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公開番号2024058347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165643
出願日2022-10-14
発明の名称電流検出器
出願人株式会社ダイナックス
代理人個人,個人
主分類G01R 15/20 20060101AFI20240418BHJP(測定;試験)
要約【課題】新規な構成で、耐振動性及び電流の検出精度が高いコアレス式の電流検出器を提供する。
【解決手段】電流検出器100は、板状で孔部を具えた導体20を具え、基板10は、その平面が一部延出した凸部と、凸部上に取付けられ、一対のホールセンサを有する電流検出部30を具え、導体20の平面が基板10の平面に対して直交する状態で凸部及び電流検出部30が孔部に嵌入され、孔部を挟む導体20の2つの平面が一対のホールセンサの間の中央に位置するように配設され、導体20には、一対のホールセンサの間上を電流が流れ、磁気検出方向が基板面と直交するように構成されているから、電流が流されたときに導体20に発生する一方向の磁束と他方向の磁束を一対のホールセンサでそれぞれ検出し、磁束の差動を用いて導体20の電流を検出することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、該基板に接続され、板状で孔部を具えた導体を具え、
前記基板は、その平面が一部延出した凸部と、該凸部上に取付けられ、一対のホールセンサを有する電流検出部を具え、
前記導体の平面が前記基板の平面に対して直交する状態で前記凸部及び電流検出部が前記孔部に嵌入され、前記孔部を挟む前記導体の2つの平面が前記一対のホールセンサの間の中央に位置するように配設され、
前記導体には、前記一対のホールセンサの間上を電流が流れるように構成され、
前記一対のホールセンサが前記導体に発生する一方向の磁束と他方向の磁束をそれぞれ検出することを特徴とする、
電流検出器。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記電流検出部が、集積回路をさらに具えた単体の差動ホール集積回路である、請求項1の電流検出器。
【請求項3】
前記基板に鉤部がさらに設けられ、
前記導体が前記鉤部に掛止されるように構成されている、請求項1又は2の電流検出器。
【請求項4】
前記孔部が前記凸部より幅広に形成され、
前記孔部に前記凸部及び電流検出部を嵌入し、前記導体をスライドさせることにより、前記導体が前記鉤部に掛止されるように構成されている、請求項3の電流検出器。
【請求項5】
前記基板が、前記鉤部と同じ側に位置する突起と、前記鉤部の内側に切欠部を具え、
前記導体の端面を前記切欠部に当接させてから前記導体を回転させることで、該導体が前記突起と前記鉤部に挟まれ掛止されるように構成されている、請求項3の電流検出器。
【請求項6】
前記基板に重なるように配設された第二基板をさらに具え、
前記導体が前記第二基板とも接続されている、請求項1又は2の電流検出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インバータの出力電流を検出する器具(以下、単に「電流検出器」という。)に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
インバータが具える電流検出器として、磁性体コアを用いた、いわゆる磁性体コア式のものが主流である。磁性体コア式の電流検出器は、例えば、バスバーなどの導体を囲うように磁性体コアを配置し、磁性体コアのギャップ部分に磁気センサを設け、磁気センサが検出した磁束から、電流を検出する。
【0003】
磁性体コア式の電流検出器は、磁性体コアと磁気センサの距離が近いため、磁気を正確に検出し易い。しかし、大電流を検出するには、大型の磁性体コアを要するため、全体的に大型化し、製造コストも高額になる傾向がある。また、導体を囲繞する磁性体コアを設ける必要があるため、基板や回路の構成に制約が生じ易い。そこで、近年、磁性体コアを用いない、いわゆるコアレス式のものが開発されている。
【0004】
コアレス式の電流検出器は、例えば、導体の近傍に配置した磁気検出器によって、空気中の磁束から電流を検出する。コアレス式の電流検出器は、磁性体コアを用いない分、全体的に小型化し易く、製造コストも抑え易い。一方、磁性体コア式の電流検出器と比べて磁束検出の精度が劣るので、電流を正確に検出し難いという問題点がある。そこで、電流の検出の正確性を向上させたコアレス式の電流検出器として、例えば、以下に挙げるものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-102116号公報
国際公開2006-090769号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1で開示されているコアレス式の電流検出器は、磁気検出器が取り付けられた突出部を有する基板と、二つの平行部と連結部から成るコ字状の凹部を有する導体(バスバー)を具え、突出部及び磁気検出器が一の導体の凹部に嵌め込まれるように配設されている。コ字状の三面から発生する磁束が磁気検出器によって検出されるため、磁束検出の精度を高めることができるから、磁性体コアを用いなくても、電流を正確に検出し易いとされている。
【0007】
特許文献2で開示されている電流検出器は、電流が流れる方向に平行に配置された平板状の導体(バスバー)と、導体の平面を挟むように構成された基板上に、導体に流れる電流の磁束を検出する一対の磁気センサと信号処理集積回路を具えている。なお、磁気センサは、基板を介して、電流の向きに対して直交する方向に位置している。本構成によれば、基板に流れる電流と、導体に流れる電流から生じる磁場が平行になるため、多相電流の影響と、被測定電流による誘導起電力の生成を抑え、電流を正確に検出し易いとされている。
【0008】
しかしながら、特許文献1の電流検出器は、複数の導体を並列させているため、隣接する導体から発生した磁束によって誤検出が発生する可能性がある。また、導体と磁気検出器の相対位置を固定するために専用の部品が必要になるため、製造コストが高くなる傾向にある。
【0009】
また、特許文献2の電流検出器は、一対の磁器センサを用い、その差動値で電流を検出する方式であるが、二つの磁気センサが基板と垂直に実装される必要があり、機械的振動による磁気センサ位置の変動による検出誤差発生の懸念がある。
【0010】
そこで、本発明は、新規な構成で、耐振動性及び電流の検出精度が高いコアレス式の電流検出器を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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