TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024120716
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023027715
出願日
2023-02-24
発明の名称
記録装置及びシートの搬送方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B41J
15/16 20060101AFI20240829BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】シートに生じる皺や撓みをより精度良く検出することができる記録装置及びシートの搬送方法を提供する。
【解決手段】連続するシートに液滴を吐出して記録を行うヘッドと、ヘッドによる記録が行われる位置においてシートを搬送する第1搬送手段と、シートの搬送方向で記録が行われる位置より上流側の位置に配され、シートの目標の搬送経路の形状が第1搬送手段におけるシートの目標の搬送経路の形状の少なくとも一部と同じになるように構成された第2搬送手段と、第2搬送手段の目標の搬送経路からのシートの浮き量を測定する測定手段と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
連続するシートに液滴を吐出して記録を行うヘッドと、
前記ヘッドによる前記記録が行われる位置においてシートを搬送する第1搬送手段と、
シートの搬送方向で前記記録が行われる位置より上流側の位置に配され、シートの目標の搬送経路の形状が前記第1搬送手段におけるシートの目標の搬送経路の形状の少なくとも一部と同じになるように構成された第2搬送手段と、
前記第2搬送手段の目標の搬送経路からのシートの浮き量を測定する測定手段と、
を備えることを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記第1搬送手段及び前記第2搬送手段は、シートの記録面と反対側の面に接触して回転しながらシートを支持する複数のガイドローラを有し、
前記測定手段は、前記第2搬送手段の前記複数のガイドローラのうち隣り合う2つの前記ガイドローラの間に設けられる請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記ガイドローラの回転軸に垂直の仮想面において、
前記第1搬送手段の前記複数のガイドローラの回転軸を結ぶ線はシートの記録面側に凸かつ正多角形の一部をなす形状であり、
前記第2搬送手段の前記複数のガイドローラの回転軸を結ぶ線は、前記第1搬送手段の前記複数のガイドローラの回転軸を結ぶ前記線の少なくとも一部をなす形状である請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
シートに張力を付与する張力付与手段と、
前記測定手段により測定された前記浮き量に基づいて、前記張力付与手段によるシートに付与する張力を制御する制御手段と、
をさらに備える請求項2又は3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記測定手段は、前記搬送方向に沿って設けられた複数のセンサを有し、
シートが前記第2搬送手段の目標の搬送経路を通過している場合の浮き量の測定値をX0、
前記複数のセンサのうち第1センサによる浮き量の測定値をX1、
前記搬送方向で前記第1センサより下流側に設けられ前記第1センサよりも前記ガイドローラとの距離が近い位置に配置された第2センサによる浮き量の測定値をY1として、
前記制御手段は、
X0<Y1<X1が成り立ち、かつ、
前記第1センサ及び前記第2センサによる測定値がいずれも第1閾値以下の場合、
シートに付与する張力を増加させる制御を行う請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記ヘッドの位置を、シートに前記記録を行う記録位置と、シートから離間させた退避位置と、に移動させる移動機構をさらに備え、
前記制御手段は、前記第1センサ及び前記第2センサによる前記測定値の少なくともいずれかが前記第1閾値より大きい場合、前記移動機構により前記ヘッドを退避位置に移動させる制御を行う請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記測定手段は、前記搬送方向に沿って設けられた複数のセンサを有し、
シートが前記第2搬送手段の目標の搬送経路を通過している場合の浮き量の測定値をX0、
前記複数のセンサのうち第1センサによる浮き量の測定値をX2、
前記搬送方向で前記第1センサより下流側に設けられ前記第1センサよりも前記ガイドローラとの距離が近い位置に配置された第2センサによる浮き量の測定値をY2として、
前記制御手段は、
X0<Y2≒X2が成り立ち、かつ、
前記第1センサ及び前記第2センサによる測定値がいずれも第1閾値以下の場合、
シートに付与する張力を減少させる制御を行う請求項4に記載の記録装置。
【請求項8】
前記ヘッドの位置を、シートに前記記録を行う記録位置と、シートから離間させた退避位置と、に移動させる移動機構をさらに備え、
前記制御手段は、前記第1センサ及び前記第2センサのうち少なくともいずれかによる前記測定値が前記第1閾値より大きい場合、前記移動機構により前記ヘッドを退避位置に移動させる制御を行う請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記測定手段は、前記搬送方向に沿って設けられた複数のセンサを有し、
前記シートはラベルシートであり、
前記複数のセンサのうち第1センサと、前記搬送方向で前記第1センサより下流側に設けられ前記第1センサよりも前記ガイドローラとの距離が近い位置に配置された第2センサと、の前記搬送方向に沿った間隔をd、
シートの搬送速度をv、
シートが前記第2搬送手段の目標の搬送経路を通過している場合の浮き量の測定値をX0として、
前記制御手段は、
時刻tにおいて前記第1センサによる測定値がX0から不連続的に大きくなり、
時刻t+d/vにおいて前記第2センサによる測定値がX0から不連続的に大きくなった場合、
シートのラベルにめくれが生じていると判定する請求項4に記載の記録装置。
【請求項10】
前記ヘッドの位置を、シートに前記記録を行う記録位置と、シートから離間させた退避位置と、に移動させる移動機構をさらに備え、
前記制御手段は、時刻tにおける前記第1センサによる測定値及び時刻t+d/vにおける前記第2センサによる測定値の少なくともいずれかが第2閾値より大きい場合、前記移動機構により前記ヘッドを退避位置に移動させる制御を行う請求項9に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は連続するシートに液体を吐出して記録を行う記録装置及びシートの搬送方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ロール状の連続シートに印刷を行う液体吐出装置では、シート供給部から巻取機構までシートが連続的に搬送される。シート供給部から供給されたシートはシート搬送手段で搬送力を付与される。シート搬送手段と巻取機構の間に液体吐出ヘッドが設けられており、液体吐出ヘッドが液体を吐出することでシートに印刷が行われる。シート搬送手段から巻取機構までのシートに張力を付与し、所定の搬送経路に沿ってシートを搬送する。シートの張力が十分でない場合、シートに撓みが発生し、シートの張力が過剰な場合、特にフィルムなどの剛性の低いシートでは搬送方向に延びる皺が発生する。シートに撓みや皺が生じると搬送経路に対してシート浮きが発生する。シート浮きは記録品質の低下、ジャム、記録ヘッドへのシートの接触等の要因となる。そのため、シートの張力を適切に維持し、撓みや皺によるシート浮きを抑制することが重要となる。
【0003】
特許文献1には、シート供給部側で測定したシート搬送量と巻取機構側で測定したシート搬送量との差が所定値より大きい場合にシートに撓みが生じていると判断することが記載されている。また、記録部より下流側で光学的に測定したシートの浮き量が所定値より大きい場合にシートに皺が生じていると判断することが記載されている。そして、両者が所定値以下になるように目標張力を設定することが開示されている。また、特許文献2には、シートにかかる張力やシートの搬送速度を検出するセンサの出力に基づき撓みの発生又はその予兆を検出し、撓みの発生又はその予兆を検出した場合には記録部を退避させる技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-98082号公報
特開2009-226839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び2の技術では、シートにかかる張力、シート搬送速度又はシート搬送量に基づき間接的に皺や撓みの発生を検出しているが、直接測定してはいないため、精度良く皺や撓みの発生を検出できない可能性があった。
【0006】
本発明は、シートに生じる皺や撓みをより精度良く検出することができる記録装置及びシートの搬送方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、連続するシートに液滴を吐出して記録を行うヘッドと、
前記ヘッドによる前記記録が行われる位置においてシートを搬送する第1搬送手段と、
シートの搬送方向で前記記録が行われる位置より上流側の位置に配され、シートの目標の搬送経路の形状が前記第1搬送手段におけるシートの目標の搬送経路の形状の少なくとも一部と同じになるように構成された第2搬送手段と、
前記第2搬送手段の目標の搬送経路からのシートの浮き量を測定する測定手段と、
を備えることを特徴とする記録装置である。
【0008】
本発明は、連続するシートに液滴を吐出して記録を行うヘッドと、
前記ヘッドによる前記記録が行われる位置においてシートを搬送する第1搬送手段と、
シートの搬送方向で前記記録が行われる位置より上流側の位置に配され、シートの目標の搬送経路の形状が前記第1搬送手段におけるシートの目標の搬送経路の形状の少なくとも一部と同じになるように構成された第2搬送手段と、
を備える記録装置におけるシートの搬送方法であって、
前記第2搬送手段によりシートを搬送する工程と、
前記第2搬送手段の目標の搬送経路からのシートの浮き量を測定する工程と、
を有することを特徴とするシートの搬送方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、シートに生じる皺や撓みをより精度良く検出することができる記録装置及びシートの搬送方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例の記録装置の概略図である。
記録部における搬送経路と記録ヘッドの位置関係を示す斜視図である。
記録ヘッド及び位置決め部材の斜視図である。
メンテナンス部の斜視図である。
記録ヘッド昇降機構の斜視図である。
搬送検出部の詳細と画像形成部との関係を示す概念図である。
シート浮き検出部の詳細を示す概念図である。
シート浮き検出部において生じるシートの皺を示す図である。
シート浮き検出部において生じるシートの撓みを示す側面図である。
シート浮き検出部において生じる皺を示す側面図である。
シート浮き検出部において生じる撓みを示す側面図である。
シート浮き検出部におけるラベルの剥がれを示す側面図である。
シート浮き検出部におけるラベルの剥がれを示す側面図である。
シート浮き検出部におけるラベルの剥がれを示す側面図である。
実施例における制御フローを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
トナー
13日前
キヤノン株式会社
撮像装置
17日前
キヤノン株式会社
計測装置
7日前
キヤノン株式会社
撮像装置
7日前
キヤノン株式会社
表示装置
7日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
電子機器
3日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
撮像素子
3日前
キヤノン株式会社
通信装置
3日前
キヤノン株式会社
検査装置
17日前
キヤノン株式会社
二成分現像剤
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
プリント基板
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
17日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
12日前
キヤノン株式会社
電子写真装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
光電変換装置
7日前
キヤノン株式会社
シート処理装置
7日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
7日前
キヤノン株式会社
周辺監視システム
13日前
キヤノン株式会社
シートの処理装置
7日前
キヤノン株式会社
撮像装置および機器
7日前
キヤノン株式会社
光電変換装置、機器
3日前
続きを見る
他の特許を見る