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公開番号2024099380
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2023003287
出願日2023-01-12
発明の名称検査装置及び検査方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G01N 35/02 20060101AFI20240718BHJP(測定;試験)
要約【課題】複数のプレートに対する給液工程、反応工程、及び測定工程を含む一連工程を簡素な一装置構成で連続プロセスとして効率良く行う。
【解決手段】検査装置は、測定部10と、給液工程が行われる位置に対応する給液領域22と、反応工程が完了したプレート80が配置される位置に対応する中継領域23と、異なる位置に複数のプレート80が載置される被載置部44を有し、被載置部44に載置された複数のプレート80のうち選択されたプレート80が異なる時刻に給液領域と中継領域に位置するように被載置部を移動させる第1の搬送部40と、中継領域23に位置する選択されたプレート80を測定部10に搬送する第2の搬送部50とを備え、選択されたプレート80に対して行われる給液工程は、複数のプレート80のうち選択されたプレート80以外の少なくとも1つのプレート80に対して行われる反応工程と並列に行われる期間を少なくとも含んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プレートが有する貯留部に所定の薬液を供給する給液工程と前記薬液が貯留されたプレートに対して反応工程と測定工程とを行う検査装置であって、
前記測定工程が行われる測定部と、
前記給液工程において前記貯留部に所定の液体が供給される給液工程が行われる位置に対応する給液領域と、
前記反応工程が完了した前記プレートが配置される位置に対応する中継領域と、
異なる位置に複数のプレートが載置される被載置部を有し、前記被載置部に載置された前記複数のプレートのうち選択されたプレートが異なる時刻に前記給液領域と前記中継領域に位置するように前記被載置部を移動させる第1の搬送部と、
前記中継領域に位置する前記選択されたプレートを前記測定部に搬送する第2の搬送部と、
を備え、
前記選択されたプレートに対して行われる前記給液工程は、前記複数のプレートのうち前記選択されたプレート以外の少なくとも1つの前記プレートに対して行われる前記反応工程と並列に行われる期間を少なくとも含んでいることを特徴とする検査装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記第1の搬送部は、前記複数のプレートが載置された異なる位置に沿って延在する請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記第1の搬送部が前記被載置部を移動する方向は、前記第2の搬送部が前記選択されたプレートを搬送する方向と交差する請求項1または2に記載の検査装置。
【請求項4】
前記被載置部に前記プレートを載置する載置工程が行われる位置に対応する載置領域をさらに有する請求項1または2に記載の検査装置。
【請求項5】
前記載置領域、前記給液領域、及び、前記中継領域は、前記第1の搬送部が前記被載置部を移動する経路に沿って配置されている請求項4に記載の検査装置。
【請求項6】
前記選択されたプレートの前記貯留部から前記所定の液体を排出する排液工程が行われる位置に対応する排出領域を有する請求項4に記載の検査装置。
【請求項7】
前記排出領域、前記載置領域、前記給液領域、及び、前記中継領域のうちの少なくともいずれか2つの領域は、重なる部分を有する請求項6に記載の検査装置。
【請求項8】
前記重なる部分は、前記給液領域と前記中継領域とが共通に有する領域である請求項7に記載の検査装置。
【請求項9】
前記選択されたプレートに対する前記給液工程は、前記排液工程と同時、前記排液工程の後、前記排液工程の前、の少なくともいずれかのタイミングで実行されるように前記第1の搬送部は前記選択されたプレートを搬送する請求項6に記載の検査装置。
【請求項10】
前記選択されたプレートに対して、前記排液工程と前記給液工程とが行われることにより、前記選択されたプレートの前記貯留部に貯留される前記所定の液体の交換が前記被載置部において実行される請求項9に記載の検査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検査装置及び検査方法に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
基板上にタンパク質、ペプチド、または核酸等の物質をスポット状に多数固定したアレイプレートが知られている。アレイプレートを用いることで、固定された多数の物質と検体中の物質との相互作用を一度に観察することができる。これにより、血液、細胞抽出液、唾液、組織間液等の生体由来の検体を含む多数の物質との相互作用を網羅的に解析することができる。
【0003】
アレイプレートを用いた検体の測定方法として、興味対象となる相互作用が起こったスポットを選択的に蛍光標識して、その光学的情報を得る方法が知られている。蛍光標識された検体を観察する装置として、共焦点レーザ顕微鏡が知られている。共焦点レーザ顕微鏡は、照射光学系、蛍光検出光学系、及び2次元走査系を有している。蛍光検出光学系は、蛍光プローブによって標識されたスポットからの蛍光の光量を検出する機能を有する。2次元走査系は、アレイプレートまたは光学系を2次元走査することにより、アレイプレート上のスポット領域の蛍光画像を取得する機能を有する。
【0004】
特許文献1には、フローセルと呼ばれる液体試薬とプレートとを保持する密閉系のセルに対する標識化を含む反応工程と、標識されたパターンを光学的に取得する測定工程とを行う検査技術が開示されている。ここで、反応工程は、測定工程に比べてプレートあたりの処理時間が長く、全体の検査時間を律速する場合がある。そのため特許文献1では、複数のプレートに対する反応工程を並列化して、検査におけるスループットの向上を図る旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2011-501965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された複数のフローセルに対する反応工程の並列化手法では、複数の液体試薬の供給及び排出を行う際に、給排液系とフローセルとの脱着工程が必要となり、ローディングのスループットが制限される。また、特許文献1では、並列化するフローセルに対応した数だけ液体の供給装置及び排出装置を設けるか、液体試薬の種類とフローセルの数に対応した流路切り替え機能を有した給排液機構を設けることが必要となる。この場合、検査装置の大型化及び複雑化を招くことになる。
【0007】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、複数のプレートに対する給液工程、反応工程、及び測定工程を含む一連工程を簡素な一装置構成で連続プロセスとして効率良く行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の検査装置は、プレートが有する貯留部に所定の薬液を供給する給液工程と前記薬液が貯留されたプレートに対して反応工程と測定工程とを行う検査装置であって、前記測定工程が行われる測定部と、前記給液工程において前記貯留部に所定の液体が供給される給液工程が行われる位置に対応する給液領域と、前記反応工程が完了した前記プレートが配置される位置に対応する中継領域と、異なる位置に複数のプレートが載置される被載置部を有し、前記被載置部に載置された前記複数のプレートのうち選択されたプレートが異なる時刻に前記給液領域と前記中継領域に位置するように前記被載置部を移動させる第1の搬送部と、前記中継領域に位置する前記選択されたプレートを前記測定部に搬送する第2の搬送部と、を備え、前記選択されたプレートに対して行われる前記給液工程は、前記複数のプレートのうち前記選択されたプレート以外の少なくとも1つの前記プレートに対して行われる前記反応工程と並列に行われる期間を少なくとも含んでいる。
【0009】
本発明の検査方法は、複数のプレートを検査対象とする検査方法であって、異なる位置に配置された前記複数のプレートを一体として移動させ、前記複数のプレートのうち選択されたプレートを給液領域に搬送し、前記選択されたプレートが有する貯留部に所定の薬液を供給する給液工程と、前記給液工程が完了した前記選択されたプレートにおいて前記薬液を反応させる反応工程と、前記複数のプレートを一体として移動させ、前記反応工程が完了した前記選択されたプレートを中継領域に搬送し、前記選択されたプレートを前記中継領域から測定部に搬送して、前記選択されたプレートの測定を行う測定工程と、を備え、前記選択されたプレートに対して行われる前記給液工程は、前記複数のプレートのうち前記選択されたプレート以外の少なくとも1つの前記プレートに対して行われる前記反応工程と並列に行われる期間を少なくとも含んでいる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数のプレートに対する給液工程、反応工程、及び測定工程を含む一連工程を簡素な一装置構成で連続プロセスとして効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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