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公開番号2024109217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-14
出願番号2023013902
出願日2023-02-01
発明の名称磁気センサ
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人
主分類G01R 33/02 20060101AFI20240806BHJP(測定;試験)
要約【課題】低周波領域の磁界を高感度に検出可能な改良された磁気センサを提供する。
【解決手段】磁気センサ1は、磁気ギャップG1を介して配列された磁性体構造物10,20と、磁気ギャップG1によって形成される磁路上に配置された感磁素子R1と、環状構造を有する磁性体構造物30とをそなえる。磁性体構造物10,20は磁性体構造物30の領域31,32にそれぞれ固定され、励磁コイルC1,C2は磁性体構造物30の領域33,34にそれぞれ巻回される。これによれば、励磁コイルC1,C2に所定の周波数を有する電流を流すことにより、感磁素子R1から出力される検出信号を所定の周波数で変調することができることから、低周波領域の磁界を高感度に検出することが可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
磁気ギャップを介して配列された第1及び第2の磁性体構造物と、
前記磁気ギャップによって形成される磁路上に配置された感磁素子と、
第1及び第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域の間に並列に接続された第3及び第4の領域とを含む環状構造を有する第3の磁性体構造物と、
第1及び第2の励磁コイルと、を備え、
前記第1の磁性体構造物は、前記第3の磁性体構造物の前記第1の領域に固定され、
前記第2の磁性体構造物は、前記第3の磁性体構造物の前記第2の領域に固定され、
前記第1の励磁コイルは、前記第3の磁性体構造物の前記第3の領域に巻回され、
前記第2の励磁コイルは、前記第3の磁性体構造物の前記第4の領域に巻回される、磁気センサ。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記第1の励磁コイルと前記第2の励磁コイルは、互いに逆方向の磁界が発生するよう、直列に接続されている、請求項1に記載の磁気センサ。
【請求項3】
前記第1及び第2の励磁コイルに所定の周波数を有する電流を流す変調回路をさらに備える、請求項2に記載の磁気センサ。
【請求項4】
前記第3の磁性体構造物の前記第1の領域と前記第2の領域の間に配置された基板をさらに備え、
前記感磁素子は、前記基板上に搭載される、請求項1に記載の磁気センサ。
【請求項5】
前記第1の磁性体構造物は、前記第3の磁性体構造物の前記第1の領域に設けられた位置決め部によって位置決めされ、
前記第2の磁性体構造物は、前記第3の磁性体構造物の前記第2の領域に設けられた位置決め部によって位置決めされる、請求項1に記載の磁気センサ。
【請求項6】
前記第1の領域と前記第2の領域は、第1の方向に配列され、
前記第3の領域と前記第4の領域は、前記第1の方向と直交する第2の方向に配列され、
前記第1の領域は、前記第2の方向に配列され、前記第1及び第2の方向と直交する第3の方向における高さが前記第1の磁性体構造物よりも高い第1及び第2のシールド部を有し、これにより、前記第1の磁性体構造物の少なくとも一部は、前記第1及び第2のシールド部によって前記第2の方向から挟まれ、
前記第2の領域は、前記第2の方向に配列され、前記第3の方向における高さが前記第2の磁性体構造物よりも高い第3及び第4のシールド部を有し、これにより、前記第2の磁性体構造物の少なくとも一部は、前記第3及び第4のシールド部によって前記第2の方向から挟まれる、請求項1に記載の磁気センサ。
【請求項7】
前記第3の磁性体構造物は、磁性体からなる単一のブロックである、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の磁気センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は磁気センサに関し、特に、低周波領域の磁界を高感度に検出可能な磁気センサに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在、感磁素子を用いた磁気センサは様々な分野で利用されているが、極めて微弱な磁界を検出するためには、S/N比の高い磁気センサが必要となる。ここで、磁気センサのS/N比を低下させる要因として、1/fノイズが挙げられる。1/fノイズは、測定対象となる磁界の周波数成分が低いほど顕著となることから、例えば1kHz以下といった低周波領域の磁界を高感度に検出するためには、1/fノイズを低減させることが重要となる。
【0003】
1/fノイズを低減させた磁気センサとしては、特許文献1に記載された磁気センサが知られている。特許文献1に記載された磁気センサは、変調手段を用いて感磁素子の動作点を変調することによって、1/fノイズを低減させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2020-522696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された磁気センサにおいては、感磁素子自身のノイズも変調されてしまうという問題があった。
【0006】
本開示においては、低周波領域の磁界を高感度に検出可能な改良された磁気センサについて説明される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面による磁気センサは、磁気ギャップを介して配列された第1及び第2の磁性体構造物と、磁気ギャップによって形成される磁路上に配置された感磁素子と、第1及び第2の領域、並びに、第1の領域と第2の領域の間に並列に接続された第3及び第4の領域を含む環状構造を有する第3の磁性体構造物と、第1及び第2の励磁コイルとを備え、第1の磁性体構造物は第3の磁性体構造物の第1の領域に固定され、第2の磁性体構造物は第3の磁性体構造物の第2の領域に固定され、第1の励磁コイルは第3の磁性体構造物の第3の領域に巻回され、第2の励磁コイルは第3の磁性体構造物の第4の領域に巻回される。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、低周波領域の磁界を高感度に検出可能な改良された磁気センサが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の第1の実施形態による磁気センサ1の外観を示す略斜視図である。
図2は、磁気センサ1の略分解斜視図である。
図3は、磁性体構造物10,20とセンサチップ100を分離した状態を示す略分解斜視図である。
図4は、センサチップ100の構造を説明するための略斜視図である。
図5は、センサチップ100から磁性体層111,112を除去した状態を示す略斜視図である。
図6は、センサチップ100の主要部のXZ断面図である。
図7は、磁気センサ1の使用方法を説明するための模式図である。
図8は、磁気センサ1の効果を説明するためのグラフである。
図9は、本開示の第2の実施形態による磁気センサ2の外観を示す略斜視図である。
図10は、本開示の第3の実施形態による磁気センサ3の外観を示す略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら、本開示に係る技術の実施形態について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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