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公開番号2024054906
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161361
出願日2022-10-06
発明の名称温度センサ
出願人三菱マテリアル株式会社
代理人個人
主分類G01K 1/14 20210101AFI20240411BHJP(測定;試験)
要約【課題】 配線に力が掛かっても押さえ付け力が変化し難く安定した接触を得ることができる温度センサを提供すること。
【解決手段】 円筒状又は棒状又は棒状の被測定物Bを挟持可能な板バネ部材2と、板バネ部材に先端部が固定されたフレキシブル基板3と、フレキシブル基板の先端部に設けられた感熱素子4とを備え、板バネ部材が、被測定物を挟持する一対の板バネ延出部2aを備え、フレキシブル基板の先端部が、一対の板バネ延出部の少なくとも一方に固定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
円筒状又は棒状又は棒状の被測定物を挟持可能な板バネ部材と、
前記板バネ部材に先端部が固定されたフレキシブル基板と、
前記フレキシブル基板の先端部に設けられた感熱素子とを備え、
前記板バネ部材が、前記被測定物を挟持する一対の板バネ延出部を備え、
前記フレキシブル基板の先端部が、前記一対の板バネ延出部の少なくとも一方に固定されていることを特徴とする温度センサ。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
請求項1に記載の温度センサにおいて、
前記板バネ部材が、前記一対の板バネ延出部の基端に接続された中間支持部を備え、
前記中間支持部に固定され前記フレキシブル基板の基端部が接続された取付基板と、
前記取付基板に先端が固定され前記フレキシブル基板の基端部に電気的に接続されたリード線とを備えていることを特徴とする温度センサ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の温度センサにおいて、
前記フレキシブル基板及び前記感熱素子を、それぞれ一対備え、
前記一対の板バネ延出部の両方に、それぞれ前記感熱素子が設けられた前記フレキシブル基板の先端部が固定されていることを特徴とする温度センサ。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の温度センサにおいて、
前記フレキシブル基板の少なくとも一部が、前記板バネ延出部の内面側に配されていることを特徴とする温度センサ。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の温度センサにおいて、
前記フレキシブル基板が、前記板バネ延出部に固定された前記先端部以外の少なくとも一部が、前記板バネ延出部に対して隙間を介して撓んで配されていることを特徴とする温度センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、円筒バッテリーや配管等に取り付け可能な温度センサに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
円筒バッテリーに付設する温度センサとして、例えば、特許文献1には、円筒型電池の外周曲面の形状に対応するように湾曲した測温面を有する温度センサと、温度センサを収容する収容部、測温面と外周曲面との当接が可能であるように収容部を構成する壁体に設けられる開口部、及び、当接の際に円筒型電池と温度センサとに挟まれることになる空間に向けて壁体から突出する凸部、を有するセンサ収容体と、を備えた温度センサの収容構造が記載されている。
【0003】
この温度センサの収容構造では、測温素子が、センサ本体内の角筒状ハウジングの後端面の開口から挿入されて、測温素子の後端には、測温素子に接続された一対のリード線が延出しており、一対のリード線はそれぞれ一対の電線の導体部分に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-100952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
すなわち、円筒バッテリーに温度センサを取り付ける場合、円筒バッテリーの膨張、収縮に対して安定した押し付け力で温度センサの計測面を円筒バッテリーの計測位置に押さえ付ける構造が必要になる。上記特許文献1の技術では、配線の引き回しが難しく、円筒バッテリー等に取り付けた状態で配線に力が掛かると、押さえ付け力が変化したり、組立状態により円筒バッテリーの軸が傾く等により温度センサとの接触が安定しなくなるおそれがあった。
【0006】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、配線に力が掛かっても押さえ付け力が変化し難く安定した接触を得ることができる温度センサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係る温度センサは、円筒状又は棒状の被測定物を挟持可能な板バネ部材と、前記板バネ部材に先端部が固定されたフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の先端部に設けられた感熱素子とを備え、前記板バネ部材が、前記被測定物を挟持する一対の板バネ延出部を備え、前記フレキシブル基板の先端部が、前記一対の板バネ延出部の少なくとも一方に固定されていることを特徴とする。
【0008】
この温度センサでは、フレキシブル基板の先端部が、一対の板バネ延出部の少なくとも一方に固定されているので、被測定物に板バネ部材を取り付ける際や被測定物が膨張、収縮した際に、一対の板バネ延出部が開くなど変形してもフレキシブル基板が柔軟に追従して、配線抵抗が抑制されると共に板バネ部材の挟持力や接触圧を安定して保つことができる。また、薄い板バネ延出部に薄いフレシキブル基板の先端部が固定された構造により被測定物を挟持し保持するため、円筒バッテリー等の被測定物が複数配置された狭いスペースにおいても固定が容易にできる。さらに、感熱素子が薄いフレキシブル基板及び薄い板バネ延出部を介して被測定物に近接でき、測温特性が向上する。また、フレキシブル基板を板バネ延出部に張り付けるのみで感熱素子を板バネ部材に取り付けることができ、組立工程の容易化を図ることができる。
【0009】
第2の発明に係る温度センサは、第1の発明において、前記板バネ部材が、前記一対の板バネ延出部の基端に接続された中間支持部を備え、前記中間支持部に固定され前記フレキシブル基板の基端部が接続された取付基板と、前記取付基板に先端が固定され前記フレキシブル基板の基端部に電気的に接続されたリード線とを備えていることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、中間支持部に固定されフレキシブル基板の基端部が接続された取付基板と、取付基板に先端が固定されフレキシブル基板の基端部に電気的に接続されたリード線とを備えているので、取付基板を介してフレキシブル基板とリード線とを容易に接続することができる。また、取付基板を介しているので、たとえリード線に力が加わったとしても、フレキシブル基板に配線抵抗が加わることを防止できる。
【0010】
第3の発明に係る温度センサは、第1又は第2の発明において、前記フレキシブル基板及び前記感熱素子を、それぞれ一対備え、前記一対の板バネ延出部の両方に、それぞれ前記感熱素子が設けられた前記フレキシブル基板の先端部が固定されていることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、一対の板バネ延出部の両方に、それぞれ感熱素子が設けられたフレキシブル基板の先端部が固定されているので、一対の板バネ延出部の一方に取り付けられたフレキシブル基板の感熱素子を温度測定用とし、一対の板バネ延出部の他方に取り付けられたフレキシブル基板の感熱素子を温度補償用とすることで、より高精度な温度測定が可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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