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公開番号2024049604
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155920
出願日2022-09-29
発明の名称電動ブレーキシステム
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人服部国際特許事務所
主分類B60W 50/035 20120101AFI20240403BHJP(車両一般)
要約【課題】簡易な構成で電動ブレーキの制動性能の低下を監視し、モビリティの走行安全性を確保する電動ブレーキシステムを提供する。
【解決手段】電動ブレーキシステムは、主機バッテリーを動力源とし、最高移動速度が25km/h未満であり、複数の車輪91-94を有するモビリティ900で用いられる。電動ブレーキ81-84は、電力を用いて、対応する車輪91-94に対しクランプ力を発生させる。制動性能監視部36は、電気的要因及び機械的要因による電動ブレーキ81-84の制動性能低下を監視する。移動速度制限部37は、モビリティ900の移動速度の上限値を設定する。移動速度制限部37は、制動性能監視部36が推定した電動ブレーキ81-84の制動性能低下情報に応じて、モビリティ900の移動速度の上限値を変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
主機バッテリーを動力源とし、最高移動速度が25km/h未満であり、複数の車輪(91-94)を有するモビリティ(900)で用いられるブレーキシステムにおいて、
電力を用いて、対応する車輪に対しクランプ力を発生させる電動ブレーキ(81-84)と、
電気的要因及び機械的要因による前記電動ブレーキの制動性能低下を監視する制動性能監視部(36)と、
前記モビリティの移動速度の上限値を設定する移動速度制限部(37)と、
を備え、
前記移動速度制限部は、前記制動性能監視部が推定した前記電動ブレーキの制動性能低下情報に応じて、前記モビリティの移動速度の上限値を変更する電動ブレーキシステム。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記制動性能監視部は、前記電動ブレーキに印加される電圧、又は、前記電動ブレーキに通電される電流に基づき、電気的要因に基づく前記電動ブレーキの制動性能低下を推定する請求項1に記載の電動ブレーキシステム。
【請求項3】
前記制動性能監視部は、前記電動ブレーキが発生させるクランプ荷重に基づき、機械的要因に基づく前記電動ブレーキの制動性能低下を推定する請求項1に記載の電動ブレーキシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動ブレーキシステムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、摩擦ブレーキを含むブレーキシステムが故障した場合に車両の安全性を担保する技術が知られている。例えば特許文献1に開示された車両制御装置によると、自動運転車両において、摩擦ブレーキアシスト用モータ、駆動用モータ、及び駐車用ブレーキを備えるブレーキアクチュエータに故障が発生しても一定時間安全性を担保した自動運転が可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6536852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、地域の交通の課題の解決と低炭素社会の実現を目的とするモビリティとして、グリーンスローモビリティが推進されている。グリーンスローモビリティは、時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービスで、その車両も含めた総称であると定義されている(参考:国土交通省ホームページ)。
【0005】
本発明では、公道以外での使用も想定した機能面から、公道での制限時速より一回り高速である「最高移動速度25km/h未満」の電動モビリティを発明の対象とする。その具体例として、ゴルフ場内で走行する乗用ゴルフカートに着目する。本明細書では、モビリティの速度について一般車両の「車速」と区別するため「移動速度」の語を用いる。
【0006】
特許文献1の従来技術は自動運転車両を対象にしたものであり、カメラ、アラウンドビューカメラ、レーザレンジファインダなど、車両周囲の情報をセンシングするためのセンサ類が多数実装されている。したがって、小規模なモビリティに適用するには制御システムが複雑であり、システム費用が高価となる。
【0007】
電動モビリティのブレーキシステムの主な故障モードとして、各車輪を摩擦制動する電動ブレーキにおけるブレーキモータのトルク低下やクランプ部の摩耗による制動性能低下が想定される。そのため、電動ブレーキの制動性能低下が発生した場合に早期に発見し、モビリティの走行安全性を適切に確保することが求められる。よって、小規模モビリティに適した簡易な構成で電動ブレーキシステムのフェールセーフ機能を実現することが課題となる。
【0008】
本発明は上述の点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、簡易な構成で電動ブレーキの制動性能の低下を監視し、モビリティの走行安全性を確保する電動ブレーキシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、主機バッテリーを動力源とし、最高移動速度が25km/h未満であり、複数の車輪(91-94)を有するモビリティ(900)で用いられるブレーキシステムにおいて、電動ブレーキ(81-84)と、制動性能監視部(36)と、移動速度制限部(37)と、を備える電動ブレーキシステムである。
【0010】
電動ブレーキは、電力を用いて、対応する車輪に対しクランプ力を発生させる。制動性能監視部は、電気的要因及び機械的要因による電動ブレーキの制動性能低下を監視する。移動速度制限部は、モビリティの移動速度の上限値を設定する。
(【0011】以降は省略されています)

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