TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024119484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023026411
出願日2023-02-22
発明の名称コイル装置
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類H01F 27/08 20060101AFI20240827BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】優れた放熱性を有し、第1コアと第2コアとの間にギャップが形成された場合において損失を低減することが可能なコイル装置を提供すること。
【解決手段】コイル装置1は、コイル4と、コイル4が設けられるボビン2と、相互に対向するようにボビン2に取り付けられる第1コア6aおよび第2コア7aと、第1コア6aに取り付けられる放熱板8a1と、を有する。第1コア6aは、ベース部61と、ベース部61から突出し、ギャップGを介して第2コア7aと対向する外脚部62とを有する。外脚部62の側面62sと第2コア7aの側面72sとの間には、ギャップGのギャップ側方部G1が形成されている。放熱板8a1は、ギャップ側方部G1の少なくとも一部が開放されるように、ベース部61および外脚部62の少なくとも一方を覆っている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
コイルと、
前記コイルが設けられるボビンと、
相互に対向するように前記ボビンに取り付けられる第1コアおよび第2コアと、
前記第1コアに取り付けられる第1放熱板と、を有し、
前記第1コアは、第1ベース部と、前記第1ベース部から突出し、ギャップを介して前記第2コアと対向する第1外脚部とを有し、
前記第1外脚部の第1側面と前記第2コアの第2側面との間には、前記ギャップのギャップ側方部が形成されており、
前記第1放熱板は、前記ギャップ側方部の少なくとも一部が開放されるように、前記第1ベース部および前記第1外脚部の少なくとも一方を覆っているコイル装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1放熱板は、前記第1側面に沿って延在する側部を有し、
前記側部は、前記ギャップ側方部の全部が開放されるように、前記第1側面を覆っている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記側部は、前記第1外脚部の軸方向に沿って、前記ギャップ側方部から離間した位置に配置されている請求項2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記第1放熱板は、前記第1側面に沿って延在する側部を有し、
前記側部は、前記ギャップ側方部の一部が開放されるように、前記第1側面および前記ギャップ側方部を覆っている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記側部は、前記第1側面に当接している請求項2~4のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項6】
前記第1放熱板は、前記第1側面に沿って延在する側部を有し、
前記側部は、第1部分と、前記第1部分よりも前記第2コアに近接する第2部分とを有し、
前記第2部分は、前記ギャップ側方部の少なくとも一部が開放されるように、前記第2側面および前記ギャップ側方部を覆っている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記第1部分と前記第2部分とは、段差形成部を介して接続されている請求項6に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記第1部分は、前記第1側面に当接しており、
前記第2部分は、前記第2部分と前記ギャップ側方部との間に隙間が形成されるように前記ギャップ側方部から離間しているとともに、前記第2部分と前記第2側面との間に隙間が形成されるように前記第2側面から離間している請求項7に記載のコイル装置。
【請求項9】
前記第1放熱板は、前記第1側面に沿って延在する側部を有し、
前記側部は、第1部分と、前記第1部分よりも前記第2コアに近接する第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間に介在する第3部分とを有し、
前記第3部分は、前記ギャップ側方部の少なくとも一部が開放されるように、前記ギャップ側方部を覆っている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項10】
前記第1部分と前記第3部分とは、第1段差形成部を介して接続されており、
前記第2部分と前記第3部分とは、第2段差形成部を介して接続されている請求項9に記載のコイル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、例えばトランスとして用いられるコイル装置には、放熱性を向上させるための手段として、放熱板が具備される場合がある。特許文献1のコイル装置では、相互に対向するようにボビンに取り付けられた第1コアおよび第2コア(ともにE型コア)を覆うように、放熱板が第1コアおよび第2コアに取り付けられている。
【0003】
ところで、インダクタンス値の調整あるいは磁気飽和の防止の観点から、第1コアの第1外脚部と第2コアの第2外脚部との間には、ギャップが形成される場合がある。この場合、第1コアおよび第2コアを覆うように、第1コアおよび第2コアに放熱板を取り付けると、コイル装置の損失が大きくなり、コイル装置の効率が低下することが判明した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-036194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、優れた放熱性を有し、第1コアと第2コアとの間にギャップが形成された場合において損失を低減することが可能なコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
コイルと、
前記コイルが設けられるボビンと、
相互に対向するように前記ボビンに取り付けられる第1コアおよび第2コアと、
前記第1コアに取り付けられる第1放熱板と、を有し、
前記第1コアは、第1ベース部と、前記第1ベース部から突出し、ギャップを介して前記第2コアと対向する第1外脚部とを有し、
前記第1外脚部の第1側面と前記第2コアの第2側面との間には、前記ギャップのギャップ側方部が形成されており、
前記第1放熱板は、前記ギャップ側方部の少なくとも一部が開放されるように、前記第1ベース部および前記第1外脚部の少なくとも一方を覆っている。
【0007】
本発明に係るコイル装置では、第1放熱板が、ギャップ側方部の少なくとも一部が開放されるように、第1ベース部および第1外脚部の少なくとも一方を覆っている。この場合、第1放熱板の取付に起因して、ギャップ側方部が、第1放熱板によって完全に塞がれることがない。そのため、ギャップ側方部上において、ギャップ側方部で発生する磁場の影響が第1放熱板に及びにくくなり、第1放熱板に渦電流が発生しにくくなると考えられる。これにより、コイル装置の損失を低減することが可能となり、コイル装置の効率を向上させることができる。また、第1コアの熱が第1放熱板に伝熱されるため、コイル装置の放熱性を高めることができる。
【0008】
前記第1放熱板は、前記第1側面に沿って延在する側部を有し、前記側部は、前記ギャップ側方部の全部が開放されるように、前記第1側面を覆っていてもよい。この場合、ギャップ側方部は、側部によって、一切塞がれることがない。そのため、ギャップ側方部上において、ギャップ側方部で発生する磁場の影響が側部に及ぶことがなく、側部における渦電流の発生を防止し、損失を低減することができる。
【0009】
前記側部は、前記第1外脚部の軸方向に沿って、前記ギャップ側方部から離間した位置に配置されていてもよい。この場合、第1側面上において、ギャップ側方部で発生する磁場の影響が側部に及びにくくなり、側部における渦電流の発生を防止し、損失を低減することができる。
【0010】
前記第1放熱板は、前記第1側面に沿って延在する側部を有し、前記側部は、前記ギャップ側方部の一部が開放されるように、前記第1側面および前記ギャップ側方部を覆っていてもよい。この場合、第1放熱板の取付に起因して、ギャップ側方部が、側部によって完全に塞がれることがない。そのため、ギャップ側方部上において、ギャップ側方部で発生する磁場の影響が側部に及びにくくなり、側部における渦電流の発生を防止し、損失を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

TDK株式会社
磁性部品
10日前
TDK株式会社
電子部品
17日前
TDK株式会社
磁気センサ
11日前
TDK株式会社
音響デバイス
17日前
TDK株式会社
積層型電子部品
10日前
TDK株式会社
積層型フィルタ装置
18日前
TDK株式会社
磁気コアおよび磁性部品
10日前
TDK株式会社
位置検出装置、レンズモジュールおよび撮像装置
16日前
TDK株式会社
積層コンデンサ
17日前
TDK株式会社
セラミック電子部品
12日前
個人
電波吸収体
5日前
愛知電機株式会社
変圧器
3日前
個人
タワー式増設端子台
18日前
電建株式会社
端子金具
10日前
SMK株式会社
コネクタ
10日前
富士電機株式会社
半導体装置
10日前
桑野工業株式会社
同軸プラグ
23日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
10日前
株式会社水素パワー
接続構造
5日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
5日前
株式会社カネカ
接着加工装置
5日前
株式会社カネカ
接着加工装置
5日前
日機装株式会社
半導体発光装置
3日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
10日前
TDK株式会社
電子部品
17日前
株式会社村田製作所
コイル部品
3日前
三菱電機株式会社
アンテナ装置
24日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
17日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
日本航空電子工業株式会社
接続器
17日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
株式会社三桂製作所
耐火コネクタ
16日前
株式会社島津製作所
X線撮影装置
10日前
続きを見る