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公開番号2024047878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153626
出願日2022-09-27
発明の名称点検システム
出願人株式会社XMAT
代理人個人
主分類G01N 29/12 20060101AFI20240401BHJP(測定;試験)
要約【課題】打音検査により判明した補修対象の箇所が、より容易に特定できるようにする。
【解決手段】測定装置101が、構造体151の検査対象面を打撃することにより発生する打撃音を測定し、判定装置102が、測定装置101が測定した打撃音に基づいて、打撃した箇所における構造体151の内部の状態を判定し、特定装置103が、検査対象面における測定装置101が打撃音を測定している測定位置を特定し、集計装置104が、判定装置102による判定結果と特定装置103が特定した測定位置とを関連付けて集計し、コントローラ105が、集計装置104が集計した集計結果より、関連付けられている測定位置を基に検査対象面に相対的に対応させて、判定結果を拡張現実により表示装置106に表示する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
構造体の検査対象面を打撃することにより発生する打撃音を測定する測定装置と、
前記測定装置が測定した打撃音に基づいて前記構造体の内部の状態を判定する判定装置と、
設定されている基準位置を基準として、前記検査対象面における前記測定装置が打撃音を測定している測定位置を特定する特定装置と、
前記判定装置による判定結果と前記特定装置が特定した測定位置とを関連付けて集計する集計装置と、
前記集計装置が集計した判定結果を、関連付けられている測定位置を基に前記検査対象面に相対的に対応させて拡張現実により表示装置に表示するコントローラと
を備える点検システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1記載の点検システムにおいて、
前記基準位置は、前記特定装置との位置関係が既知の位置の前記検査対象面に設けられたマーカーの設置位置であることを特徴とする点検システム。
【請求項3】
請求項1記載の点検システムにおいて、
前記特定装置は、レーザー画像検出・測距により、前記基準位置を原点とした座標系に前記測定装置が打撃音を測定している前記検査対象面のマッピングを形成することで、前記測定装置が打撃音を測定している測定位置を特定する
ことを特徴とする点検システム。
【請求項4】
請求項3記載の点検システムにおいて、
前記基準位置は、前記特定装置との位置関係が既知の位置の前記検査対象面に設けられたマーカーの設置位置であり、
前記特定装置は、レーザー画像検出・測距により、前記マーカーを原点とした座標系に前記測定装置が打撃音を測定している前記検査対象面のマッピングを形成することで、前記測定装置が打撃音を測定している測定位置を特定する
ことを特徴とする点検システム。
【請求項5】
請求項1記載の点検システムにおいて、
前記特定装置は、前記検査対象面、および前記測定装置を含む領域の撮像により得られた画像より、前記基準位置を原点とした座標系に前記測定装置が打撃音を測定している前記検査対象面のマッピングを形成することで、前記測定装置が打撃音を測定している測定位置を特定する
ことを特徴とする点検システム。
【請求項6】
請求項5記載の点検システムにおいて、
前記基準位置は、前記特定装置との位置関係が既知の位置の前記検査対象面に設けられたマーカーの設置位置であり、
前記特定装置は、前記マーカー、前記検査対象面、および前記測定装置を含む領域の撮像により得られた画像より、前記マーカーを原点とした座標系に前記測定装置が打撃音を測定している前記検査対象面のマッピングを形成することで、前記測定装置が打撃音を測定している測定位置を特定する
ことを特徴とする点検システム。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の点検システムにおいて、
前記判定結果は、異常の有無を示す情報であり、
前記コントローラは、異常の有る結果と異常の無い結果とを各々異なる記号で前記表示装置に表示する
ことを特徴とする点検システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、点検システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えばトンネル、橋、堤防、建築物などのコンクリートからなる構造物(構造体)においては、劣化状況を把握して構造体の健全性を維持する様々な点検業務が必須である。この種の点検に用いられる検査として、打音検査がある。打音検査では、構造体の検査対象面を打撃することにより発生する打撃音に基づいて構造体の内部の状態を検査する。
【0003】
例えば、構造体の内部に何らかの原因で空洞や剥離などの異常が生じている場合、他の正常な箇所とは異なる打撃音となる。この打撃音をマイクロフォンなどの音響センサにより測定して解析することで、打撃箇所の健全性を判別することができる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第2906973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、構造体の点検業務では、上述したように打音検査するとともに、異常が把握された箇所の補修作業をすることが重要となる。一般には、打音検査により異常が把握された箇所にチョークなどで目印をつけ、つけた目印を目安に補修作業が実施される。しかしながら、構造体の多くは、多くの人目につく場所にあり、このような目印は、景観上好ましくない場合があり、また、第三者に不安を与える場合があった。また、打音検査の実施時期と補修作業の実施時期とが離れている場合が多く、風雨などにより目印の判別が困難になる場合があった。
【0006】
また、打音検査により異常が把握された箇所を電子データとしてマッピングする技術があるが、現状では、補修すべき箇所をマッピングデータと図面と参照することで特定しており、チョークなどによる目印に比較して、手間がかかるという問題があった。
【0007】
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、打音検査により判明した補修対象の箇所が、より容易に特定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る点検システムは、構造体の検査対象面を打撃することにより発生する打撃音を測定する測定装置と、測定装置が測定した打撃音に基づいて構造体の内部の状態を判定する判定装置と、設定されている基準位置を基準として、検査対象面における測定装置が打撃音を測定している測定位置を特定する特定装置と、判定装置による判定結果と特定装置が特定した測定位置とを関連付けて集計する集計装置と、集計装置が集計した判定結果を、関連付けられている測定位置を基に検査対象面に相対的に対応させて拡張現実により表示装置に表示するコントローラとを備える。
【0009】
上記点検システムの一構成例において、基準位置は、特定装置との位置関係が既知の位置の検査対象面に設けられたマーカーの設置位置である。
【0010】
上記点検システムの一構成例において、特定装置は、レーザー画像検出・測距により、基準位置を原点とした座標系に測定装置が打撃音を測定している検査対象面のマッピングを形成することで、測定装置が打撃音を測定している測定位置を特定する。
(【0011】以降は省略されています)

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