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公開番号2024169878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023086704
出願日2023-05-26
発明の名称試験用継手
出願人丸一株式会社
代理人
主分類G01M 3/28 20060101AFI20241129BHJP(測定;試験)
要約【課題】漏水試験に用いられる試験用継手について、試験に使用した流体が配管外へと漏れることなく排出可能な試験用継手の提供、又は試験終了後における試験用治具の飛び出しを防止することが可能な試験用継手を提供する。
【解決手段】試験用継手1は、内部に配管と連通する流路を有する本体部2と、本体部2に取り付けられる試験用治具3とを備えている。本体部2は、流路上に試験用治具3が収納される収納部23と、収納部23と連通する取付口24とを有し、試験用治具3は、流路を閉塞する閉塞部31と、取付口24を閉塞する蓋部とを有している。試験用継手1は閉塞部31が流路を閉塞する第一の状態と、蓋部が取付口24の閉塞を維持した状態で、閉塞部31による流路の閉塞が解除される第二の状態と、蓋部による取付口24の閉塞が解除されて、試験用治具3が取付口24から取り外し可能な第三の状態と、を切り換え可能となっている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
配管内に流体を溜めて漏水試験を行う試験用継手であって、
前記漏水試験終了後において、
前記配管の外部に試験で使用した流体が漏れ出すことなく、試験区画外の配管へと排出可能であることを特徴とする試験用継手。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記配管に取り付け可能であって、内部に前記配管と連通する流路を有する本体部と、
前記本体部に取り付けられる試験用治具とを備え、
前記本体部は、前記流路上において前記試験用治具が収納される収納部と、前記収納部と連通する取付口とを有し、
前記試験用治具は、前記流路を閉塞する閉塞部と、前記取付口を閉塞する蓋部とを有し、
前記閉塞部が前記流路を閉塞する第一の状態と、
前記蓋部が前記取付口の閉塞を維持した状態で、前記閉塞部による前記流路の閉塞が解除される第二の状態と、
前記蓋部による前記取付口の閉塞が解除されて、前記試験用治具が前記取付口から取り外し可能な第三の状態と、を切り換え可能であることを特徴とする請求項1に記載の試験用継手。
【請求項3】
前記試験用治具を移動させる操作部を備え、
前記試験用治具は、前記操作部に加えられた操作により前記第一の状態と前記第二の状態と前記第三の状態とを切り換え可能であることを特徴とする請求項2に記載の試験用継手。
【請求項4】
前記本体部又は前記試験用治具のいずれか一方は、他方に向けて突出する突部を有し、他方は前記操作部に加えられた操作により前記突部が摺動する溝部を有し、
前記溝部は、
前記突部が配置された際に前記試験用継手が前記第一の状態となる第一の領域と、
前記突部が配置された際に前記試験用継手が前記第二の状態となる第二の領域と、
を具備することを特徴とする請求項3に記載の試験用継手。
【請求項5】
前記溝部は、
前記突部が配置された際に前記試験用継手が前記第三の状態となる第三の領域を具備することを特徴とする請求項4に記載の試験用継手。
【請求項6】
前記溝部は、
前記第二の領域と前記第三の領域との間に、所定以上の応力が加えられない限り前記突部が前記第二の領域から前記第三の領域へと移動することを防止する防止部を具備することを特徴とする請求項5に記載の試験用継手。
【請求項7】
前記第二の状態において、
前記試験用治具は前記取付口から取り出し不可能であることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか1つに記載の試験用継手。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配管の内部に水や空気等の流体を溜めることにより、配管の漏水の有無を確認する漏水試験に用いられる試験用継手に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、配管の漏水の有無を確認する漏水試験として、配管内に水を溜める満水試験と、配管内に空気を溜める満空試験が知られている。
上記満水試験を行う際には、試験用継手を用いて試験対象となる配管を堰き止めた後、試験用継手の上流側の配管内に水を溜めて試験区画内の配管の水位を確認する。そして、所定時間経過後に再び水位を確認し、水位に変動がなければ試験区画内の配管には漏水が無いと判断し、水位が下降していた場合には漏水が有ると判断する。
一方、上記満空試験を行う際には、試験用継手によって試験区間の配管を閉塞し、試験区間内の空気を加圧した上で、区間内の配管内の空気圧を測定する。そして、所定時間経過後に再び空気圧を確認し、空気圧に大きな変動がなければ漏水の恐れが無いと判断し、空気圧が所定以上下降していた場合には試験区間内の配管に漏水の恐れがあると判断する。
【0003】
特許文献1に記載の試験用継手は、配管に取り付けられる本体部と、本体部の内部に収納される試験用治具とを備えている。試験用治具は本体部の側面に形成された取付口から本体部内に挿入され、本体部内の流路を閉塞することで漏水試験を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7215799号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記試験用治具は本体部と外部とを連通する排水部が形成されており、漏水試験終了後には試験用治具を取り付けたまま、排水部より試験に使用した水や空気を配管外へと排出することが可能となっている。
しかし、漏水試験が満水試験である場合、排水部から排出された水は一度バケツ等で受けた後に別の場所に運び、廃棄しなければならず、作業が煩雑であった。特に、複数階層に亘る配管の漏水を試験する場合、試験に使用する水は大量となり、何回にも分けて廃棄する必要があった。
【0006】
ここで、特許文献1に記載の試験用継手においては、試験用治具を本体部から取り外すことで、試験に使用した水を本体部の下流側に接続された配管へと排出することもできる。この場合には水をバケツ等で受ける必要はなく、作業が容易となる。
しかし、上記排出方法においては、試験用治具を本体部から取り外す際に、水が取付口から配管外へと漏れてしまうという、新たな課題が生じる。
又、配管内に溜められた状態で試験用治具を取り外すと、溜められた水の圧力によって試験用治具が外れ方向に押し出され、取付口から飛び出してしまう恐れがある。
【0007】
尚、漏水試験が満空試験である場合にも、配管内において加圧された空気の圧力によって試験用治具が外れ方向に押し出され、取付口から飛び出してしまう恐れがある。
【0008】
本発明は上記課題を解決しようとするものであり、その目的は、水や空気等の流体を配管内に溜めて漏水の有無を確認する漏水試験に用いられる試験用継手について、試験に使用した流体が配管外へと漏れることなく排出可能な試験用継手の提供、又は試験終了後における試験用治具の飛び出しを防止することが可能な試験用継手を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、配管内に流体を溜めて漏水試験を行う試験用継手であって、
前記漏水試験終了後において、
前記配管の外部に試験で使用した流体が漏れ出すことなく、下流側へと排出可能であることを特徴とする試験用継手を特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
上記本発明によれば、漏水試験の終了後に流体が管体の外部に漏れ出すことがなくなり、好適に試験を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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