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公開番号2024036741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-18
出願番号2022141168
出願日2022-09-06
発明の名称画像記録装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 29/393 20060101AFI20240311BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】光学的ラインセンサにおける暗電流の変動による読取画像の劣化を抑制する。
【解決手段】被記録媒体を搬送向き6へ搬送する搬送部200と、上記搬送部200により搬送される上記被記録媒体に液体を吐出するヘッド140と、上記ヘッド140より上記搬送向き6の下流に位置しており、上記液体、上記被記録媒体、または両方を加熱するヒータ160と、上記ヒータ160より上記搬送向き6の下流に位置しており、上記被記録媒体に対して光源333から照射された光の反射を受光して電気的に検知する光学的ラインセンサ230と、コントローラ10と、を備える。上記コントローラ10は、上記光源333を非点灯とする非点灯期間を特定し、上記非点灯期間において上記光学的ラインセンサを駆動して、上記光学的ラインセンサが出力する暗電流を取得し、取得した上記暗電流の大きさに基づいて、上記光学的ラインセンサ230の動作を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被記録媒体を搬送向きへ搬送する搬送部と、
上記搬送部により搬送される上記被記録媒体に液体を吐出するヘッドと、
上記ヘッドより上記搬送向きの下流に位置しており、上記液体、上記被記録媒体、または両方を加熱するヒータと、
上記ヒータより上記搬送向きの下流に位置しており、上記被記録媒体に対して光源から照射された光の反射を受光して電気的に検知する光学的ラインセンサと、
コントローラと、を備え、
上記コントローラは、
上記光源を非点灯とする非点灯期間を特定し、
上記非点灯期間において上記光学的ラインセンサを駆動して、上記光学的ラインセンサが出力する暗電流を取得し、
取得した上記暗電流の大きさに基づいて、上記光学的ラインセンサの動作を制御する画像記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
上記コントローラは、
取得した上記暗電流が第1閾値以上であることを条件として、上記光学的ラインセンサの出力から上記暗電流を除いて読取画像を生成する請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項3】
上記コントローラは、
上記光学的ラインセンサの単位読取ライン当たりの上記光源による第1露光時間を取得し、
取得した上記暗電流が第1閾値よりも大きい第2閾値以上であることを条件として、取得した上記第1露光時間より短い第2露光時間を設定する請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項4】
上記コントローラは、
上記光源の第1発光強度を取得し、
取得した上記暗電流が第1閾値よりも大きい第2閾値以上であることを条件として、取得した上記第1発光強度より小さい第2発光強度を設定する請求項3に記載の画像記録装置。
【請求項5】
上記コントローラは、
取得した上記暗電流が第2閾値よりも大きい第3閾値以上であることを条件として、上記光学的ラインセンサの駆動を中止する請求項3または4に記載の画像記録装置。
【請求項6】
上記被記録媒体の所定位置を検出する位置センサを更に備え、
上記コントローラは、
上記搬送部による上記被記録媒体の搬送速度を取得し、
上記搬送部を上記搬送速度で駆動し、
上記位置センサから出力される信号および上記搬送速度に基づいて、上記非点灯期間を決定する請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項7】
上記非点灯期間は、搬送方向に連続して搬送される上記被記録媒体に、上記光学的ラインセンサの上下方向が重ならない期間である請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項8】
上記光学的ラインセンサは、一列に並んだ複数の受光セルを有しており、
上記コントローラは、
上記受光セルごとの上記暗電流を取得する請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項9】
上記コントローラは、
上記搬送部が駆動されている間の所定のタイミング毎に上記暗電流を取得する請求項6に記載の画像記録装置。
【請求項10】
上記コントローラは、
停止状態の上記ヘッドおよび上記ヒータを駆動して所定時間まで第1タイミング毎に上記暗電流を取得し、
上記所定時間が経過した後、上記第1タイミングより間隔が長い第2タイミング毎に上記暗電流を取得する請求項9に記載の画像記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像記録装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1から3には、用紙にインクを吐出するヘッドの下流に光学的ラインセンサを配置した装置が開示されている。特許文献1から3では、光学的ラインセンサを用いてヘッドで記録した画像を検知することにより、記録画像の良否を判定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-28140号公報
国際公開第2020/040205号公報
国際公開第2020/040285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ヘッドから吐出されるインクの種類により、被記録媒体へ吐出されたインクをヒータにより加熱して定着させることがある。ヒータの熱が光学的ラインセンサに伝わると、光学的ラインセンサの暗電流が増大して読取画像の品質に影響を与えるおそれがある。装置の小型化やコストダウンの要請を考慮すると、光学的ラインセンサとヒータとの間隔を空けることや、ファン等の冷却装置を設けることは、装置の大型化やコストアップに繋がる。
【0005】
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、光学的ラインセンサにおける暗電流の変動による読取画像の劣化を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る画像記録装置は、 被記録媒体を搬送向きへ搬送する搬送部と、上記搬送部により搬送される上記被記録媒体に液体を吐出するヘッドと、上記ヘッドより上記搬送向きの下流に位置しており、上記液体、上記被記録媒体、または両方を加熱するヒータと、上記ヒータより上記搬送向きの下流に位置しており、上記被記録媒体に対して光源から照射された光の反射を受光して電気的に検知する光学的ラインセンサと、コントローラと、を備え、上記コントローラは、上記光源を非点灯とする非点灯期間を特定し、上記非点灯期間において上記光学的ラインセンサを駆動して、上記光学的ラインセンサが出力する暗電流を取得し、取得した上記暗電流の大きさに基づいて、上記光学的ラインセンサの動作を制御する。
【0007】
光源を非点灯とする期間に光学的ラインセンサを駆動することにより、熱に起因して出力される暗電流の大きさを取得することができる。取得された暗電流の大きさに基づいて光源及び光学的ラインセンサの駆動を制御することにより、画像記録装置を大型化せずに、画像の読取を継続することができる。
【0008】
(2)上記コントローラは、取得した上記暗電流が第1閾値以上であることを条件として、上記光学的ラインセンサの出力から上記暗電流を除いて読取画像を生成する。
【0009】
光学的ラインセンサの出力から暗電流の影響を除去するので、読取画像の画質を向上することができる。
【0010】
(3)上記コントローラは、上記光学的ラインセンサの単位読取ライン当たりの上記光源による第1露光時間を取得し、取得した上記暗電流が第1閾値よりも大きい第2閾値以上であることを条件として、取得した上記第1露光時間より短い第2露光時間を設定する。
(【0011】以降は省略されています)

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