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公開番号2025105288
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223743
出願日2023-12-29
発明の名称ナビゲーションシステム
出願人株式会社オーイーシー
代理人個人,個人
主分類G01C 21/00 20060101AFI20250703BHJP(測定;試験)
要約【課題】ナビゲーション端末に搭載されている地図データを用いずに、車両を運転するユーザに必要な案内指示を行うナビゲーションシステムを提供する。
【解決手段】ナビゲーションファイルに、車両が走行する走行ルート上でかつナビゲーションが必要な位置の位置座標(位置情報)のみを格納する。ナビゲーション情報は3以上の位置座標からなり、これらの位置座標を直線で結ぶことで1つのルートを構成し、そのルート上を走行するように運転するユーザに案内指示を行う。案内指示の内容は、案内指示を行う位置座標を頂点とする2本の直線によって構成される角の角度によって決するか、当該角度のほかに、案内指示を行う位置の次の位置の位置座標を頂点とする2本の直線によって構成される角の角度と、案内指示を行う位置の位置座標及び案内指示を行う位置の次の位置の位置座標の離間距離との3要素によって決する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ナビゲーションファイルに格納されるナビゲーション情報に基づいて、ルート案内を必要とする利用者に必要な案内指示を行うナビゲーションシステムにおいて、
前記ナビゲーションファイルは、前記利用者が運転する車両が走行するルート上でかつナビゲーションが必要な位置における位置座標点のみが格納され、
前記ナビゲーション情報は3以上の位置座標点からなり、これらの位置座標点を順番に直線で結ぶことでルートを構成し、そのルート上を走行するように前記運転するユーザに案内指示を行うナビゲーションシステム。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記案内指示を行う位置の位置座標点における案内指示の内容は、
前記案内指示を行う位置の位置座標点と、その直近で案内指示を行った位置の位置座標点とを結ぶ直線及び前記案内指示を行う位置の位置座標点と、その次に案内指示を行う位置の位置座標点とを結ぶ直線とにより形成される角の角度によって決する請求項1に記載のナビゲーションシステム。
【請求項3】
前記案内指示を行う位置の位置座標点における案内指示の内容は、
前記案内指示を行う位置の位置座標点と、その直近で案内指示を行った位置の位置座標点とを結ぶ直線及び前記案内指示を行う位置の位置座標点と、その次に案内指示を行う位置の位置座標点とを結ぶ直線とにより形成される角の角度を第一角度とし、
前記案内指示を行う位置の位置座標点と、その次に案内指示を行う位置の位置座標点とを結ぶ直線及び前記案内指示を行う位置の次に案内指示を行う位置の位置座標点と、その次に案内指示を行う位置の位置座標点とを結ぶ直線とにより形成される角の角度を第二角度とし、
前記第一角度と、前記第二角度と、前記案内指示を行う位置の位置座標点及び前記案内指示を行う位置の次の位置の位置座標点の離間距離と、によって決する請求項1に記載のナビゲーションシステム。
【請求項4】
前記ルート上にある位置座標点における位置を通過した際に、ルート上の、当該位置座標点より前の位置座標点における位置を通過したものとみなし、ルートから除外する請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーションシステム、具体的には、ナビゲーション端末に搭載されている地図に含まれるリンク及びノード等で構成されるナビゲーション用の道路データ(道路ネットワーク)を用いずに、車両を運転するユーザに必要な案内指示を行うナビゲーションシステムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
車両用のナビゲーションシステムにおいて、目的地や経由地を指定することで、そこまでの経路を最短時間もしくは最適と思われるルートを案内することに主力が置かれている。その上で特許文献1のように、利用者の都合や判断で優先する走行指標の迅速な変更や、特許文献2のように、経由地点の評価値を設定することで最適ルートを算出するようなナビゲーションシステムが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-250718号公報
特開平08-201089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のナビゲーションシステムに共通していえることとして、ナビゲーション端末に搭載されているもしくはネットワーク経由でサーバーから取得した道路ネットワークを利用することを前提に構成されているため、様々な問題が生じている。
第一に、ナビゲーション端末に搭載されている道路ネットワークと、走行時点における道路状況とに相違が生じることが多々あり、ルート案内を適正に行うことができない場合がある。特に、ナビゲーション端末に搭載されている道路ネットワークを更新する術を持たない場合には、その相違が日々大きくなる。
第二に、複雑なルートや、同じ地点を走行する業務用車両(例えば、ゴミ回収のためのパッカー車等)の場合、走行順序を正しく伝達することができないため、ナビゲーションシステムの利用は不適と判断されていた。
【0005】
そこで、これらの問題を解決するためには、道路ネットワークを利用すること自体が問題であると考え、この道路ネットワークを用いずに、ルート案内を必要とする利用者に必要な案内指示を行うことができれば、これらの問題を解決することができることを知見し、本発明を完成させた。
本発明は、端末に搭載されている道路ネットワークデータを用いずに、ルート案内を必要とする利用者に必要な案内指示を行うナビゲーションシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、ナビゲーションファイルに格納されるナビゲーション情報に基づいて、ルート案内を必要とする利用者に必要な案内指示を行うナビゲーションシステムにおいて、前記ナビゲーションファイルは、前記利用者が運転する車両が走行するルート上でかつナビゲーションが必要な位置における位置座標点のみが格納され、前記ナビゲーション情報は3以上の位置座標点からなり、これらの位置座標点を順番に直線で結ぶことでルートを構成し、そのルート上を走行するように前記運転するユーザに案内指示を行うナビゲーションシステムである。
【0007】
本発明によれば、ナビゲーションファイルに格納されている情報はナビゲーションが必要な位置の位置座標のみであり、ナビゲーション端末に搭載されている道路ネットワークデータは用いない。
したがって、経時的に変化する道路ネットワークデータを更新するなど、新しい情報を追加する必要がなく、車両を運転するユーザに必要な案内指示を行うことができる。
特に、複雑なルートや、同じ地点を何度も奏功する業務用車両の場合であっても、位置座標の設定さえ適切に設定されていれば、ナビゲーションシステムとして利用することができる。
【0008】
位置座標は、プローブ情報における地理座標系をそのまま利用してもよく、また、地理座標系を、直交座標系等に置き換えてもよい。
ナビゲーションシステムでは、外部からプローブ情報(GNSS情報)を受信する受信端末、プローブ情報から車両の位置情報(経緯度)を抽出し、案内指示を行う座標との離間距離を求める離間距離演算部、案内指示の内容を判断し、ナビシステムの利用者に案内指示を行う案内部とを有している。
【0009】
請求項2に記載の発明は、前記案内指示を行う位置の位置座標点における案内指示の内容は、前記案内指示を行う位置の位置座標点と、その直近で案内指示を行った位置の位置座標点とを結ぶ直線及び前記案内指示を行う位置の位置座標点と、その次に案内指示を行う位置の位置座標点とを結ぶ直線とにより形成される角の角度によって決する請求項1に記載のナビゲーションシステムである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、前記案内指示を行う位置の位置座標点における案内指示の内容は、前記案内指示を行う位置の位置座標点と、その直近で案内指示を行った位置の位置座標点とを結ぶ直線及び前記案内指示を行う位置の位置座標点と、その次に案内指示を行う位置の位置座標点とを結ぶ直線とにより形成される角の角度を第一角度とし、前記案内指示を行う位置の位置座標点と、その次に案内指示を行う位置の位置座標点とを結ぶ直線及び前記案内指示を行う位置の次に案内指示を行う位置の位置座標点と、その次に案内指示を行う位置の位置座標点とを結ぶ直線とにより形成される角の角度を第二角度とし、前記第一角度と、前記第二角度と、前記案内指示を行う位置の位置座標点及び前記案内指示を行う位置の次の位置の位置座標点の離間距離と、によって決する請求項1に記載のナビゲーションシステムである。
(【0011】以降は省略されています)

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