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公開番号
2024115638
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-27
出願番号
2023021370
出願日
2023-02-15
発明の名称
記録装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20240820BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】記録媒体上における記録用液体の均一な乾燥を可能にする技術を提供する。
【解決手段】記録媒体2を搬送方向に搬送する搬送手段5、6と、搬送手段5、6により搬送される記録媒体2を支持するプラテン11と、プラテン11が支持する記録媒体2に記録する記録ヘッド3と、プラテン11に対して搬送方向の上流において、記録媒体2を押さえる押圧手段6、7と、搬送方向の上流側から記録媒体2のうちプラテン11に支持される被支持領域2aに向けて風を送る送風手段100と、送風手段100の送風口104cに対向する空間と押圧手段6、7の間を仕切り、送風手段100による送風をガイドするガイド部材105と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される記録媒体を支持するプラテンと、
前記プラテンが支持する記録媒体に記録する記録ヘッドと、
前記プラテンに対して前記搬送方向の上流において、前記記録媒体を押さえる押圧手段と、
前記搬送方向の上流側から前記記録媒体のうち前記プラテンに支持される被支持領域に向けて風を送る送風手段と、
前記送風手段の送風口に対向する空間と前記押圧手段の間を仕切り、前記送風手段による送風をガイドするガイド部材と、
を備えることを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ガイド部材は、前記送風手段に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記ガイド部材は、前記送風口に連なり、前記送風口から前記被支持領域に向かって延びるように前記送風手段に固定されている請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記ガイド部材は、前記押圧手段に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
前記押圧手段は、
前記記録媒体の被記録面に接触する押圧部材と、
前記搬送方向の上流側から前記被支持領域に向かって延び、その先端側で前記押圧部材を支持する支持部材と、
を備え、
前記ガイド部材は、前記送風手段の送風口に対向する空間と、前記押圧手段のうちの少なくとも前記支持部材と、の間を仕切るように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項6】
前記ガイド部材は、前記支持部材に固定されていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記搬送手段は、前記押圧部材との間で前記記録媒体を挟持して前記記録媒体を搬送する搬送部材を有し、
前記支持部材は、前記押圧部材が前記搬送部材に対して接離するように揺動可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項8】
前記送風手段は、
送風源と、
前記送風源が発生させた風の風路を形成する固定風路部材と、
前記固定風路部材に対して前記風路の下流側に連なり、前記固定風路部材とともに前記風路を形成するとともに、前記送風口を有し、前記固定風路部材に対して揺動可能に設けられた可動風路部材と、
を備え、
前記ガイド部材は、前記押圧手段の前記支持部材と接触可能に、前記可動風路部材に固定されており、
前記可動風路部材は、前記ガイド部材と前記支持部材との接触により、前記支持部材の揺動に追従して揺動することを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記ガイド部材が前記支持部材と接触する間、その接触状態が維持されるように前記ガイド部材を前記支持部材に向けて付勢する付勢手段をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
【請求項10】
前記押圧部材は、前記搬送方向と交差する走査方向に並ぶように複数設けられており、
前記支持部材は、複数の前記押圧部材に対応して複数設けられていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体上の記録用液体を乾燥する記録装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置に代表される液体吐出式記録装置は、周辺環境が低温や高温環境であっても記録媒体に対し高品質な画像を印刷する能力を有していることが望ましい。しかし、例えば低温環境である場合、記録用液体としての水をベースとしたいわゆる水性インクでは、吐出された記録媒体上において乾きにくくなるため、印刷品質に悪影響がでる場合がある。近年では、このような印刷品質問題に対し、記録媒体上のインクを乾かすための印刷ゾーン送風機構を搭載させることが提案されている(特許文献1)。印刷ゾーン送風機構は、記録媒体に対し送風を行うことで、インクが記録媒体に滴下された直後からインクの乾燥を促進させることができる。これにより、印刷品質の悪化を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第9987858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、印刷領域と送風ノズルの間には、ピンチローラ等の部品が搭載されており、これらの部品の表面に凹凸や孔が空いていると、送風が乱されてしまい、送風の均一性が乱されることがある。送風の均一性が乱されると、記録媒体の乾燥が場所によって異なってしまい、乾燥ムラが発生して画質が悪化してしまうという懸念がある。
【0005】
本発明は、記録媒体上における記録用液体の均一な乾燥を可能にする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の記録装置は、
記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される記録媒体を支持するプラテンと、
前記プラテンが支持する記録媒体に記録する記録ヘッドと、
前記プラテンに対して前記搬送方向の上流において、前記記録媒体を押さえる押圧手段と、
前記搬送方向の上流側から前記記録媒体のうち前記プラテンに支持される被支持領域に向けて風を送る送風手段と、
前記送風手段の送風口に対向する空間と前記押圧手段の間を仕切り、前記送風手段による送風をガイドするガイド部材と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、記録媒体上における記録用液体の均一な乾燥が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態の記録装置の斜視図
本発明の第1実施形態の記録装置の断面図
本発明の第1実施形態の記録装置の送風ノズル周辺構成の説明図
本発明の第2実施形態の記録装置の送風ノズル周辺構成の説明図
本発明の第3実施形態の記録装置の送風ノズル周辺構成の説明図
記録装置の制御構成を示したブロック図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。なお、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
【0010】
<第1実施形態>
図1、図2を参照して、本発明の第1実施形態に係る記録装置の装置全体の概要について説明する。ここでは、本発明の第1実施形態に係る記録装置1の一例として、記録媒体に対して記録用液体としてのインクを吐出して記録媒体上に画像等を記録する液体吐出式の記録装置(インクジェット記録装置)について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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