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公開番号2024094562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211190
出願日2022-12-28
発明の名称携帯端末
出願人株式会社デンソーウェーブ
代理人個人,個人
主分類G01S 13/74 20060101AFI20240703BHJP(測定;試験)
要約【課題】 読み取りが行えない無線タグに近づくことができる携帯端末を提供する。
【解決手段】 無線タグリーダ10は、通信処理部13と、無線タグから送信された識別情報、時刻、電波強度を記憶する記憶部12と、を備える。探索目標の無線タグの近くにある電波強度が近似する無線タグを、記憶された識別情報、時刻、電波強度に基づき推定し(S38、S39)、推定した無線タグを探索し(S42)、探索目標の無線タグに近づいたことを報知する(S44)。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
無線タグとの通信を行う通信部と、
無線タグから送信された識別情報、時刻、電波強度を記憶する記憶部と、を備えた携帯端末であって、
探索目標の無線タグの近くにある無線タグを、前記記憶手段に記憶された前記識別情報、前記時刻、前記電波強度に基づき推定する推定手段と、
前記推定手段で推定した無線タグを探索することで、前記探索目標の無線タグに近づいたことを報知する報知手段と、を有することを特徴とする携帯端末。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1の携帯端末であって
前記推定手段は、前記探索目標の無線タグの近くにある無線タグを、
当該無線タグが読み取れた時刻が、前記探索目標の無線タグが読み取れた時間から所定値以内の短時間内であって、且つ、当該無線タグの電波強度が、前記探索目標の無線タグが読み取れた電波強度から所定値以内の近似する強度であることに基づき推定する。
【請求項3】
請求項2の携帯端末であって
前記推定手段は、前記探索目標の無線タグの近くにある無線タグを複数、前記記憶手段に記憶された前記識別情報、前記時刻、前記電波強度に基づき推定し、
前記報知手段は、前記推定手段で推定した複数の無線タグを探索することで、前記探索目標の無線タグに近づいたことを報知することを特徴とする携帯端末。
【請求項4】
請求項1の携帯端末であって
前記推定手段は、前記探索目標の無線タグの近くにある電波強度最大の無線タグを、前記記憶手段に記憶された前記識別情報、前記時刻、前記電波強度に基づき推定し、
前記報知手段は、前記推定手段で推定した電波強度最大の無線タグを探索することで、前記探索目標の無線タグに近づいたことを報知することを特徴とする携帯端末。
【請求項5】
請求項4の携帯端末であって
前記推定手段は、前記探索目標の無線タグの近くにある電波強度最大の無線タグを、
当該無線タグが読み取れた時刻が、前記探索目標の無線タグが読み取れた時間から所定値以内の短時間内であって、且つ、電波強度最大であることに基づき推定する。
【請求項6】
請求項1~請求項5のいずれか1の携帯端末であって、
在庫のマスターデータとの照合を行い、読み取れた無線タグの消込みを行える消込み手段を備え、
読み取れない無線タグを前記探索目標の無線タグとし、前記推定手段が、前記探索目標の無線タグの近くにある無線タグを、前記記憶手段に記憶された前記識別情報、前記時刻、前記電波強度に基づき推定することを特徴とする携帯端末。
【請求項7】
請求項1~請求項5のいずれか1の携帯端末であって、
表示器を備え、
前記報知手段は、前記探索目標の無線タグに近づいたことを、前記探索目標の無線タグの近くにある無線タグの電波強度が高くなったことを前記表示器に表示することで報知することを特徴とする携帯端末。
【請求項8】
請求項1~請求項5のいずれか1の携帯端末であって、
音声装置を備え、
前記報知手段は、前記探索目標の無線タグに近づいたことを、前記探索目標の無線タグの近くにある無線タグの電波強度が高くなったことを前記音声装置で音声出力することで報知することを特徴とする携帯端末。
【請求項9】
請求項1~請求項5のいずれか1の携帯端末であって、
前記推定手段は、探索目標の無線タグの近くにある同一又は近似する大きさの無線タグを、前記記憶手段に記憶された前記識別情報、前記時刻、前記電波強度に基づき推定する
【請求項10】
請求項4又は請求項5の携帯端末であって、
前記推定手段は、前記探索目標の無線タグの近くにある電波強度最大の無線タグを、
前記探索目標の無線タグが、以前に読み取りが行えなかった場合、及び/又は、電波強度が設定された閾値よりも低い場合に推定することを特徴とする携帯端末。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線タグを検知する無線タグリーダから成る携帯端末に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
無線タグを使用した商品管理が普及しつつあり、棚卸しの高速化だけでなく、商品のピックアップにも活用するニーズが高まりつつある。無線タグを使用した棚卸しは、無線タグリーダで読み取れた無線タグを在庫データから消込むことで行われる。商品のピックアップは、例えば、顧客から求められた商品を、当該商品に付けられた無線タグを無線タグリーダで探索することで行われる。対象無線タグに対する探索は一般に行われているが、一時的に読めなかった無線タグの探索はできていない。また、電波の届かないところの無線タグも探索できない。
【0003】
特許文献1には、RFID無線タグを用いた探索システムが開示されている。特許文献2には、限界電波強度に対応する距離を算出し、算出された距離を表示する無線タグリーダによる探索方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-063178号公報
特開2016-170046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
棚卸時に読めなかった無線タグを検索することは多いが、そもそも読めていないので、探索自体行えないことが多い。また、電波の届かないところの無線タグの探索も使用者が移動し、ある程度近づくことで探索は可能であるが、広い場所での探索では目安がないため効率が悪い。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、読み取りが行えない無線タグに近づくことができる携帯端末を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、無線タグとの通信を行う通信部(13)と、無線タグから送信された識別情報、時刻、電波強度を記憶する記憶部(12)とを備えた携帯端末(10)であって、
探索目標の無線タグの近くにある無線タグを、前記記憶手段に記憶された前記識別情報、前記時刻、前記電波強度に基づき推定する推定手段(11、S38、S39)と、前記推定手段で推定した無線タグを探索することで(S42)、前記探索目標の無線タグに近づいたことを報知する報知手段(17、S44)と、を有することを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明の効果】
【0008】
棚卸時に無線タグが重なる、或いは、金属部材と接触すること等で無線タグが読めない状態になると、その無線タグを探す必要がある。しかし、そもそも読めていないその無線タグを対象とした探索は行えない。
請求項1の発明では、過去の履歴により探索目標の無線タグの近くの無線タグを探索対象(推定した無線タグ)とし、探索目標の無線タグの近くの無線タグに近づいたことを報知する。これにより、過去に読めた目標の無線タグが読めない状態になっても、作業者は、過去に探索目標の無線タグのあった場所にたどり着くことができる。そして、作業者は、探索目標の無線タグの付いた商品を目視により確認し、探索目標の無線タグの付いた商品を移動させることで、無線タグの重なりを無くし、或いは、金属部材と接触しないようにして、探索目標の無線タグを携帯端末で読み取れるようにできる。また、電波の送受範囲外の無線タグに対しても目安を持って探索可能である。更に、加速度センサ、GPS等の位置検出装置を備えなくても携帯端末が探索目標の無線タグを読み取ることができる。
【0009】
請求項2の携帯端末は、探索目標の無線タグの近くにある無線タグを、当該無線タグが読み取れた時刻が、探索目標の無線タグが読み取れた時間から所定値以内の短時間内であって、且つ、当該無線タグの電波強度が、探索目標の無線タグが読み取れた電波強度から所定値以内の近似する強度であることに基づき推定する。即ち、目標の無線タグを読んだ前後数百ミリ秒以内に読んだ無線タグであれば、携帯端末は移動しておらず、向きも変わっていない。そして、電波強度も近似していれば、目標の無線タグの近辺にあると考えられる。過去に読めた目標の無線タグが読めない状態になっても、近辺の無線タグを検索することで、作業者は、目標の無線タグ近くにたどり着くことができ、目標の無線タグを見つけ出すことが可能になる。
【0010】
請求項3の携帯端末は、探索目標の無線タグの近くにある無線タグを複数、記憶手段に記憶された識別情報、時刻、電波強度に基づき推定する。そして、報知手段が、推定した複数の無線タグを探索することで、探索目標の無線タグに近づいたことを報知する。近辺の無線タグを複数検索し、複数の内の何れかの無線タグを見つけ出すことで、読取可能な範囲が広がり目標の無線タグ近くに効率的にたどり着くことができ、目標の無線タグを見つけ出すことが可能になる。倉庫等の広い場所での探索で電波到達範囲が狭く(数メートル)目標無線タグの読取可能範囲が相対的に狭い場合でも、複数無線タグを探索することで読取可能範囲が広がり、探索の効率が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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