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公開番号
2024117458
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-29
出願番号
2023023574
出願日
2023-02-17
発明の名称
コイル装置
出願人
TDK株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
H01F
17/04 20060101AFI20240822BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高周波帯において、インピーダンスの周波数特性の広帯域化を可能とするコイル装置を提供すること。
【解決手段】コイル装置1は、ワイヤ2が巻回されてなる巻回部20を有する。巻回部20は、その巻軸に沿って巻回部20を複数の分割区画9aおよび9bに分割する少なくとも1つの境界領域8を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ワイヤが巻回されてなる巻回部を有し、
前記巻回部は、その巻軸に沿って前記巻回部を複数の分割区画に分割する少なくとも1つの境界領域を有するコイル装置。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記巻軸は、コイル装置の設置面に対して垂直に配置される請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記ワイヤは、複数の前記分割区画の少なくとも1つにおいて、前記巻軸に垂直な方向に積層されつつ、前記巻軸に沿って往復するように連続して巻回されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項4】
複数の前記分割区画は、前記境界領域を介して隣接する第1分割区画と第2分割区画とを有し、
前記第1分割区画における前記ワイヤの巻終端と、前記第2分割区画における前記ワイヤの巻始端とは、前記ワイヤの連結部を介して連続している請求項3に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記ワイヤは、前記連結部を介して、前記第1分割区画から前記第2分割区画へ向かって巻回されており、
前記第1分割区画では、前記巻回部は、その径方向に沿って奇数層で構成されている請求項4に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記ワイヤは、コイル装置の設置面に向かうように、前記第1分割区画の第1端から、前記第1端とは前記巻軸に沿って反対側の前記第2分割区画の第2端に向かって巻回されている請求項5に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記ワイヤは、前記巻回部から引き出された引出部をさらに有し、
前記引出部は、前記境界領域に隣接する位置で、複数の前記分割区画のいずれかにおいて、前記巻回部の径方向の最外層から引き出されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記ワイヤは、前記巻回部から引き出された引出部をさらに有し、
前記引出部は、複数の前記分割区画のいずれかにおいて、前記巻回部の径方向の最外層から引き出されており、
前記引出部が引き出された前記分割区画では、前記巻回部は、その径方向に沿って偶数層で構成されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項9】
前記巻回部が設けられる芯部を備えたコアをさらに有する請求項1または2に記載のコイル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コイル装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
インダクタなどのコイル装置には、ワイヤが螺旋状に巻回された巻回部が具備されている。従来から、ワイヤの巻回態様として、種々の巻回態様が提案されている(例えば特許文献1を参照)。一般的なコイル装置では、ワイヤは、巻芯の軸方向の第1端と第2端との間を往復するように連続して巻回される。すなわち、ワイヤは、巻芯の軸方向の第1端から第2端に向かって巻き始められ、第2端まで巻回されると、第2端から第1端に向かって逆方向に巻回される。このような態様でワイヤが巻回されることにより、径方向に複数の層を有する巻回部が形成される。
【0003】
しかしながら、従来のワイヤの巻回態様では、ワイヤの線間浮遊容量(各ターン間の浮遊容量)に起因して、高周波帯において、インピーダンスの周波数特性を広帯域で確保しにくいことが判明した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平4-246811号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、高周波帯において、インピーダンスの周波数特性の広帯域化を可能とするコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示のコイル装置は、
ワイヤが巻回されてなる巻回部を有し、
前記巻回部は、その巻軸に沿って前記巻回部を複数の分割区画に分割する少なくとも1つの境界領域を有する。
【0007】
本開示のコイル装置では、巻回部が、その巻軸に沿って巻回部を複数の分割区画に分割する少なくとも1つの境界領域を有する。そのため、巻回部は、少なくとも1つの境界領域によって、巻軸に沿って、第一の分割区画、第二の分割区画、・・・、第nの分割区画(n≧2)に分割される。このように、巻回部が複数の分割区画に分割されることにより、例えば、第一の分割区画のいずれかのターンと、第二の分割区画のいずれかのターンとの間で、線間浮遊容量を低減することが可能となる。これにより、高周波帯において、インピーダンスの周波数特性の広帯域化を図ることができる。
【0008】
前記巻軸は、コイル装置の設置面に対して垂直に配置されてもよい。
【0009】
前記ワイヤは、複数の前記分割区画の少なくとも1つにおいて、前記巻軸に垂直な方向に積層されつつ、前記巻軸に沿って往復するように連続して巻回されていてもよい。
【0010】
複数の前記分割区画は、前記境界領域を介して隣接する第1分割区画と第2分割区画とを有し、前記第1分割区画における前記ワイヤの巻終端と、前記第2分割区画における前記ワイヤの巻始端とは、前記ワイヤの連結部を介して連続していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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