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公開番号2024051190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157217
出願日2022-09-30
発明の名称車両用アンダーカバー
出願人株式会社豊田自動織機
代理人
主分類B62D 25/20 20060101AFI20240404BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】走行時に固定具が外れたとしても路面と干渉を抑制することができる車両用アンダーカバーの提供にある。
【解決手段】複数の通孔27を有するアンダーカバー本体26を備え、アンダーカバー本体26は、複数の通孔27に挿通される固定具を介して車体の下部に固定される車両用アンダーカバーにおいてアンダーカバー本体26は、車体側カバー面28と路面側カバー面29とを有し、車体に搭載される熱発生部と対向するように、形状記憶材26が車体側カバー面28に沿って固定され、形状記憶材26は、形状記憶を可能とする形状記憶合金により形成されるとともに、熱発生部からの熱伝達を受けたとき、予め記憶された形状を保つ。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の通孔を有する板状のアンダーカバー本体を備え、
前記アンダーカバー本体は、前記複数の通孔に挿通される固定具を介して車体の下部に固定される車両用アンダーカバーにおいて、
前記アンダーカバー本体は、車体側カバー面と路面側カバー面とを有し、
前記車体に搭載される熱発生部と対向するように、形状記憶材が前記車体側カバー面に沿って固定され、
前記形状記憶材は、形状記憶を可能とする形状記憶合金により形成されるとともに、前記熱発生部からの熱伝達を受けたとき、予め記憶されているとともに前記車体側カバー面に沿った形状を保つことを特徴とする車両用アンダーカバー。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記形状記憶材は、前記熱発生部と対向する対向部と、前記熱発生部と対向しない非対向部と、を有し、
前記対向部と前記非対向部は一体形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用アンダーカバー。
【請求項3】
前記形状記憶材は、少なくとも前記対向部を含み、前記アンダーカバー本体より小さいことを特徴とする請求項2記載の車両用アンダーカバー。
【請求項4】
前記形状記憶材は、前記車体の前後方向に延在する複数の延在部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用アンダーカバー。
【請求項5】
前記非対向部は、前記アンダーカバー本体の外周縁まで延在することを特徴とする請求項2記載の車両用アンダーカバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、車両用アンダーカバーに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
車両用アンダーカバーの従来技術として、例えば、特許文献1に開示されたフロアアンダーカバーが知られている。特許文献1において開示された車両は、空気抵抗を極力低減することを目的として、車体下面のほぼ全てが、エンジンルームアンダーカバーおよびフロアアンダーカバーで覆われている。フロアアンダーカバーは、フロアトンネルを境に左右に二分割されている。これらのアンダーカバーは、フレーム側に設けられたステーに対し、ボルトおよび公知のプラスティックファスナを用いてその周縁部の要所が止められている。フロアアンダーカバーは、ポリプロピレン樹脂材のスタンピングモールド成型にて形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-18852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されたフロアアンダーカバーでは、例えば、走行中にフロアアンダーカバーの前部とフレームとを固定する固定具(プラスティックファスナ)が脱落することがある。この場合、車両が走行し続けると、走行時の空気流によってフロアアンダーカバーの前部が下方へ向かうように、アンダーカバーの一部が折れ曲がり、さらに垂れ下がって路面と干渉してフロアアンダーカバーが大きく損傷してしまうという問題がある。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、走行時に固定具が外れたとしても路面と干渉を抑制することができる車両用アンダーカバーの提供にある。
の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明は、複数の通孔を有する板状のアンダーカバー本体を備え、前記アンダーカバー本体は、前記複数の通孔に挿通される固定具を介して車体の下部に固定される車両用アンダーカバーにおいて、前記アンダーカバー本体は、車体側カバー面と路面側カバー面とを有し、前記車体に搭載される熱発生部と対向するように、形状記憶材が前記車体側カバー面に沿って固定され、前記形状記憶材は、形状記憶を可能とする形状記憶合金により形成されるとともに、前記熱発生部からの熱伝達を受けたとき、予め記憶されているとともに前記車体側カバー面に沿った形状を保つことを特徴とする。
【0007】
本発明では、車体に搭載される熱発生部と対向するように、形状記憶材が固定側カバー面に沿って固定されている。固定具が脱落すると、アンダーカバー本体において下方へ向けて傾斜する傾斜部が生じ易くなり、傾斜部は走行時の空気流や振動等によって大きく傾斜しようする。しかし、形状記憶材が、熱発生部からの熱伝達を受けて所定の温度以上になると、予め記憶されているとともに車体側カバー面に沿った形状を保つことになる。このため、走行時の空気流を受けてアンダーカバー本体の傾斜部が傾斜を大きくしようとしても、形状記憶材の形状記憶機能により妨げられる。その結果、走行中におけるアンダーカバー本体と路面との干渉が妨げられ、アンダーカバー本体の損傷が抑制できる。
【0008】
また、上記の車両用アンダーカバーにおいて、前記形状記憶材は、前記熱発生部と対向する対向部と、前記熱発生部と対向しない非対向部と、を有し、前記対向部と前記非対向部は一体形成されている構成としてもよい。
この場合、対向部と非対向部は一体形成されているので、対向部で受ける熱が非対向部へ伝達され、非対向部において形状記憶機能を発生させることができる。したがって、熱源と対向しない非対向部にて傾斜部が発生しても、走行時の空気流や振動等による傾斜部の傾斜の拡大が妨げられる。
【0009】
また、上記の車両用アンダーカバーにおいて、前記形状記憶材は、少なくとも前記対向部を含み、前記アンダーカバー本体より小さい構成としてもよい。
この場合、形状記憶材は、少なくとも対向部を含み、アンダーカバー本体より小さいので、アンダーカバー本体の全体にわたって形状記憶材を設ける場合と比較して車両用アンダーカバーの製作コストを低減することができる。
【0010】
また、上記の車両用アンダーカバーにおいて、前記形状記憶材は、前記車体の前後方向に延在する複数の延在部を備える構成としてもよい。
この場合、アンダーカバー本体にスリットが設けられている場合でも、スリットを回避するように形状記憶材をアンダーカバー本体に固定することができるほか、車両用アンダーカバーの軽量化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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