平衡し、前記振子は支持部と一体に設けられ、前記支持部の表面に配線が形成され、前記支持部は前記ヨークに固定されているサーボ加速度計であって、前記支持部の表面または前記配線の表面に、前記支持部の反りを低減する方向に外力を与える反り低減層を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
上述のような構成で、支持部の反りを低減した加速度計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
サーボ加速度計の分解斜視図
サーボ加速度計の断面図
サーボ加速度計の振子の平面図
理想的な振子の断面模式図
変形した支持部を持つ振子の側面模式図
変形した支持部を持つ振子の断面模式図
本発明の一実施形態に係る支持部の断面模式図
本発明の一実施形態に係る振子の模式図
本発明の一実施形態に係る振子の模式図
本発明の一実施形態に係る振子の模式図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態について説明する。
【0009】
図1は、サーボ加速度計の分解斜視図である。図2は、サーボ加速度計の断面図である。図に示す様にサーボ加速度計は円板や円筒形状の部品を重ねた装置である。これら部品群の中心軸は一致しており、その軸と平行な軸をZ軸と定義する。Z軸に直交する軸がX軸、Y軸であり、それぞれの軸同士も直交する。それぞれの軸方向は図に示す通りである。図3にサーボ加速度計に用いられる振子10を示す。図3(a)はZ軸マイナス方向から見た振子の平面を示す。同様に図3(a)はZ軸プラス方向の振子の平面を示す。
【0010】
図3において、舌片形状の振子の錘部10aは、円筒状の枠体である支持部10bの枠内に位置する。錘部10aは、ヒンジ10cを介して円筒状の枠体である支持部10bに連結されて支持される。支持部10b、錘部10aに対して薄肉のヒンジ10cが弾性変形し、入力加速度により加速度検知軸30方向に変位する。取り付けパッド40~45は金属材料であり、支持部10b表面に備えられている。その形状と位置は、支持部10bの厚み中心で面対称である。
(【0011】以降は省略されています)
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