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公開番号2024047315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152865
出願日2022-09-26
発明の名称ワイピング装置
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20240329BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インクジェットヘッドの側面に付着したインクの落下を防止することができるワイピング装置を提供する。
【解決手段】インクを吐出するインクジェットヘッド13のインク吐出面をワイプするワイパ24と、ワイパ24の先端部がインク吐出面を摺動するようワイパをワイプ方向に移動させてワイプ動作を行うワイパ駆動部30とを備え、ワイパ24の先端部のワイプする面とは逆の面に、所定の間隔を空けて立設された複数の立設部材24Aを有し、ワイパ駆動部30が、ワイパ24をワイプ方向とは逆方向に移動させて立設部材24Aをインクジェットヘッド13の側面に接触させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する吐出ヘッドの吐出面をワイプするワイパと、
前記ワイパの先端部が前記吐出面を摺動するよう前記ワイパをワイプ方向に移動させてワイプ動作を行うワイパ駆動部とを備え、
前記ワイパの先端部のワイプする面とは逆の面に、所定の間隔を空けて立設された複数の立設部材を有し、
前記ワイパ駆動部が、前記ワイパを前記ワイプ方向とは逆方向に移動させて前記立設部材を前記吐出ヘッドの側面に接触させるワイピング装置。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記ワイパ駆動部が、前記立設部材を前記吐出ヘッドの側面に接触させた後、さらに前記ワイパを前記ワイプ方向とは逆の方向に移動させる請求項1記載のワイピング装置。
【請求項3】
前記立設部材が、板形状または柱形状で形成されている請求項1記載のワイピング装置。
【請求項4】
前記複数の立設部材が、毛細管現象によって前記立設部材の間に前記液体が吸収されるような間隔で設けられている請求項1記載のワイピング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を吐出する吐出ヘッドをワイプするワイピング装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、紙またはフィルムなどからなる印刷媒体を搬送しつつ、インクジェットヘッドから印刷媒体に対してインクを吐出して印刷を施すインクジェット印刷装置が提案されている。
【0003】
インクジェット印刷装置においては、インクジェットヘッドのインク吐出面にインクが固着したり、印刷用紙から発生した紙粉などのゴミが付着したりすることがある。インク吐出面にインクが固着したり紙粉が堆積したりした場合、ノズルからのインクの吐出方向の乱れや不吐出などの吐出不良が発生することがある。
【0004】
このような吐出不良を低減するため、インクジェットヘッドのノズルからインクを強制的に吐出させる、いわゆるパージを行った後、ワイパによってインク吐出面をワイプするワイプ動作が知られている。これによりインク吐出面に固着したインクとともに、インク吐出面上のゴミがワイプブレードにより除去される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-162824号公報
特開2003-25596号公報
特開平10-323986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、上述したようにワイパによるワイプ動作を行った場合、図12Aに示すように、インク吐出面に付着したインクが、ワイパ100によって除去されるが、その除去されたインクは、インク吐出面とワイパ表面との間に滞留し、そのままワイプ方向(図12Aに示す矢印方向)に移動する。そして、ワイプ動作が終了した際には、図12Bに示すように、インクジェットヘッド101の側面101Aに付着する。
【0007】
インクジェットヘッド101の側面101Aに付着したインクは、ワイプ動作を繰り返し行ううちに増加し、重力に耐え切れなくなって下方に落下して、印刷媒体や搬送ベルトを汚してしまう問題がある。特に、搬送ベルトに設けられた吸引孔から空気を吸引して印刷媒体を吸着搬送するインクジェットヘッド印刷装置において、たとえば印刷媒体の搬送方向に直交する方向の幅が、搬送ベルトの幅よりも小さい場合には、吸引孔の吸引力が上述したインクジェットヘッド101の側面101Aに付着したインクにも影響し、インクが落下し易いという問題がある。
【0008】
上述したような問題を解決する方法として、たとえば特許文献1および特許文献2には、図13Aに示すようなワイプ動作後に、図13Bに示すようにワイプ方向と逆方向にワイプ移動させて、ワイパ100をインクジェットヘッド101の側面101Aに接触または近づけ、その後、再度ワイプ方向にワイパ100を移動させることで、側面101Aに付着したインクを除去する方法が提案されている。
【0009】
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の方法では、インクジェットヘッド101の側面101Aに付着したインクを、接触させたワイパ100で引っ張ることで付着したインクを除去しているため、すなわちワイパ100の表面張力によってインクを除去しているため、ワイパ100の表面が平面である場合、除去できるインク量には限界がある。
【0010】
また、特許文献3では、ワイパの表面に溝を形成してその溝にインクを保持する方法が提案されているが、特許文献3のようにワイプする面のインク保持量を増やす形状では、ワイパ100とインクジェットヘッド101との間に滞留するインクの量を増やしてしまうことになり、逆に、インクジェットヘッド101の側面101Aに付着するインクを増やしてしまう問題がある。
(【0011】以降は省略されています)

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