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公開番号2024176041
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094245
出願日2023-06-07
発明の名称水準器
出願人個人
代理人個人,個人
主分類G01C 9/28 20060101AFI20241212BHJP(測定;試験)
要約【課題】足場材に取り付ける構成において、設置場所の自由度を向上させた使い勝手のよい水準器を提供すること。
【解決手段】 水準器1は、両端が封止された円筒形状を有し内部に液体と気泡とが封入された気泡管10と、気泡管10を支持する支持部材20とを備え、支持部材20は、足場材に取付けられる取付部21と、気泡管10を保持する保持部22と、取付部21と保持部22とを接続する接続部23とが弾性材料により一体的に形成されたものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
気泡管と前記気泡管を支持する支持部材とを備えた水準器であって、
前記支持部材には、足場材に取り付けるための取付部と、前記気泡管を保持する保持部と、前記取付部と前記保持部とを接続する接続部と、が弾性材料により一体的に形成されている、
水準器。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記気泡管は、円筒形状を有し、
前記取付部は、前記気泡管の円筒の中心軸線と平行な平坦面を有する板状である、
請求項1に記載の水準器。
【請求項3】
前記接続部は、前記取付部の平坦面に対して傾斜して設けられている、
請求項2に記載の水準器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、足場材に取り付け可能な水準器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築工事等において、建物の構造体および建物内に設置する棚並びに設備等の水平取付を確認するための器具として、気泡管を備えた水準器が知られている。
【0003】
また、建築工事現場等の屋内外における簡易的な作業足場材として、脚立が用いられている。例えば天井への設備器具の取付などの作業をする際には、作業スペースが限られるため、脚立の様な可搬型の簡易的な作業足場材が用いられる場合が多い。一方で、脚立の安定設置が不十分で、作業者が脚立ごと倒れることがあり、対策が望まれている。
【0004】
特許文献1には、左右の脚を複数の横杆(踏み桟)で接続した梯子状の脚体を2個備え、2個の脚体の上部を開閉可能に枢着した脚立において、設置面の高低差に応じて各脚を長さ調整可能な構成とし、脚立の安定設置を作業者が確認できるようにするために、踏み桟に水準器を併設した構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
登録実用新案第3019381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
水準器を脚立に取り付ける際には、水準器の破損防止の観点から、水準器を踏み板(踏み桟)の下面等に取り付けることが考えられる。しかしながら、水準器を踏み桟等の下面に取り付けた場合には、作業者が確認の都度、踏み桟の裏側をのぞき込む姿勢をとならければならない。このため、脚立の設置作業の作業性が低下する。また、水準器を踏み桟の下面に取り付けた場合には、作業者が脚立を昇り降りする際には、水準器が作業者の視界に入らない。このため、水準器を見ながら脚部の長さを調整して脚立を設置しても、脚立の昇り降りを繰り返すうちに脚立が傾いたときには、その傾きに気付かずに作業者が脚立に載り、バランスが崩れて脚立ごと転倒することがある。
【0007】
特許文献1に記載の脚立における水準器の取付構造では、互いに向き合う2個の脚体における踏み桟の1つに、内側下方向きに水準器を取り付けている。この水準器の取付位置は、踏み桟において作業者の足が掛るのを避ける位置ではあるが、水準器の形状から気泡管が踏み桟の内向き端面に密着するように取り付けざるを得ない。そうすると、脚立の向きによっては、気泡管が踏み桟の死角となる場合があり、脚立を上る前に作業者が水準器を見逃してしまう。つまり、このような水準器の設置では、作業者が脚立の傾きに気付くことができないため、脚立の転倒防止の対策としては不十分である。
【0008】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、足場材に取り付ける構成において、設置場所の自由度を向上させた使い勝手のよい水準器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る水準器は、気泡管と前記気泡管を支持する支持部材とを備えた水準器であって、前記支持部材には、足場材に取り付ける取付部と、前記気泡管を保持する保持部と、前記取付部と前記保持部とを接続する接続部と、が弾性材料により一体的に形成されている、ものである。
【0010】
本発明の他の態様に係る水準器は、前記水準器において、前記気泡管は、円筒形状を有し、前記取付部は、前記気泡管の円筒の中心軸線と平行な平坦面を有する板状である。
(【0011】以降は省略されています)

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