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公開番号
2024117919
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-30
出願番号
2023024010
出願日
2023-02-20
発明の名称
レンズ装置および撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/02 20210101AFI20240823BHJP(光学)
要約
【課題】製造が容易であって、信頼性および光学性能が高いレンズ装置を提供する。
【解決手段】第1部材(3)と、第2部材(2)と、第1部材と第2部材とを固定する接着剤(4)とを有するレンズ装置(1)であって、第2部材は、複数の溝が形成された領域(22、23、24)を有し、レンズ装置を光軸方向から見た場合、複数の溝は、第1部材の外側に形成されており、光軸方向において、複数の溝のそれぞれの谷部から山部までの高さ(6)は、接着剤の最大高さ(7)よりも低い。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1部材と、
第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材とを固定する接着剤とを有するレンズ装置であって、
前記第2部材は、複数の溝が形成された領域を有し、
前記レンズ装置を光軸方向から見た場合、前記複数の溝は、前記第1部材の外側に形成されており、
光軸方向において、前記複数の溝のそれぞれの谷部から山部までの高さは、前記接着剤の最大高さよりも低いことを特徴とするレンズ装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1部材は、レンズであり、
前記第2部材は、前記レンズを保持するレンズホルダであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記第2部材は、前記第1部材を囲むフランジ部を有し、
前記複数の溝は、前記フランジ部のうち光軸と直交する平面上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記複数の溝は、前記第1部材の外形に対して平行方向、前記第1部材の周方向、または前記第1部材の前記外形の接線方向に沿って延びていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記複数の溝は、前記第1部材の外形に対して垂直方向、または前記第1部材の径方向に沿って延びていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項6】
前記複数の溝は、所定の点を中心とした同心円の周方向に沿って延びていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項7】
前記領域は、前記複数の溝のうち複数の第1溝が形成された第1領域と、前記複数の溝のうち複数の第2溝が形成された第2領域とを有し、
前記複数の第1溝は、前記第1部材の外形に対して平行方向、前記第1部材の周方向、または前記第1部材の前記外形の接線方向に沿って延びており、
前記複数の第2溝は、前記第1部材の外形に対して垂直方向、または前記第1部材の径方向に沿って延びており、
前記第1領域と第2領域は、互いに隣接していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項8】
前記第2領域は、径方向において前記第1領域と同じ位置であって、かつ前記第1領域よりも光軸の近くに配置されていることを特徴とする請求項7に記載のレンズ装置。
【請求項9】
前記領域は、前記複数の溝のうち複数の第3溝が形成された第3領域を更に有し、
前記複数の第3溝は、所定の点を中心とした同心円の周方向に沿って延びており、
前記第2領域と前記第3領域は、互いに隣接していることを特徴とする請求項7に記載のレンズ装置。
【請求項10】
前記第3領域は、前記第2領域よりも光軸の近くに配置されていることを特徴とする請求項9に記載のレンズ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ装置および撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、接着剤を用いて、レンズをレンズホルダに固定する方法が知られている。特許文献1には、接着剤を接着面と光学フィルタの周縁部との間に入り込ませるために接着剤が入れられる凹部を備えたレンズユニットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6281042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のレンズユニットでは、凹部に留まらず流れ出した接着剤からガスが発生してレンズを曇らせる場合があり、信頼性が低い。また特許文献1のレンズユニットでは、接着剤の流れ出しを防ぐための条件が厳しいため組立難易度が高く、高低温などの環境下において部品が伸縮してレンズの位置がずれるため光学性能が劣化する。
【0005】
そこで本発明は、製造が容易であって、信頼性および光学性能が高いレンズ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのレンズ装置は、第1部材と、第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを固定する接着剤とを有するレンズ装置であって、前記第2部材は、複数の溝が形成された領域を有し、前記レンズ装置を光軸方向から見た場合、前記複数の溝は、前記第1部材の外側に形成されており、光軸方向において、前記複数の溝のそれぞれの谷部から山部までの高さは、前記接着剤の最大高さよりも低い。
【0007】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、製造が容易であって、信頼性および安定性が高いレンズ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態におけるレンズユニットの要部概略図である。
本実施形態におけるレンズユニットの要部構成図である。
比較例としてのレンズユニットの要部構成図である。
本実施形態の変形例としてのレンズホルダの要部構成図である。
本実施形態における撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態は、レンズ装置および撮像装置に関し、レンズ(第1部材)およびレンズを保持するレンズホルダ(第2部材)を備え、特にレンズをレンズホルダに接着固定するレンズ装置に適して用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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