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公開番号2024113545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-22
出願番号2023018612
出願日2023-02-09
発明の名称経路案内システム
出願人中国電力株式会社
代理人個人
主分類G01C 21/34 20060101AFI20240815BHJP(測定;試験)
要約【課題】街灯による明るさについての正確な情報に基づいて経路を検索し、安全性が十分に高い最適な経路を案内することのできる経路案内システムを提供する。
【解決手段】経路案内システム1は、利用者に対し、出発地から目的地までの経路を案内する経路案内システムであって、利用者の携帯端末17から送信された出発地と、目的地を少なくとも取得する取得部4と、道路を含む地図に関する地図情報が格納される地図情報格納部9と、経路を検索するための経路情報が格納される経路情報格納部10と、地図情報と、経路情報に基づいて経路を決定する経路決定部5と、決定される経路を出力する出力部7を備え、経路情報は、出発地と目的地が含まれる地域に設置される街灯についての街灯情報を含み、街灯情報は、街灯の明るさについての明るさ情報を含んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
利用者に対し、出発地から目的地までの経路を案内する経路案内システムであって、
前記利用者の端末から送信された前記出発地と、前記目的地を少なくとも取得する取得部と、
道路を含む地図に関する地図情報が格納される地図情報格納部と、
前記経路を検索するための経路情報が格納される経路情報格納部と、
前記地図情報と、前記経路情報に基づいて前記経路を決定する経路決定部と、
決定される前記経路を出力する出力部を備え、
前記経路情報は、前記出発地と前記目的地が含まれる地域に設置される街灯についての街灯情報を含み、
前記街灯情報は、前記街灯の明るさについての明るさ情報を含むことを特徴とする経路案内システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記明るさ情報は、前記街灯が備える照明具の型式と、この照明具の出力と、前記地図上において前記街灯が設置される位置を示す街灯位置座標と、前記照明具の明るさを評価する明るさ評価点とが、前記街灯を識別するための識別番号に関連付けされる街灯識別情報を含み、
前記明るさ評価点は、前記照明具の前記型式又は前記照明具の前記出力に基づいて求められることを特徴とする請求項1に記載の経路案内システム。
【請求項3】
前記経路決定部は、前記街灯情報に加えて、
前記地域における犯罪及び事故についての犯罪等情報と、前記道路における交通量についての交通量情報と、前記地域に存在する店舗についての店舗情報と、前記地域に設置されるカメラについてのカメラ情報のうちの少なくともいずれかに基づいて、前記経路を決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の経路案内システム。
【請求項4】
前記取得部は、前記利用者が、前記犯罪等情報と、前記交通量情報と、前記カメラ情報のうちから選択する優先情報を取得し、
前記経路決定部は、前記明るさ情報と、前記優先情報に基づいて、前記経路を決定することを特徴とする請求項3に記載の経路案内システム。
【請求項5】
前記経路決定部を備える制御部と、前記犯罪等情報を格納する犯罪等情報格納部と、前記交通量情報を格納する交通量情報格納部と、前記店舗情報を格納する店舗情報格納部と、前記カメラ情報を格納するカメラ情報格納部と、前記利用者の個人情報を格納する個人情報格納部を備え、
前記取得部は、前記利用者が、
前記街灯情報について新たに提供する提供街灯情報と、
前記犯罪等情報について新たに提供する提供犯罪等情報と、
前記交通量情報について新たに提供する提供交通量情報と、
前記店舗情報について新たに提供する提供店舗情報と、
前記カメラ情報について新たに提供する提供カメラ情報を、それぞれ取得し、
前記制御部は、前記提供街灯情報と、前記提供犯罪等情報と、前記提供交通量情報と、前記提供店舗情報と、前記提供カメラ情報を、前記経路情報格納部と、前記犯罪等情報格納部と、前記交通量情報格納部と、前記店舗情報格納部と、前記カメラ情報格納部にそれぞれ格納することを特徴とする請求項3に記載の経路案内システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、目的地から出発地までの経路を案内する経路案内システムに係り、特に、経路に設置される街灯の明るさに基づいて、経路を決定する経路案内システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、目的地から出発地までの複数の経路のうち、最適な経路を案内する経路案内システムが多く利用されている。この最適な経路の決定は、経路の最短距離や、交通機関の運賃等に基づいてなされるのが一般的である。しかし、従来の経路案内システムには、経路における明るさの観点から、最適な経路を検索する機能は搭載されておらず、特に子供や高齢者といった犯罪弱者にとって、安全性が十分に高いとまではいえなかった。
そこで、近年、経路における明るさの観点に基づいて、最適な経路を決定するための技術が開発されており、それに関して既に発明が開示されている。
【0003】
特許文献1には「経路案内システム、経路案内方法、および、コンピュータプログラム」という名称で、日没時に暗がりが発生する場所を避ける経路を優先して探索する経路案内システムに関する発明が開示されている。
以下、特許文献1に開示された発明について説明する。特許文献1に開示された発明は、経路案内システムであって、利用者の現在位置を表す現在位置情報を取得する現在位置取得部と、出発地と、目的地とを取得する起終点取得部と、出発地から目的地までの安全性の高い経路を探索する経路探索部と、利用者に対して経路を案内すると共に、現在位置が安全性の低い場所である場合に、安全性の低い場所である旨を利用者に対して提示する案内部と、日没時に暗がりが発生する場所を記憶する暗がり記憶部と、を備え、経路探索部は、日没後は、暗がりが発生する場所を避ける経路を優先して探索することによって、安全性の高い経路を探索することを特徴とする。
このような特徴を有する発明において、暗がりの場所とは、街灯および明かりのある施設の間隔が所定の距離以上である場所や、施設等の地物の場所であると定義されている。経路探索部は、このような暗がりの場所を通過する経路のリンクコストを増加させることで、暗がりの場所を避ける経路を優先して探索する。よって、特許文献1に開示された発明によれば、特に犯罪弱者にとって安全性の高い経路を探索することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-20989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された発明においては、街灯および明かりのある施設の間隔等に注目して、暗がりの場所を定義している。しかしながら、街灯による明るさは、照明具の種類(例えば、蛍光灯か、LEDランプか)や、性能(例えば、ワット数や、照明具から放出されるすべての光の量)によって様々に異なっていることから、街灯の間隔にのみ注目したのでは、暗がりであると判断される場所の正確性に欠けるおそれがある。
そのため、実際には暗がりであるのに、暗がりでないとされる場所を含む経路が探索結果として出力される場合が考えられる。したがって、特許文献1に開示された発明によっても、利用者の安全性を確保できないおそれがある。
【0006】
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、街灯による明るさについての正確な情報に基づいて経路を検索し、安全性が十分に高い最適な経路を案内することのできる経路案内システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、第1の発明は、利用者に対し、出発地から目的地までの経路を案内する経路案内システムであって、利用者の端末から送信された出発地と、目的地を少なくとも取得する取得部と、道路を含む地図に関する地図情報が格納される地図情報格納部と、経路を検索するための経路情報が格納される経路情報格納部と、地図情報と、経路情報に基づいて経路を決定する経路決定部と、決定される経路を出力する出力部を備え、経路情報は、出発地と目的地が含まれる地域に設置される街灯についての街灯情報を含み、街灯情報は、街灯の明るさについての明るさ情報を含むことを特徴とする。
【0008】
このような構成の発明において、経路案内システムは、1台または複数台のコンピュータで構成される。前者の場合、取得部と、地図情報格納部と、経路情報格納部と、経路決定部と、出力部のすべてが、1台のコンピュータに備えられる。後者の場合、例えば、地図情報格納部と、経路情報格納部の少なくともいずれかが、2台以上のコンピュータに備えられることになる。
【0009】
また、街灯の明るさについての明るさ情報として、例えば、経路に沿って設置される街灯の合計設置数や、この合計設置数を経路の距離で割った平均設置数のほか、街灯が備える照明具の出力(例えば、ワット数や全光束(単位:ルーメン))を採用することが考えられる。
【0010】
上記構成の発明においては、取得部が出発地と目的地を取得すると、経路決定部が、地図情報格納部を参照し、例えば、複数の道路を経路候補として抽出する。そして、経路決定部は、経路情報格納部を参照し、地域のうち、各経路候補を含む複数の区域毎に設置される街灯の明るさ情報を抽出し、複数の経路候補のうちで抽出した明るさ情報の程度が最大になる経路候補を最適な経路として決定する。その後、出力部が、決定される最適な経路を利用者へ通知する。
(【0011】以降は省略されています)

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