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公開番号2024098599
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-24
出願番号2023002180
出願日2023-01-11
発明の名称回路基板の検査方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G01B 21/02 20060101AFI20240717BHJP(測定;試験)
要約【課題】回路基板の検査精度の向上に寄与可能な検査方法を実現する。
【解決手段】本開示の一態様に係る回路基板(1)の検査方法は、素子と、素子上に塗布される放熱材と、を備える回路基板の検査方法であって、回路基板(1)は、放熱材(5)が塗布された被塗布素子(3)と、被塗布素子(3)の周辺に複数配置され、放熱材が塗布されていない未塗布素子(4)と、を備え、複数の未塗布素子(4)の高さが等しく、複数の未塗布素子(4)の上面を計測基準面として、被塗布素子(3)に塗布された放熱材(5)の高さを計測し、計測値が予め設定された高さ以上か否かを判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
素子と、前記素子上に塗布される放熱材と、を備える回路基板の検査方法であって、
前記回路基板は、
前記放熱材が塗布された被塗布素子と、
前記被塗布素子の周辺に複数配置され、前記放熱材が塗布されていない未塗布素子と、
を備え、
複数の前記未塗布素子の高さが等しく、
前記複数の未塗布素子の上面を計測基準面として、前記被塗布素子に塗布された放熱材の高さを計測し、計測値が予め設定された高さ以上か否かを判定する、回路基板の検査方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、回路基板の検査方法に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
回路基板は、発熱部品である素子の放熱性を確保するために、素子上に放熱パテなどの放熱材が塗布された構成とされている。このとき、放熱材の高さを保証するために、放熱材の高さが計測されるが、例えば、図３に示すように、基板１０１の上面を計測基準面として、素子１０２上に塗布された放熱材１０３の高さを計測している。
【０００３】
ちなみに、特許文献１の三次元計測装置は、計測手段の高さを調整し、１つの検査範囲内の最も低い位置にあるクリーム半田から、最も高い位置にあるクレーム半田までの高さ範囲について、適切な合焦状態で撮像された画像データを用いて三次元計測を行う構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第７０００３８０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
図３に示すように、基板１０１に反りが発生している場合がある。そして、計測対象の放熱材１０３が塗布された素子１０２の近傍に他の素子が密集し、素子１０２の近傍に計測基準面を設定できない場合がある。
【０００６】
そのため、基板１０１の上面を計測基準面として放熱材１０３の高さを計測する場合、真値（即ち、実際の放熱材１０３の塗布高さ）に対して計測値に反り量分の誤差が含まれてしまい、回路基板を精度良く検査することができない場合がある。
【０００７】
本開示は、回路基板の検査精度の向上に寄与する検査方法を実現する。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示の一態様に係る回路基板の検査方法は、素子と、前記素子上に塗布される放熱材と、を備える回路基板の検査方法であって、
前記回路基板は、
前記放熱材が塗布された被塗布素子と、
前記被塗布素子の周辺に複数配置され、前記放熱材が塗布されていない未塗布素子と、
を備え、
複数の前記未塗布素子の高さが等しく、
複数の前記未塗布素子の上面を計測基準面として、前記被塗布素子に塗布された放熱材の高さを計測し、計測値が予め設定された高さ以上か否かを判定する。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、回路基板の検査精度の向上に寄与可能な検査方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
（ａ）は、実施の形態の回路基板をＺ軸＋側から見た図であり、（ｂ）は、実施の形態の回路基板のＸＺ断面図である。
実施の形態の回路基板の検査方法の流れを示すフローチャート図である。
一般的な放熱材の高さを計測するための計測基準面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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