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公開番号2024053874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160345
出願日2022-10-04
発明の名称歯車寸法測定装置
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類G01B 5/00 20060101AFI20240409BHJP(測定;試験)
要約【課題】装置の小型化を図り、被測定物への汎用性を高め、さらに測定時間を短縮することが可能な歯車寸法測定装置を提供する。
【解決手段】本発明の歯車寸法測定装置の構成は、歯車の寸法を測定する歯車寸法測定装置100であって、工具ホルダが取り付けられた固定ベース120と、固定ベースに対して揺動可能な揺動ベースと、揺動ベースに対して歯車の寸法を測定する測定方向にスライド移動可能に取り付けられた測定子140と、測定子140の測定方向の先端に設けられた測定ボール146と、揺動ベースに取り付けられ測定子の測定方向の後端を検知するリミットセンサ180と、測定子140の測定方向へのスライド移動をガイドする直動ガイド150と、揺動ベースを固定ベースに対して歯車の円周方向に揺動可能に軸支するフローティング部130と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
歯車の寸法を測定する歯車寸法測定装置であって、
工具ホルダが取り付けられた固定ベースと、
前記固定ベースに対して揺動可能な揺動ベースと、
前記揺動ベースに対して前記歯車の寸法を測定する測定方向にスライド移動可能に取り付けられた測定子と、
前記測定子の前記測定方向の先端に設けられた測定ボールと、
前記揺動ベースに取り付けられ前記測定子の前記測定方向の後端を検知するリミットセンサと、
前記測定子の前記測定方向へのスライド移動をガイドする直動ガイドと、
前記揺動ベースを前記固定ベースに対して前記歯車の円周方向に揺動可能に軸支するフローティング部と、
を備えることを特徴とする歯車寸法測定装置。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記リミットセンサはタッチプローブであることを特徴とする請求項1に記載の歯車寸法測定装置。
【請求項3】
前記フローティング部の可動範囲を規制する規制ガイドを備えることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の歯車寸法測定装置。
【請求項4】
前記揺動ベースを前記フローティング部の可動範囲の中央に付勢するセンタリング部を備えることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の歯車寸法測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歯車の寸法を測定する歯車寸法測定装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
内周面に歯が形成された内歯車や、外周面に歯が形成された外歯車では、相対する歯溝間の寸法(内歯車の場合はBBD(Between Ball Diameter)、外歯車の場合はOBD(Over Ball Diameter))を計測することで、歯車が設計どおりに製作されているか否かを検査している。例えば特許文献1には、「一対の測定子と、前記一対の測定子を相対的に近接及び離間制御可能に保持した支持体と、前記支持体をフローティング機構部により保持したベース体とを備え、前記一対の測定子間の距離を計測するセンサ部を有し、前記ベース体は前記被測定物の端部に当接して前記一対の測定子の挿通方向の位置決めを行う位置出し部材を有する測定装置」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6428149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の測定装置では、一対の測定子は、支持体に連結固定された駆動部にスライド可能に取り付けられたスライド部材の取付部材にそれぞれ取り付けられている。このスライド部材は、エアーシリンダによって相互に近接する方向および離間する方向に移動する。このため特許文献1の測定装置では、エアーシリンダにエアを供給するエア供給源が必要となる。するとエア供給用の管によって配置可能な内歯車の径が限定され、且つ装置が大型化してしまう。
【0005】
また特許文献1の測定装置では、一対の測定子を被測定物の歯に当接させて歯車の寸法を測定する。このことから必然的に大型化を招いてしまい、内径の小さな内歯車に対して特許文献1の測定装置を適用することができない。このように汎用性の点において、特許文献1の測定装置は更なる改良の余地がある。
【0006】
また、複合加工機を用いた歯車の測定においては、タッチプローブを用いて歯面の座標を得ることが行われている。しかしながらタッチプローブは歯面の一方に接触しただけでも検知してしまうため、両歯面に接触したことは補償されないという問題がある。またBBDやOBDを測定する場合のボール径は理想的には歯数や転位係数に応じて細かく異なる。タッチプローブも先端のボールの径は数種類のサイズが提供されているが、BBDやOBDに使用できるほど細分化されているわけではなく、また高価な部品であるため特注も現実的ではない。そのため従来はタッチプローブによって両歯面をそれぞれ測定して中間値を取ることが行われており、測定に時間がかかっていた。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み、装置の小型化を図り、被測定物への汎用性を高め、さらに測定時間を短縮することが可能な歯車寸法測定装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の歯車寸法測定装置の代表的な構成は、歯車の寸法を測定する歯車寸法測定装置であって、工具ホルダが取り付けられた固定ベースと、固定ベースに対して揺動可能な揺動ベースと、揺動ベースに対して歯車の寸法を測定する測定方向にスライド移動可能に取り付けられた測定子と、測定子の測定方向の先端に設けられた測定ボールと、揺動ベースに取り付けられ測定子の測定方向の後端を検知するリミットセンサと、測定子の測定方向へのスライド移動をガイドする直動ガイドと、揺動ベースを固定ベースに対して歯車の円周方向に揺動可能に軸支するフローティング部と、を備える。
【0009】
上記リミットセンサはタッチプローブであるとよい。
【0010】
上記フローティング部の可動範囲を規制する規制ガイドを備えるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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