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公開番号2024175979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094132
出願日2023-06-07
発明の名称センサ
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人iX
主分類G01N 27/18 20060101AFI20241212BHJP(測定;試験)
要約【課題】特性の向上が可能なセンサを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、センサは、センサ部及び回路部を含む。前記センサ部は、第1抵抗素子及び第1導電部材を含む第1素子部と、第2抵抗素子を含む第2素子部と、を含む。前記回路部は、検出部及び制御部を含む。前記回路部は、第1動作を実施可能である。前記制御部は、前記第1動作において、前記第2抵抗素子の第2抵抗に対応する第2信号に基づいて第1電力を制御可能である。前記制御部は、前記第1動作において、前記第1電力を前記第1導電部材に供給して前記第1素子部の第1温度を上昇可能である。前記検出部は、前記第1動作において、前記第1温度が上昇した第1状態における前記第1抵抗素子の第1抵抗に対応する第1信号と、前記第2信号と、の差に対応する検出値を出力可能である。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
センサ部であって、前記センサ部は、第1抵抗素子及び第1導電部材を含む第1素子部と、第2抵抗素子を含む第2素子部と、を含む、前記センサ部と、
検出部及び制御部を含む回路部と、
を備え、
前記回路部は、第1動作を実施可能であり、
前記制御部は、前記第1動作において、前記第2抵抗素子の第2抵抗に対応する第2信号に基づいて第1電力を制御可能であり、
前記制御部は、前記第1動作において、前記第1電力を前記第1導電部材に供給して前記第1素子部の第1温度を上昇可能であり、
前記検出部は、前記第1動作において、前記第1温度が上昇した第1状態における前記第1抵抗素子の第1抵抗に対応する第1信号と、前記第2信号と、の差に対応する検出値を出力可能である、センサ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記センサ部は、基体をさらに含み、
前記第1素子部及び前記第2抵抗素子は、前記基体に固定された、請求項1に記載のセンサ。
【請求項3】
前記センサ部は、
前記基体に固定された第1保持部と、
前記基体に固定された第2保持部と、
をさらに含み、
前記第1保持部は、前記第1素子部を保持し、
前記基体と前記第1素子部との間に第1空隙が設けられ、
前記第2保持部は、前記第2素子部を保持し、
前記基体と前記第2素子部との間に第2空隙が設けられた、請求項2に記載のセンサ。
【請求項4】
前記制御部は、ドライバ回路と、処理回路と、を含み、
前記ドライバ回路は、前記第1導電部材に前記第1電力を供給可能であり、
前記処理回路は、前記第2信号に基づいて前記ドライバ回路を制御して、前記第1電力を制御可能である、請求項1に記載のセンサ。
【請求項5】
前記処理回路は、処理部と、メモリと、を含み、
前記メモリは、前記第2信号の変化と、前記第1電力に関する制御値と、の関係を記憶可能であり、
前記処理部は、前記メモリに記憶された前記関係と、前記制御部に供給された前記第2信号と、に基づいて、前記ドライバ回路を制御可能である、請求項4に記載のセンサ。
【請求項6】
前記第2信号は、前記センサ部の周りの第2温度に応じて変化し、
前記第1電力は、前記第2温度に応じて変化する、請求項1に記載のセンサ。
【請求項7】
前記第1信号は、前記センサ部の周りの検出対象に応じて変化し、
前記第2信号は前記検出対象に応じて変化しない、または、前記第2信号の前記検出対象に対する変化率は、前記第1信号の前記検出対象に対する変化率よりも低い、請求項1に記載のセンサ。
【請求項8】
前記回路部は、前記第1動作を繰り返して実施可能であり、
前記繰り返しは、第1周期を有し、
前記第1周期は、第1期間と、前記第1期間の後の第2期間と、を含み、
前記第1期間において、前記制御部は、前記第1電力を前記第1導電部材に供給し、前記検出部は、前記検出値を出力し、
前記制御部は、前記第2期間における前記第2信号に基づいて前記第1電力を制御し、
前記第1期間は、前記第2期間よりも短い、請求項1に記載のセンサ。
【請求項9】
センサ部であって、前記センサ部は、第1抵抗素子及び第1導電部材を含む第1素子部と、第2抵抗素子を含む第2素子部と、温度センサと、含む、前記センサ部と、
検出部及び制御部を含む回路部と、
を備え、
前記回路部は、第1動作を実施可能であり、
前記制御部は、前記第1動作において、前記温度センサの検出信号に基づいて第1電力を制御可能であり、
前記制御部は、前記第1動作において、前記第1電力を前記第1導電部材に供給して前記第1素子部の第1温度を上昇可能であり、
前記検出部は、前記第1動作において、前記第1温度が上昇した第1状態における前記第1抵抗素子の第1抵抗に対応する第1信号と、前記第2抵抗素子の第2抵抗に対応する第2信号と、の差に対応する検出値を出力可能である、センサ。
【請求項10】
前記センサ部は、基体をさらに含み、
前記第1素子部、前記第2素子部及び前記温度センサは、前記基体に固定された、請求項9に記載のセンサ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、センサに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子などを用いたセンサがある。センサにおいて、特性の向上が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-188341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、特性の向上が可能なセンサを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、センサは、センサ部及び回路部を含む。前記センサ部は、第1抵抗素子及び第1導電部材を含む第1素子部と、第2抵抗素子を含む第2素子部と、を含む。前記回路部は、検出部及び制御部を含む。前記回路部は、第1動作を実施可能である。前記制御部は、前記第1動作において、前記第2抵抗素子の第2抵抗に対応する第2信号に基づいて第1電力を制御可能である。前記制御部は、前記第1動作において、前記第1電力を前記第1導電部材に供給して前記第1素子部の第1温度を上昇可能である。前記検出部は、前記第1動作において、前記第1温度が上昇した第1状態における前記第1抵抗素子の第1抵抗に対応する第1信号と、前記第2信号と、の差に対応する検出値を出力可能である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係るセンサを例示するブロック図である。
図2は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図3は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面である。
図4は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面である。
図5(a)~図5(e)は、第1実施形態に係るセンサの動作を例示する模式図である。
図6は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図7は、第2実施形態に係るセンサを例示するブロック図である。
図8は、第2実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るセンサを例示するブロック図である。
図1に示すように、実施形態に係るセンサ110は、センサ部10S及び回路部70を含む。
【0009】
センサ部10Sは、第1素子部11E及び第2素子部12Eを含む。第1素子部11Eは、第1抵抗素子11及び第1導電部材21を含む。第2素子部12Eは、第2抵抗素子12を含む。後述するように、第2素子部12Eは、第2導電部材22を含んでも良い。第1素子部11Eは、第1検出素子10Aに含まれる。第2素子部12Eは、第2検出素子10Bに含まれる。
【0010】
回路部70は、検出部71及び制御部72を含む。回路部70は、第1動作を実施可能である。制御部72は、第1動作において、第2抵抗素子12の第2抵抗に対応する第2信号Sr2に基づいて、第1電力PW1を制御可能である。制御部72は、第1動作において、制御された第1電力PW1を第1導電部材21に供給して、第1素子部11Eの第1温度を上昇可能である。検出部71は、第1動作において、第1温度が上昇した第1状態における第1抵抗素子11の第1抵抗に対応する第1信号Sr1と、第2信号とSr2、の差に対応する検出値Voutを出力可能である。第1電力PW1は、電圧値でも良い。
(【0011】以降は省略されています)

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