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公開番号2024167814
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023084159
出願日2023-05-22
発明の名称冊子作製装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20241127BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】トナーによるシート間の接着性能を改善する。
【解決手段】冊子作製装置は、感光体と、感光体に光を照射して原稿領域に対応した第一静電潜像と、接着領域に対応した第二静電潜像とを形成する露光手段と、第一トナー画像と第二トナー画像とを形成する現像手段を有する。冊子作製装置は、第一および第二トナー画像をシートに転写する転写手段と、第一および第二トナー画像をシートに定着させる定着手段と、第一および第二トナー画像を形成された複数のシートを、第二トナー画像により接着して冊子を作製する接着手段を有する。第二静電潜像を形成するための光の照射量は、第一静電潜像を形成するための光の照射量よりも多い。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
感光体と、
前記感光体に光を照射して、原稿領域に対応した第一静電潜像と、接着領域に対応した第二静電潜像とを形成する露光手段と、
トナーを用いて前記第一静電潜像と前記第二静電潜像を現像して第一トナー画像と第二トナー画像とを形成する現像手段と、
前記現像手段により形成された前記第一トナー画像と前記第二トナー画像をシートに転写する転写手段と、
前記第一トナー画像と前記第二トナー画像を前記シートに定着させる定着手段と、
前記第一トナー画像と前記第二トナー画像を形成された複数のシートを、前記第二トナー画像により接着して冊子を作製する接着手段と、を有し、
前記第二静電潜像を形成するための前記光の照射量は、前記第一静電潜像を形成するための前記光の照射量よりも多い、冊子作製装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記露光手段は、
発光素子と、
前記発光素子から出力される光を前記感光体の表面へ誘導する光学系と、を有し、
前記発光素子から前記感光体の前記表面までにおける前記光の伝搬効率であって、前記感光体の回転軸と平行な前記光の走査方向において前記伝搬効率がピークとなる位置は、前記光学系の像高の中心と、前記感光体の前記表面のうち前記第二静電潜像が形成される表面領域との間にある、請求項1に記載の冊子作製装置。
【請求項3】
前記発光素子は、それぞれ光ビームを出射可能な少なくとも二つの発光点が配置された出射面を有し、
前記出射面の法線方向を回転軸として前記発光素子を回転させることで、前記伝搬効率がピークとなる位置が、前記光学系の像高の中心と、前記感光体の前記表面のうち前記第二静電潜像が形成される表面領域との間に配置される、請求項2に記載の冊子作製装置。
【請求項4】
前記伝搬効率がピークとなる位置が、前記光学系の像高の中心と、前記感光体の前記表面のうち前記第二静電潜像が形成される表面領域との間にあるよう、前記発光素子を回転させる回転手段をさらに有する、請求項2に記載の冊子作製装置。
【請求項5】
前記露光手段を制御する制御手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記シートのサイズに応じて、前記感光体の前記表面において前記第二静電潜像が形成される領域を調整する、請求項2に記載の冊子作製装置。
【請求項6】
前記発光素子に駆動電流を供給する生成手段をさらに有し、
前記光が前記第二静電潜像を形成しているときに前記発光素子に供給される駆動電流は、前記光が前記第一静電潜像を形成しているときに前記発光素子に供給される駆動電流よりも多い、請求項5に記載の冊子作製装置。
【請求項7】
前記発光素子に駆動電流を供給する生成手段と、
前記感光体の前記表面における前記光の走査位置に応じて前記駆動電流を補正する補正手段と、をさらに有し、
前記補正手段は、前記光が前記第一静電潜像を形成する第一期間において、前記感光体の回転軸と平行な前記光の走査方向における前記伝搬効率の特性が相殺されるように、前記光の走査位置に応じて前記駆動電流を補正し、
前記生成手段は、前記光が前記第二静電潜像を形成する第二期間において前記発光素子に供給される駆動電流が、前記第一期間において前記発光素子に供給される駆動電流よりも多くなるように、前記駆動電流を生成する、請求項2に記載の冊子作製装置。
【請求項8】
前記発光素子は、前記第二期間において、前記発光素子について定められた上限値または定格値で前記光を出力する、請求項7に記載の冊子作製装置。
【請求項9】
前記発光素子から出力される前記光の出力量を目標光量に調整する調整手段と、
前記発光素子から出力される前記光が前記感光体の前記表面における画像形成領域を照射する際の前記光の出力量を、前記光学系の伝搬効率に応じて、補正する補正手段と、
前記発光素子から出力される前記光が前記第二静電潜像を形成する際に、前記第二静電潜像を形成するための前記光の照射量が、前記第一静電潜像を形成するための前記光の照射量よりも多くなるよう、前記補正手段を無効化する無効化手段と、
を有する請求項2に記載の冊子作製装置。
【請求項10】
前記発光素子の一端に電源電圧を供給する電源と、
前記調整手段に含まれて、かつ、前記発光素子の他端に一端が接続され、前記発光素子に供給される駆動電流を生成する駆動回路と、
前記補正手段に含まれ、前記駆動回路とフレームグランドとの間に接続された抵抗と、
前記補正手段に含まれ、前記駆動電流を減少させる減少回路と、
をさらに有し、
前記無効化手段は、前記減少回路による前記駆動電流の減少作用を阻害するスイッチ素子を有している、請求項9に記載の冊子作製装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冊子作製装置において、接着領域配置の位置関係に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
冊子作製装置は、電子写真プロセスを用いて画像を形成された複数のシートを重ねて接着することで、冊子を作成する。特許文献1によれば、複数のシートを接着するためにトナーを接着剤として利用することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-162352号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
トナーによる複数のシート間の接着性能を高めるためには、接着領域に転写されるトナーの量が増加すればよい。接着領域に配置されるトナーの量は、感光体に対して照射されるレーザ光の強度に依存する。レーザ光は光学系を介して感光体上に照射される。したがって、光学系の伝搬効率に起因して、シート上の接着領域に相当する感光体上の露光領域に、十分な量のレーザ光が照射されないことある。この場合、接着領域において十分な接着力が得られないかもしれない。そこで、本発明は、トナーによるシート間の接着性能を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、たとえば、
感光体と、
前記感光体に光を照射して、原稿領域に対応した第一静電潜像と、接着領域に対応した第二静電潜像とを形成する露光手段と、
トナーを用いて前記第一静電潜像と前記第二静電潜像を現像して第一トナー画像と第二トナー画像とを形成する現像手段と、
前記現像手段により形成された前記第一トナー画像と前記第二トナー画像をシートに転写する転写手段と、
前記第一トナー画像と前記第二トナー画像を前記シートに定着させる定着手段と、
前記第一トナー画像と前記第二トナー画像を形成された複数のシートを、前記第二トナー画像により接着して冊子を作製する接着手段と、を有し、
前記第二静電潜像を形成するための前記光の照射量は、前記第一静電潜像を形成するための前記光の照射量よりも多い、冊子作製装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、トナーによるシート間の接着性能が改善される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
冊子作製装置(画像形成装置)を説明する図
シート上の原稿領域と接着領域とを説明する図
露光装置を説明する図
レーザ制御部を説明する図
レーザ制御部を説明する回路図
各種信号、発光量および露光量を説明する図
熱圧着ユニットを説明する図
発光量、光学効率および露光量を説明する図
露光装置を説明する図
半導体レーザの傾きと光学効率との関係を説明する図
半導体レーザの傾きと露光量との関係を説明する図
半導体レーザの傾きと露光量との関係を説明する図
露光装置を説明する図
制御方法を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
(1)画像形成システム
図1が示すように、画像形成システム1は、画像形成装置100と後処理装置130を有している。後処理装置130は画像形成装置100に接続されるシート処理装置である。画像形成装置100は、記録材であるシートSに画像を形成する。中間搬送ユニット120は、画像が形成されたシートSを後処理装置130へ搬送する。後処理装置130は、必要に応じてシートSに後処理を施して出力する。
【0010】
画像形成装置100は、シートカセット8、画像形成ユニット10、定着器6、およびこれらを収容する筐体19を備えている。画像形成ユニット10は、シートカセット8から給送されるシートSにトナー画像を形成する。定着器6はシートSにトナー画像を定着させる定着処理を実行する。
(【0011】以降は省略されています)

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