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公開番号2024114620
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2024003032
出願日2024-01-12
発明の名称現像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20240816BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像不良の発生を抑制できる構成を提供する。
【解決手段】第2スリーブ34の回転中心Rを通る水平線L2と第2スリーブ34の表面とが交差する点を点Pとし、点Pを通る鉛直線L3と前記第1スリーブ33の表面とが交差する点を点Xとする。第1スリーブ33の回転方向に関し、点Xの上流側にあり、第1スリーブ33の表面における磁極106の法線方向の磁束密度のピーク位置を点Yとし、点Xの下流側にあり、第1スリーブ33の表面における磁極107の法線方向の磁束密度のピーク位置を点Zとする。第1スリーブ33の回転中心Qと点Xを結ぶ直線を直線L4、回転中心Qと点Yを結ぶ直線を直線L5、回転中心Qと前記点Zを結ぶ直線を直線L6、直線L4と直線L5とがなす角度(鋭角)をα[°]、直線L4と直線L6とがなす角度(鋭角)をβ[°]とする。この場合に、α>βを満たす。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
トナーとキャリアを含む現像剤を収容する第1室と、
前記第1室に配置され、前記第1室内の前記現像剤を搬送する第1搬送スクリューと、
前記第1室から前記現像剤が供給される第1回転体であって、像担持体に形成された静電潜像を現像するために前記現像剤を担持搬送する第1回転体と、
前記第1回転体の内部に固定して配置された第1マグネットであって、第1磁極と、前記第1回転体の回転方向に関して前記第1磁極よりも下流に前記第1磁極と隣り合って配置され且つ前記第1磁極と同極である第2磁極と、を有する第1マグネットと、
前記第1回転体に対向して配置され、前記第1マグネットが発生する磁界により前記第1回転体から前記現像剤が受け渡される第2回転体であって、前記静電潜像を現像するために前記現像剤を担持搬送する第2回転体と、
前記第2回転体の内部に固定して配置された第2マグネットであって、前記第1磁極に対向して配置され且つ前記第1磁極と異極である第3磁極を有する第2マグネットと、
隔壁により前記第1室と区画され、前記第2回転体によって前記静電潜像を現像した後の前記現像剤が回収される第2室と、
前記第2室に配置され、前記第2室内の前記現像剤を搬送する第2搬送スクリューと、
を備え、
前記第2搬送スクリューの回転中心は、前記第1搬送スクリューの回転中心よりも鉛直方向上方に在り、
前記第2回転体の回転中心Rは、前記第1回転体の回転中心Qよりも鉛直方向上方に在り、
前記第2回転体の回転中心Rを通る水平線L2と前記第2回転体の外周面とが交差する点であって、前記第2回転体の回転中心Rに対して前記像担持体とは反対側の点を点Pとし、
前記点Pを通る鉛直線L3と前記第1回転体の外周面とが交差する点であって、前記第1回転体の回転中心Qよりも鉛直方向上方に在る点を点Xとし、
前記第1回転体の外周面に対する法線方向の前記第1磁極の磁束密度がピークとなる位置を点Yとし、
前記第1回転体の外周面に対する法線方向の前記第2磁極の磁束密度がピークとなる位置を点Zとした場合、
前記点Xは、前記第1回転体の回転方向に関して前記点Yよりも下流且つ前記点Zよりも上流に在り、
前記第1回転体の回転中心Qと前記点Xを結ぶ直線を直線L4とし、
前記第1回転体の回転中心Qと前記点Yを結ぶ直線を直線L5とし、
前記第1回転体の回転中心Qと前記点Zを結ぶ直線を直線L6とし、
前記直線L4と前記直線L5とがなす角度(ただし、鋭角とする)をα[°]とし、
前記直線L4と前記直線L6とがなす角度(ただし、鋭角とする)をβ[°]とした場合、
α>β
を満たすことを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記第1回転体の回転中心Qを通る鉛直線L7と前記第1回転体の外周面とが交差する点であって、前記第1回転体の回転中心Qよりも鉛直方向上方に在る点を点Wとした場合、
前記点Wは、前記第1回転体の回転方向に関して前記Yよりも下流且つ前記点Zよりも上流に在る
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記第2マグネットは、前記第2回転体の回転方向に関して前記第3磁極よりも上流に前記第3磁極と隣り合って配置され且つ前記第3磁極と同極である第4磁極を有し、
前記点Pは、前記第2回転体の回転方向に関して前記第4磁極よりも下流且つ前記第3磁極よりも上流に在る
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項4】
前記第2回転体に対向して配置され、前記第2マグネットが発生する磁界により前記第2回転体から前記現像剤が受け渡される第3回転体であって、前記第2回転体によって前記静電潜像を現像した後の前記現像剤を前記第2室に回収するために前記現像剤を担持搬送する第3回転体と、
前記第3回転体の内部に固定して配置された第3マグネットであって、前記第4磁極に対向して配置され且つ前記第4磁極と異極である第5磁極を有する第3マグネットと、
を更に備え、
前記第3回転体の回転中心は、前記第2回転体の回転中心Rよりも鉛直方向上方に在る
ことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
【請求項5】
前記第2回転体及び前記第3回転体のそれぞれに対向して配置され、前記第3マグネットが発生する反発磁界により前記第3回転体から剥離された前記現像剤を前記第2搬送スクリューに案内する案内部を更に備える
ことを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
【請求項6】
35°≦α≦45°を満たす
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項7】
前記第2室から前記第1室に前記現像剤が連通することを許容する連通部を更に備える
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項8】
前記隔壁とは別の隔壁により前記第1室と区画された第3室と、
前記第3室に配置され、前記第3室内の前記現像剤を搬送する第3搬送スクリューと、
前記第3室から前記第1室に前記現像剤が連通することを許容する第1連通部と、
前記第1室から前記第3室に前記現像剤が連通することを許容する第2連通部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項9】
前記第1回転体と前記第2回転体が互いに対向する位置において、前記第2回転体は前記第1回転体とは逆方向に回転している
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項10】
トナーとキャリアを含む現像剤を収容する第1室と、
前記第1室に配置され、前記第1室内の前記現像剤を搬送する第1搬送スクリューと、
前記第1室から前記現像剤が供給される第1回転体であって、像担持体に形成された静電潜像を現像するために前記現像剤を担持搬送する第1回転体と、
前記第1回転体の内部に固定して配置された第1マグネットであって、第1磁極と、前記第1回転体の回転方向に関して前記第1磁極よりも下流に前記第1磁極と隣り合って配置され且つ前記第1磁極と異極である第2磁極と、を有する第1マグネットと、
前記第1回転体に対向して配置され、前記第1マグネットが発生する磁界により前記第1回転体から前記現像剤が受け渡される第2回転体であって、前記静電潜像を現像するために前記現像剤を担持搬送する第2回転体と、
前記第2回転体の内部に固定して配置された第2マグネットであって、前記第1磁極に対向して配置され且つ前記第1磁極と異極である第3磁極を有する第2マグネットと、
隔壁により前記第1室と区画され、前記第2回転体によって前記静電潜像を現像した後の前記現像剤が回収される第2室と、
前記第2室に配置され、前記第2室内の前記現像剤を搬送する第2搬送スクリューと、
を備え、
前記第2搬送スクリューの回転中心は、前記第1搬送スクリューの回転中心よりも鉛直方向上方に在り、
前記第2回転体の回転中心Rは、前記第1回転体の回転中心Qよりも鉛直方向上方に在り、
前記第2回転体の回転中心Rを通る水平線L2と前記第2回転体の外周面とが交差する点であって、前記第2回転体の回転中心Rに対して前記像担持体とは反対側の点を点Pとし、
前記点Pを通る鉛直線L3と前記第1回転体の外周面とが交差する点であって、前記第1回転体の回転中心Qよりも鉛直方向上方に在る点を点Xとし、
前記第1回転体の外周面に対する法線方向の前記第1磁極の磁束密度がピークとなる位置を点Yとし、
前記第1回転体の外周面に対する法線方向の前記第2磁極の磁束密度がピークとなる位置を点Zとした場合、
前記点Xは、前記第1回転体の回転方向に関して前記点Yよりも下流且つ前記点Zよりも上流に在り、
前記第1回転体の回転中心Qと前記点Xを結ぶ直線を直線L4とし、
前記第1回転体の回転中心Qと前記点Yを結ぶ直線を直線L5とし、
前記第1回転体の回転中心Qと前記点Zを結ぶ直線を直線L6とし、
前記直線L4と前記直線L5とがなす角度(ただし、鋭角とする)をα[°]とし、
前記直線L4と前記直線L6とがなす角度(ただし、鋭角とする)をβ[°]とした場合、
α>β
を満たすことを特徴とする現像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
現像装置として、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像ローラを、像担持体の回転方向に関して2本並べて配置した構成が提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載された現像装置では、2本の現像ローラのうち、鉛直方向下方にある第1現像ローラに供給部から現像剤が供給され、鉛直方向上方にある第2現像ローラは下方にある第1現像ローラから現像剤が受け渡される。そして、上方にある第2現像ローラから現像剤が剥離、回収される構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-254107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成のように2本の現像ローラを有する場合、第2現像ローラから現像剤が剥離される工程において、第2現像ローラ上の現像剤の全てが剥離されるわけではなく、第2現像ローラ上に担持されていた現像剤の一部はそのまま第2現像ローラ上に残留する。そして、残留している現像剤は、第2現像ローラ上を搬送された後、第2現像ローラの直下に存在する第1現像ローラ上に落下してしまう。
【0005】
第1現像ローラ上に落下した現像剤は、第1現像ローラと第2現像ローラにおける現像工程で使用された使用済みの現像剤であり、供給部に存在する通常の現像剤より現像剤中のトナー量が少なくなっている。
【0006】
このような使用済みの現像剤が第1現像ローラ上に落下すると、第1現像ローラ上の磁力の影響により第1現像ローラと第2現像ローラとの間の最近接位置の近傍にある現像剤受け渡し部に入りこんでしまう虞がある。第1現像ローラと第2現像ローラとの間の現像剤受け渡し部で、使用済みの現像剤が第2現像ローラ上に再度受け渡されてしまうと、第2現像ローラ上の現像剤は通常の現像剤と使用済みのトナーの少ない現像剤が入り混じってしまうため、像担持体上の静電潜像を現像する際に像担持体に移動するトナー量にムラが生じてしまい、最終的な出力画像にも濃淡ムラが発生してしまう。この現象はいわゆる連れ周り現象と呼ばれる。
【0007】
また、使用済みの現像剤が第2現像ローラの現像工程を終えて、塊になっているような場合には、第1現像ローラと第2現像ローラとの間の最近接位置の近傍に使用済み現像剤の塊が詰まってしまう、いわゆる剤つまり現象が生じてしまい、最終的な出力画像にはスジ状画像が発生してしまう。
【0008】
このように、特許文献1に記載のような2本の現像ローラを有する現像装置においては、出力画像上には濃淡ムラもしくはスジ状の画像不良が発生し易くなる虞がある。特に、画像形成装置を高速運転するような使用条件下においては、現像装置内の昇温の影響により、上述した課題が発生し易くなる。
【0009】
本発明は、画像不良の発生を抑制できる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る現像装置は以下のような構成を備える。即ち、トナーとキャリアを含む現像剤を収容する第1室と、前記第1室に配置され、前記第1室内の前記現像剤を搬送する第1搬送スクリューと、前記第1室から前記現像剤が供給される第1回転体であって、像担持体に形成された静電潜像を現像するために前記現像剤を担持搬送する第1回転体と、前記第1回転体の内部に固定して配置された第1マグネットであって、第1磁極と、前記第1回転体の回転方向に関して前記第1磁極よりも下流に前記第1磁極と隣り合って配置され且つ前記第1磁極と同極である第2磁極と、を有する第1マグネットと、前記第1回転体に対向して配置され、前記第1マグネットが発生する磁界により前記第1回転体から前記現像剤が受け渡される第2回転体であって、前記静電潜像を現像するために前記現像剤を担持搬送する第2回転体と、前記第2回転体の内部に固定して配置された第2マグネットであって、前記第1磁極に対向して配置され且つ前記第1磁極と異極である第3磁極を有する第2マグネットと、隔壁により前記第1室と区画され、前記第2回転体によって前記静電潜像を現像した後の前記現像剤が回収される第2室と、前記第2室に配置され、前記第2室内の前記現像剤を搬送する第2搬送スクリューと、を備え、前記第2搬送スクリューの回転中心は、前記第1搬送スクリューの回転中心よりも鉛直方向上方に在り、前記第2回転体の回転中心Rは、前記第1回転体の回転中心Qよりも鉛直方向上方に在り、前記第2回転体の回転中心Rを通る水平線L2と前記第2回転体の外周面とが交差する点であって、前記第2回転体の回転中心Rに対して前記像担持体とは反対側の点を点Pとし、前記点Pを通る鉛直線L3と前記第1回転体の外周面とが交差する点であって、前記第1回転体の回転中心Qよりも鉛直方向上方に在る点を点Xとし、前記第1回転体の外周面に対する法線方向の前記第1磁極の磁束密度がピークとなる位置を点Yとし、前記第1回転体の外周面に対する法線方向の前記第2磁極の磁束密度がピークとなる位置を点Zとした場合、前記点Xは、前記第1回転体の回転方向に関して前記点Yよりも下流且つ前記点Zよりも上流に在り、前記第1回転体の回転中心Qと前記点Xを結ぶ直線を直線L4とし、前記第1回転体の回転中心Qと前記点Yを結ぶ直線を直線L5とし、前記第1回転体の回転中心Qと前記点Zを結ぶ直線を直線L6とし、前記直線L4と前記直線L5とがなす角度(ただし、鋭角とする)をα[°]とし、前記直線L4と前記直線L6とがなす角度(ただし、鋭角とする)をβ[°]とした場合、α>βを満たすことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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