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公開番号2024017026
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022119382
出願日2022-07-27
発明の名称表示灯付発信機
出願人ニッタン株式会社
代理人個人,個人
主分類G09F 13/18 20060101AFI20240201BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】暗所においても表記されている文字が読め、機器の機能や操作方法が分かり易い表示灯付発信機を提供する。
【解決手段】前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体ケース(13)と、押しボタンスイッチの前方に配置された保護板(21)と、保護板(押しボタン)の少なくとも一部を露出させる開口部を有する前面パネル(22)と、保護板または前面パネルの背部もしくは側部に配設された光源(28)とを備えた表示灯付発信機において、前記保護板および前記前面パネルは導光材により形成され、裏面には、表示したい文字に応じて複数の溝が形成されており、これら複数の溝の形成態様が異なることによって文字の部分とそれ以外の部分とで、保護板や前面パネルの表面より放出される単位面積当たりの光の量が異なることで明暗が生じ、その明暗により文字が表示されるように構成した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体ケースと、前記押しボタンスイッチの前方に配置された保護板と、前記保護板の少なくとも一部を露出させる開口部を有する前面パネルと、前記保護板または前記前面パネルの背部もしくは側部に配設された光源と、を備えた表示灯付発信機であって、
前記保護板および前記前面パネルは導光材により形成され、
前記保護板および/または前記前面パネルの裏面には、表示したい文字に応じて複数の溝が形成されており、前記複数の溝の形成態様が異なることによって前記文字の部分とそれ以外の部分とで、前記保護板および/または前記前面パネルの表面より放出される単位面積当たりの光の量が異なることで明暗が生じ、その明暗により文字が表示されるように構成されていることを特徴とする表示灯付発信機。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記前面パネルの裏面には、全体に亘って複数の溝が形成されており、
前記明暗により文字を表示させるための光を放出する前記光源からの光が、前記前面パネルの裏面の前記複数の溝に当たって反射して前記前面パネルの前面より放出されることで、前記前面パネルが表示灯として機能するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示灯付発信機。
【請求項3】
前記保護板に、傾斜面を有する凹部が形成され、
前記光源は前記保護板の前記凹部より後方に配設され、
前記光源から放出された光が前記凹部の前記傾斜面より前記保護板を構成する導光材へ入射し、さらにその外側にある前記前面パネルを構成する導光材へ入射されるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示灯付発信機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、緊急報知用の発信機、さらには表示灯を備え建物の壁部等に設置され緊急事態の発生時に操作されることで警報を発するための表示灯付発信機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物内部には火災など緊急事態の発生を知らせるために、押しボタンスイッチを備えた手動の発信機が建物の壁面に適切な高さで設置されている。緊急事態の発生時には、発見者が発信機の押しボタンスイッチを強く押すことにより、緊急事態の発生を知らせる信号が受信機等へ伝送されると共に、発信機の近傍に設けられるベルから警報音が発せられて、周囲の人に対し緊急事態の発生を知らせることができるようになっている。
また、発信機には、火災関連設備(発信機を含む)があることを知らせるための表示灯が一体に設けられているものがある(例えば特許文献1)。
【0003】
また、従来、発信機においては、押しボタンの表面に「強く押す」のような文字を表記することで操作位置を明示したり、前面パネルの表面に「火災報知機」のような文字を表記することで当該機器の機能を明示したりすることが行われている。
なお、発信機における文字の表記は、一般に部品の表面にシルク印刷を実施することにより行われている。また、導光板の表面にレーザ加工を施して、導光板の側面より入射させた光を、レーザ加工で形成された溝で反射させて、導光板の表面に「立入禁止」等の文字を表示させるようにしたガス系消火設備用表示装置に関する発明が提案されている(例えば特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-142051号公報
特開2018-105916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
印刷による文字の表記の場合、暗所においては表記されている文字が読めないため、機器の機能や操作方法が分かりにくいという課題がある。また、シルク印刷による文字の表記は、部品が樹脂製の場合、樹脂成型工程の後にシルク印刷工程を実施することになるため工程数が多くなるとともに、印刷後にインクの乾燥時間または乾燥工程が必要であるため部品の製造時間が長くなり、コストアップを招くという課題がある。
【0006】
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、暗所においても表記されている文字が読め、機器の機能や操作方法が分かり易い表示灯付発信機を提供することにある。
本発明の他の目的は、文字の表示のために印刷工程が不要でありコストアップを回避することができる表示灯付発信機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、
前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体ケースと、前記押しボタンスイッチの前方に配置された保護板と、前記保護板の少なくとも一部を露出させる開口部を有する前面パネルと、前記保護板または前記前面パネルの背部もしくは側部に配設された光源と、を備えた表示灯付発信機において、
前記保護板および前記前面パネルは導光材により形成され、
前記保護板および/または前記前面パネルの裏面には、表示したい文字に応じて複数の溝が形成されており、前記複数の溝の形成態様が異なることによって前記文字の部分とそれ以外の部分とで、前記保護板および/または前記前面パネルの表面より放出される単位面積当たりの光の量が異なることで明暗が生じ、その明暗により文字が表示されるように構成したものである。
【0008】
上記のような構成によれば、保護板(押しボタン)や前面パネルの前面から放出される光の明暗で文字が表示されるため、暗所においても表記されている文字が読め、機器の機能や操作方法を分かり易くすることができる。また、文字の表記のために行う印刷工程が不要でありコストアップを回避することができる。「溝の形成態様が異なる」とは、例えば溝の深さまたはピッチが異なることを意味している。
【0009】
ここで、望ましくは、前記前面パネルの裏面には、全体に亘って複数の溝が形成されており、
前記明暗により文字を表示させるための光を放出する前記光源からの光が、前記前面パネルの裏面の前記複数の溝に当たって反射して前記前面パネルの前面より放出されることで、前記前面パネルが表示灯として機能するように構成する。
【0010】
上記構成によれば、光の明暗で文字を表示させるための光を放出する光源を、前面パネルを発信機の位置を知らせる表示灯として機能させるための光を放出する光源として兼用させることができるため、装置をコンパクトに構成することができるとともに、コストアップを回避することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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