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公開番号
2024118761
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-02
出願番号
2023025226
出願日
2023-02-21
発明の名称
リチウム二次電池
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
10/052 20100101AFI20240826BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】サイクル特性に優れたリチウム二次電池を提供することを目的とする。
【解決手段】このリチウム二次電池は、正極20と、負極30と、前記正極と前記負極とを隔てるセパレータ10と、前記セパレータと前記負極との間の少なくとも一部に配置された固体電解質層40と、前記負極と前記正極の間のリチウムイオンの伝導を担う非水電解質と、を備え、前記固体電解質層40は、ガーネット型構造の固体電解質を含み、前記固体電解質層40の平均密度は、0.5g/cm
3
以上3.6g/cm
3
以下であり、充電時に前記負極30と前記固体電解質の間にリチウム金属が析出し、放電時に前記リチウム金属が溶解する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
正極と、
負極と、
前記正極と前記負極とを隔てるセパレータと、
前記セパレータと前記負極との間の少なくとも一部に配置された固体電解質層と、
前記負極と前記正極の間のリチウムイオンの伝導を担う非水電解質と、を備え、
前記固体電解質層は、ガーネット型構造の固体電解質を含み、
前記固体電解質層の平均密度は、0.5g/cm
3
以上3.6g/cm
3
以下であり、
充電時に前記負極と前記固体電解質の間にリチウム金属が析出し、放電時に前記リチウム金属が溶解する、リチウム二次電池。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記固体電解質層の平均密度は、0.7g/cm
3
以上3.0g/cm
3
以下である、請求項1に記載のリチウム二次電池。
【請求項3】
前記固体電解質層の平均厚みは、5μm以上30μm以下である、請求項1に記載のリチウム二次電池。
【請求項4】
前記ガーネット型構造の固体電解質は、前記固体電解質層の90質量%以上98質量%以下を占める、請求項1に記載のリチウム二次電池。
【請求項5】
前記ガーネット型構造の固体電解質の平均粒径は、0.1μm以上10μm以下である、請求項1に記載のリチウム二次電池。
【請求項6】
前記セパレータの前記固体電解質層と向き合う第1面の面積は、前記固体電解質層の前記セパレータと向き合う第2面の面積より大きい、請求項1に記載のリチウム二次電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リチウム二次電池に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウム二次電池は、高容量化を実現することができ、携帯電話やノートパソコン等のモバイルバッテリーから自動車用バッテリーや大型の電力貯蔵用バッテリーまで広く利用されている。
【0003】
リチウム二次電池は、電極を構成する材料内にリチウムイオンを挿入、脱離することで充放電を行うリチウムイオン二次電池とは異なり、リチウム金属が析出、溶解することで充放電を行う(例えば、特許文献1)。リチウム金属は極めて卑な電位を有するため、リチウム二次電池は高い理論エネルギー密度を実現できると期待されている。
【0004】
リチウム二次電池は、充電時に金属リチウムが析出する。金属リチウムは、析出開始点を根として樹状に析出する(デンドライトを形成する)場合がある。樹状に析出した金属リチウムは、リチウム二次電池の放電時に溶解する。樹状に析出した金属リチウムの枝の部分から金属リチウムが順に溶解すれば問題はないが、根元の部分が先に溶解する場合がある。この場合、根元を失った金属リチウムは電解液中に浮遊し、導通が取れなくなる。電解液中に浮遊する金属リチウムは、導通が取れないため、以降の充放電には寄与することができない。その結果、リチウム二次電池のサイクル特性は低減する。
【0005】
またリチウム二次電池の負極では、負極と電解液とが接することで負極表面に被膜が形成される副反応が生じる。この副反応では、電解液が分解する場合があり、この副反応もリチウム二次電池のサイクル特性の低下の原因となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平8-321310号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
電池のサイクル特性は重要なパラメータであり、特許文献1の方法に限らず、リチウム二次電池のサイクル特性を向上させる方法の開発が求められている。
【0008】
本開示は上記問題に鑑みてなされたものであり、サイクル特性に優れたリチウム二次電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)第1の態様にかかるリチウム二次電池は、正極と、負極と、前記正極と前記負極とを隔てるセパレータと、前記セパレータと前記負極との間の少なくとも一部に配置された固体電解質層と、前記負極と前記正極の間のリチウムイオンの伝導を担う非水電解質と、を備える。前記固体電解質層は、ガーネット型構造の固体電解質を含む。前記固体電解質層の平均密度は、0.5g/cm
3
以上3.6g/cm
3
以下である。リチウム二次電池は、充電時に前記負極と前記固体電解質の間にリチウム金属が析出し、放電時に前記リチウム金属が溶解する。
【0010】
(2)上記態様にかかるリチウム二次電池において、前記固体電解質層の平均密度は、0.7g/cm
3
以上3.0g/cm
3
以下でもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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