TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024035139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-03-13
出願番号
2023137134
出願日
2023-08-25
発明の名称
電気自動車バッテリー
出願人
光陽工業股分有限公司
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
H01M
10/6554 20140101AFI20240306BHJP(基本的電気素子)
要約
【解決手段】本発明の電気自動車バッテリーは、シェル10と、複数のバッテリーセル21及びバッテリーフレーム22を含む少なくとも1つのバッテリーセルモジュールと、少なくとも1つの熱パッド30と、を含む。少なくとも1つの熱パッドの各々は、2つの対向する側面に第1の接触面と、第2の接触面と、を有する。第1の接触面上には少なくとも1つのバッテリーセルモジュールにぴったりと適合して接触するための接触構造が形成されており、第2の接触面はシェルの内面にぴったりと適合して接触する。
【効果】接触構造の各々が少なくとも1つのバッテリーセルモジュールの各々に沿って成形されているため、熱パッドの各々と少なくとも1つのバッテリーセルモジュールの各々とが互いにより密接に接触することができる。そのため、電気自動車バッテリーは、動作温度範囲内で動作し、良好な充放電効率を有し、長いバッテリー寿命を有することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内面を有する、シェルと、
前記シェル内に取り付けられ、複数のバッテリーセルを有する、少なくとも1つのバッテリーセルモジュールと、
第1の接触面と、前記第1の接触面とは反対側の第2の接触面とを有する少なくとも1つの熱パッドであって、前記第1の接触面上に前記少なくとも1つのバッテリーセルモジュールにぴったりと適合して接触するための接触構造が形成されており、前記第2の接触面が前記シェルの前記内面に接触する、少なくとも1つの熱パッドと
を備える、電気自動車バッテリー。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記少なくとも1つのバッテリーセルモジュールが複数のバッテリーセルモジュールであり、隣接する前記バッテリーセルモジュールのうちの2つの間に中間熱パッドが取り付けられており、
前記中間熱パッドの各々が2つの対向する側面に2つの接触面を有し、前記接触面が、前記接触構造を介して前記少なくとも1つのバッテリーセルモジュールの各々の表面にそれぞれ接触する、請求項1に記載の電気自動車バッテリー。
【請求項3】
前記接触構造が凸凹面であり、前記凸凹面が前記少なくとも1つのバッテリーセルモジュールの各々の前記表面の輪郭に一致する、請求項1に記載の電気自動車バッテリー。
【請求項4】
前記接触構造が凸凹面であり、前記凸凹面が前記少なくとも1つのバッテリーセルモジュールの各々の前記表面の輪郭に一致する、請求項2に記載の電気自動車バッテリー。
【請求項5】
前記凸凹面が複数の突出部分と複数の溝とを備え、前記溝の各々が、隣接する前記突出部分のうちの2つの間に形成されている、請求項3に記載の電気自動車バッテリー。
【請求項6】
前記凸凹面が複数の突出部分と複数の溝とを備え、前記溝の各々が、隣接する前記突出部分のうちの2つの間に形成されている、請求項4に記載の電気自動車バッテリー。
【請求項7】
前記第2の接触面が凸面であり、前記シェルの前記内面の形状が前記凸面と一致する、請求項1に記載の電気自動車バッテリー。
【請求項8】
前記少なくとも1つの熱パッドの各々が、取付構造によって前記少なくとも1つのバッテリーセルモジュールの各々の表面に取り付けられている、請求項1に記載の電気自動車バッテリー。
【請求項9】
前記取付構造が、前記少なくとも1つの熱パッドの各々に形成された複数の取付穴と、前記少なくとも1つのバッテリーセルモジュールの各々の前記第1の表面に形成された複数の取付柱とを含む、請求項8に記載の電気自動車バッテリー。
【請求項10】
前記取付柱の各々の柱高さが、前記取付穴の各々の深さよりも小さいかまたは前記深さに等しい、請求項9に記載の電気自動車バッテリー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車バッテリーに関し、より詳細には、優れた熱放散を有する電気自動車バッテリーに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
技術が進化するにつれて、充電式リチウムバッテリーは、日常生活用途および産業用途に広く使用されるようになり、例えば、充電式リチウムバッテリーは、電気自動車や電話に使用されることが多い。典型的な電気自動車バッテリーの場合、典型的な電気自動車バッテリーは複数のバッテリーセルモジュールからなる。そのため、典型的な電気自動車バッテリーは、充放電時に大量の熱を発生し、よって典型的な電気自動車バッテリーの温度を上昇させる。そのような熱を適時に放散しなければ、典型的な電気自動車バッテリーでは、充放電の効率が低下するとともに、危険性も増す。
【0003】
充放電効率を維持し、かつ安全性を維持するために、典型的な電気自動車バッテリーのバッテリーセルモジュールの各々の表面には冷却プレートが取り付けられている。図6を参照すると、冷却プレート60のうちの1つが、典型的な電気自動車バッテリーのバッテリーセルモジュール50のうちの1つの表面に取り付けられている。冷却プレート60の接触面61は、バッテリーセルモジュール50のうちの1つの表面に接触し、熱伝導によりバッテリーセルモジュール50のうちの1つから冷却プレート60に熱が放散されることを可能にする。しかしながら、バッテリーセルモジュール50の表面は凸凹しており、冷却プレート60の接触面61は平坦であるため、冷却プレート60とバッテリーセルモジュール50とは互いに完全に接触するには適さない。冷却プレート60の接触面61とバッテリーセルモジュール50の表面との間には多くの隙間が存在するため、バッテリーセルモジュール50の熱放散が不十分になり、よって、典型的な電気自動車バッテリー内で温度上昇を引き起こす。その結果、典型的な電気自動車バッテリーは、充放電効率をさらに失い、過熱の可能性により正常に機能しなくなる場合もある。
【0004】
台湾特許出願公開第201703312号は、熱管理機能を有するバッテリーシステムを開示した。前記バッテリーシステムは、ハウジングと、複数のバッテリーセルと、少なくとも1つの温度制御ユニットとを備える。温度制御ユニットは、少なくとも1つの放熱プレートと、液体熱交換器とを含む。少なくとも1つの放熱プレートは、温度均一化プレートと、熱交換プレートと、作動流体が充填された少なくとも1つの密閉された空洞とを含む。温度均一化プレートは、バッテリーセル間に延在し、バッテリーセルと熱的に接触する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
台湾特許出願公開第201703312号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
典型的な電気自動車バッテリーは複数のバッテリーセルモジュールを有し、バッテリーセルモジュールは、ぴったりと適合する接触部を欠くために冷却プレートを介して熱を効果的に放散することができない。冷却プレートの接触面とバッテリーセルモジュールの表面との間には多くの隙間が存在し、バッテリーセルモジュールによって発生する熱が効果的に放散されるのを妨げる。その結果、典型的な電気自動車バッテリー内で温度が上昇し、よって典型的な電気自動車バッテリーが充放電効率を失い、正常に機能しなくなる可能性さえある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
内面を有する、シェルと、
シェル内に取り付けられ、複数のバッテリーセルを有する、少なくとも1つのバッテリーセルモジュールと、
第1の接触面と、第1の接触面とは反対側の第2の接触面とを有する少なくとも1つの熱パッドであって、第1の接触面上に少なくとも1つのバッテリーセルモジュールにぴったりと適合して接触するための接触構造が形成されており、第2の接触面がシェルの内面に接触する、少なくとも1つの熱パッドと
を含む、電気自動車バッテリーを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の電気自動車バッテリーは、接触構造を有する少なくとも1つの熱パッドを含む。接触構造の各々は、少なくとも1つのバッテリーセルモジュールとそれぞれ接触する。接触構造の各々が少なくとも1つのバッテリーセルモジュールの各々の表面に沿って成形されているため、接触構造の各々は、熱パッドの各々と少なくとも1つのバッテリーセルモジュールの各々とが互いによりぴったりと適合して密接に接触するのを助ける。少なくとも1つのバッテリーセルモジュールの各々が熱パッドの各々とのより多くの接触表面積を有するので、少なくとも1つのバッテリーセルモジュールの各々によって発生する熱をより効率的に放散することができ、よって本発明の電気自動車バッテリーはより良好に熱を放散する。その結果、電気自動車バッテリー内の温度が低下し、電気自動車バッテリーがより長寿命で動作することが可能になる。さらに、接触構造の各々はまた、少なくとも1つの熱パッドの各々と少なくとも1つのバッテリーセルモジュールの各々との間の隙間を埋める。接触構造は、電気自動車バッテリーの全体構造がより弾力的であることを可能にし、接触構造の各々は、外力の影響からの緩衝材として機能する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の電気自動車バッテリーの三次元(3D)斜視図である。
本発明の電気自動車バッテリーの少なくとも1つのバッテリーセルモジュールおよび少なくとも1つの熱パッドの3D分解図である。
本発明の電気自動車バッテリーの少なくとも1つの熱パッドの3D斜視図である。
本発明の電気自動車バッテリーの少なくとも1つの熱パッドの側面図である。
本発明の一実施形態における電気自動車バッテリーの3D分解図である。
典型的な電気自動車バッテリーの少なくとも1つのバッテリーセルモジュールおよび冷却プレートの3D分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1および図2を参照すると、本発明は電気自動車バッテリーを提供する。本発明の電気自動車バッテリーは、シェル10と、少なくとも1つのバッテリーセルモジュール20と、少なくとも1つの熱パッド30とを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
三洋化成工業株式会社
軟磁性材料
12日前
株式会社ヨコオ
同軸コネクタ
18日前
古河電池株式会社
制御弁式鉛蓄電池
18日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
12日前
株式会社ヨコオ
ソケット
5日前
株式会社半導体エネルギー研究所
電池
11日前
日新電機株式会社
変圧器
6日前
TDK株式会社
コイル部品
18日前
三洲電線株式会社
撚線導体
12日前
住友電装株式会社
コネクタ
18日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
5日前
三洋化成工業株式会社
リチウムイオン電池
12日前
大和電器株式会社
コンセント
18日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
18日前
河村電器産業株式会社
接続装置
6日前
株式会社村田製作所
コイル部品
4日前
株式会社村田製作所
電池パック
12日前
河村電器産業株式会社
接続装置
6日前
ローム株式会社
半導体発光装置
18日前
TDK株式会社
電子部品
18日前
シャープ株式会社
アンテナ装置
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
原田工業株式会社
複合平面アンテナ装置
11日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
6日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
6日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
18日前
ホシデン株式会社
コネクタ
12日前
日産自動車株式会社
表面実装部品
5日前
TDK株式会社
コイル部品
11日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
6日前
矢崎総業株式会社
端子金具
18日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
6日前
新光電気工業株式会社
基板固定装置
18日前
日本圧着端子製造株式会社
電気的接続装置
18日前
株式会社ソシオネクスト
半導体装置
11日前
富士電機株式会社
燃料電池発電装置
18日前
続きを見る
他の特許を見る