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公開番号2024014371
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022117147
出願日2022-07-22
発明の名称認知機能改善用の組成物、それを含む食品、薬剤、組成物キット、及び、その組成物の製造方法
出願人長崎県公立大学法人,長崎県
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A23L 33/10 20160101AFI20240125BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】生体に吸収されやすく効果を発揮しやすい認知機能改善用の組成物、それを含む食品、薬剤、組成物キット、及び、その組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】ヘスペリジンと茶ポリフェノールとを含有する認知機能改善用の組成物、それを含む食品、薬剤、組成物キット、及び、その組成物の製造方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ヘスペリジンと茶ポリフェノールとを含有する認知機能改善用の組成物。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記ヘスペリジンと前記茶ポリフェノールとの会合体を含有する、請求項1に記載の認知機能改善用の組成物。
【請求項3】
前記ヘスペリジンと前記茶ポリフェノールとの会合体は、前記茶ポリフェノールが前記ヘスペリジンの疎水性部分を会合によって取り込んだ構造を有する、請求項2に記載の認知機能改善用の組成物。
【請求項4】
前記ヘスペリジンを含有するミカンと前記茶ポリフェノールを含有する茶とを混合し揉捻して得られた混合揉捻物を有効成分とする認知機能改善用の組成物であって、
前記混合揉捻物の全体質量に対してミカンを10~50質量%混合した、請求項1または2に記載の認知機能改善用の組成物。
【請求項5】
前記ミカンが未熟ミカンを含み、前記茶が緑茶生葉を含む、請求項4に記載の認知機能改善用の組成物。
【請求項6】
前記組成物の全体質量1000mgに対して前記ヘスペリジンを20~60mg含有する、請求項1または2に記載の認知機能改善用の組成物。
【請求項7】
前記組成物の全体質量1000mgに対して前記茶ポリフェノールを75~200mg含有する、請求項1または2に記載の認知機能改善用の組成物。
【請求項8】
前記ヘスペリジンに対して前記茶ポリフェノールを質量比で2:1~1:4となるよう含有する、請求項1または2に記載の認知機能改善用の組成物。
【請求項9】
請求項1または2に記載の認知機能改善用の組成物を含む食品。
【請求項10】
請求項1または2に記載の認知機能改善用の組成物を含む薬剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、認知機能改善用の組成物、それを含む食品、薬剤、組成物キット、及び、その組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
フラバノン配糖体はミカン等の柑橘類に多く含まれており、脂質の酸化防止作用等を有することが知られている。中でもヘスペリジンは、血管強化、血圧低下、コレステロール低減、中性脂肪低減及び血流改善作用等の効能が認められているフラバノン配糖体である。
【0003】
ヘスペリジンを利用する発明としては、例えば、特許文献1の発明は、水溶性が低く加工等が行いにくいヘスペリジンの一部にグルコースを結合させ、酵素処理することによって、ヘスペリジンに対して水溶性を付与するものである。
【0004】
ヘスペリジンを含む組成物の効果・効能としては、例えば、特許文献2によると、酵素処理ヘスペリジンを飲用することで、睡眠の質の改善が確認されている。
【0005】
非特許文献1によると、酵素処理ヘスペリジン(アグリコンとして170mg)を飲用することで、寒冷刺激によって低下した手の血流量および皮膚表面温度がプラセボ群と比べて有意に回復している。
【0006】
本発明者らによる特許文献3によると、フラバノン配糖体と茶ポリフェノールとを含有する組成物が開示されている。特許文献3には、この組成物の製造方法として、前記フラバノン配糖体を含有する原料と前記茶ポリフェノールを含有する原料とを揉捻して混合揉捻物を得る揉捻物調製工程と、前記混合揉捻物を抽出溶媒に浸漬する抽出工程とを備える組成物の製造方法も開示されている。
【0007】
本発明者らによる特許文献4によると、ヘスペリジンと茶ポリフェノールとを含有する冷え性改善用、肩こり改善用、疲労回復用、又は睡眠改善用の組成物、それを含む食品、薬剤、組成物キット、及び、その組成物の製造方法が開示されている。この技術は、生体に吸収されやすく、上記の各種の体調の改善効果を発揮しやすい上述の組成物等を得ようとするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平3-7593号公報
特開2010-064992号公報
国際公開第2014/136681号
特許第6826347号広報
【非特許文献】
【0009】
日本栄養・食糧学会誌 第61巻第5号 233-239(2008)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、近年、社会活動や経済活動に関わる高齢者が増加しているが、加齢に伴い身体能力は低下する。とりわけ、注意力、判断力、記憶力といった認知機能の低下は日常生活に多大な支障をきたす。また、加齢以外に、各種の疾病によっても認知機能の低下は起こり得る。そのため、認知機能の維持、低下予防、改善は我が国において重要な課題である。
(【0011】以降は省略されています)

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