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公開番号2024120794
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027854
出願日2023-02-25
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/16 20060101AFI20240829BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】封筒のフラップに画像を形成する場合に、フラップからはみ出て転写部材に付着したトナーにより後続の記録材が汚れることを抑制する。
【解決手段】画像形成装置1は、像担持体44bと、トナー像形成手段50と、転写部材45bと、像担持体44bから記録材Sにトナー像を転写させるための電圧を印加する印加部63と、記録材Sの種類に関する記録材情報を取得する記録材情報取得部4と、印加部63を制御可能な制御部11と、を有し、制御部11は、第1の記録材Sと第2の記録材Sとに連続してトナー像を転写する連続印刷において、上記記録材情報に基づいて、上記第1の記録材Sが封筒である場合に、上記第1の記録材Sが転写部N2を通過した後、上記第2の記録材Sが転写部N2に到達する前に、印加部63によりトナーの正規の帯電極性と同極性の電圧と、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧と、を交互に印加する転写部材クリーニング動作を実行するように制御する構成とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
像担持体と、
画像情報に応じて前記像担持体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
前記像担持体に当接して前記像担持体との間に転写部を形成し、前記転写部を通過する記録材に前記像担持体からトナー像を転写させる転写部材と、
前記像担持体から前記転写部を通過する記録材にトナー像を転写させるための電圧を印加する印加部と、
記録材の種類に関する記録材情報を取得する記録材情報取得部と、
前記印加部を制御可能な制御部と、を有し、
前記制御部は、第1の記録材と第2の記録材とに連続してトナー像を転写する連続印刷において、前記記録材情報に基づいて、前記第1の記録材が封筒である場合に、前記第1の記録材が前記転写部を通過した後、前記第2の記録材が前記転写部に到達する前に、前記印加部によりトナーの正規の帯電極性と同極性の電圧と、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧と、を交互に印加する転写部材クリーニング動作を実行するように制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
封筒のフラップにトナー像を転写するフラップ印刷が行われ得るか否かに関するフラップ印刷情報を取得するフラップ印刷情報取得部を有し、
前記制御部は、前記記録材情報及び前記フラップ印刷情報に基づいて、前記第1の記録材が封筒であり、かつ、前記第1の記録材において前記フラップ印刷が行われ得る場合に、前記第1の記録材が前記転写部を通過した後、前記第2の記録材が前記転写部に到達する前に、前記転写部材クリーニング動作を実行するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記フラップ印刷情報取得部は、前記フラップ印刷情報として、封筒のフラップの開閉状態に関するフラップ開閉情報を取得し、
前記制御部は、前記記録材情報及び前記フラップ開閉情報に基づいて、前記第1の記録材が封筒であり、かつ、前記第1の記録材のフラップが開いている場合に、前記第1の記録材が前記転写部を通過した後、前記第2の記録材が前記転写部に到達する前に、前記転写部材クリーニング動作を実行するように制御し、前記第1の記録材のフラップが閉じている場合に、前記第1の記録材が前記転写部を通過した後、前記転写部材クリーニング動作を実行することなく、前記第2の記録材が前記転写部に到達するように制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記フラップ印刷情報取得部は、前記フラップ印刷情報として、フラップが開いている封筒に画像形成する場合において、該フラップに転写されるトナー像の有無に関する画像有無情報を取得し、
前記制御部は、前記画像有無情報に基づいて、前記第1の記録材のフラップにトナー像を転写する画像がある場合に、前記第1の記録材が前記転写部を通過した後、前記第2の記録材が前記転写部に到達する前に、前記転写部材クリーニング動作を実行するように制御し、前記第1の記録材のフラップにトナー像を転写する画像がない場合に、前記第1の記録材が前記転写部を通過した後、前記転写部材クリーニング動作を実行することなく、前記第2の記録材が前記転写部に到達するように制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記フラップ印刷情報取得部は、操作者の操作に基づいて前記フラップ開閉情報を取得することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記転写部に向けて搬送される記録材を検知するセンサを有し、
前記フラップ印刷情報取得部は、前記記録材情報が示す記録材の搬送方向における封筒のフラップを除く部分の長さである設定長さと、前記センサの検知結果が示す記録材の搬送方向における封筒の先端から後端までの長さである検知長さと、に基づいて、前記フラップ開閉情報を取得し、
前記フラップ開閉情報は、前記設定長さよりも前記検知長さの方が長い場合に、フラップが開いていることを示すことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記フラップ印刷情報取得部は、前記フラップ印刷情報として、封筒のフラップに転写するトナー像の前記画像情報の有無に関する画像有無情報を取得し、
前記制御部は、前記記録材情報及び前記画像有無情報に基づいて、前記第1の記録材が封筒であり、かつ、前記第1の記録材のフラップに転写するトナー像の前記画像情報がある場合に、前記第1の記録材が前記転写部を通過した後、前記第2の記録材が前記転写部に到達する前に、前記転写部材クリーニング動作を実行するように制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記フラップ印刷情報取得部は、前記記録材情報が示す記録材の搬送方向における封筒のフラップを除く部分の長さである設定長さと、封筒に転写されるトナー像の前記画像情報の記録材の搬送方向における長さである画像長さと、に基づいて、前記画像有無情報を取得し、
前記画像有無情報は、前記設定長さよりも前記画像長さの方が長い場合に、封筒のフラップに転写するトナー像の前記画像情報があることを示すことを特徴とする請求項4又は7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記転写部に向けて記録材を給送する給送部と、
操作者に情報を通知する通知部と、を有し、
前記制御部は、前記フラップ印刷情報に基づいて、前記フラップ印刷が行われる場合は、封筒のフラップが記録材の搬送方向の後端側になるように封筒を前記給送部にセットすることを促す情報を通知するように前記通知部を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項10】
フラップが開いている封筒のフラップ部分に画像を形成するフラップ印刷モードが選択的に実行可能であり、前記フラップ印刷情報取得部は、前記フラップ印刷情報として、前記フラップ印刷モードを実行するか否かの情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、印刷装置、あるいはこれらのうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真方式を用いた複写機などの画像形成装置では、像担持体に形成されたトナー像を記録材に転写するために、像担持体に接触する転写部材が用いられている。転写部材としては、例えば、回転可能な転写ローラが広く用いられている。転写ローラは、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の転写電圧が印加され、像担持体と転写ローラとの接触部である転写部を通過する記録材にトナーを静電的に引き付けて、像担持体から記録材にトナー像を転写させる。なお、像担持体としての無端状のベルトから記録材にトナー像を転写させる場合、転写ローラに対向してベルトの内側に配置されたローラにトナーの正規の帯電極性と同極性の電圧が印加され、転写ローラが電気的に接地されることもある。
【0003】
このような画像形成装置では、記録材が転写部にない時には、転写部材が像担持体に直接接触する状態になる。そのため、例えば、ジャム(紙詰まり)の発生によって記録材が転写部に搬送されてこなかった場合などには、像担持体上のトナー像のトナーで転写部材の表面が汚れてしまう場合がある。また、画像形成前の前回転中、画像形成後の後回転中、連続印刷を行っている場合の記録材と記録材との間に対応する期間などにも、像担持体と転写部材とが直接接触する状態になる。そのため、これらの期間に、像担持体上にトナーが残っていると、このトナーで転写部材の表面が汚れてしまう場合がある。
【0004】
画像形成装置では、上述のような転写部材の表面の汚れを除去するために、転写部材のクリーニングが行われることがある。転写部材をクリーニングする方法として、次のような方法が知られている。つまり、記録材が転写部にない非転写時に、転写部材に転写時とは逆極性の電圧を印加して転写部材と像担持体との間に転写時とは逆方向の電界を形成する。これにより、転写部材に付着したトナーを像担持体に移動させる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平05-027605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述のような画像形成装置において、封筒のフラップ(ふた)に画像を形成することが求められる場合がある。しかし、封筒のフラップの形状はさまざまである。そのため、像担持体上に形成されたトナー像が転写部においてフラップからはみ出る可能性がある。
【0007】
このように、封筒のフラップを含む領域にトナー像を転写する際に、そのトナー像がフラップからはみ出ている場合、そのはみ出たトナー像が転写部材の表面に付着して、そのトナーで転写部材の表面が汚れてしまう。そして、その転写部材の表面に付着したトナーが後続の記録材の裏面(転写部でトナー像が転写される面とは反対側の面)に付着して、記録材の裏汚れが発生してしまう可能性がある。
【0008】
したがって、本発明の目的は、封筒のフラップに画像を形成する場合に、フラップからはみ出て転写部材に付着したトナーにより後続の記録材が汚れることを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、像担持体と、画像情報に応じて前記像担持体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像担持体に当接して前記像担持体との間に転写部を形成し、前記転写部を通過する記録材に前記像担持体からトナー像を転写させる転写部材と、前記像担持体から前記転写部を通過する記録材にトナー像を転写させるための電圧を印加する印加部と、記録材の種類に関する記録材情報を取得する記録材情報取得部と、前記印加部を制御可能な制御部と、を有し、前記制御部は、第1の記録材と第2の記録材とに連続してトナー像を転写する連続印刷において、前記記録材情報に基づいて、前記第1の記録材が封筒である場合に、前記第1の記録材が前記転写部を通過した後、前記第2の記録材が前記転写部に到達する前に、前記印加部によりトナーの正規の帯電極性と同極性の電圧と、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧と、を交互に印加する転写部材クリーニング動作を実行するように制御することを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、封筒のフラップに画像を形成する場合に、フラップからはみ出て転写部材に付着したトナーにより後続の記録材が汚れることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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