TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024012843
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-31
出願番号2022114600
出願日2022-07-19
発明の名称包装材及び包装袋
出願人artience株式会社
代理人
主分類B32B 27/00 20060101AFI20240124BHJP(積層体)
要約【課題】本発明は、ヒートシール性、リサイクル性、耐ブロッキング性、及び酸素バリア性に優れた包装材を提供することを目的とする。
【解決手段】ヒートシール層、バリア層、紙基材、及び表面保護層を有する包装材であって、前記ヒートシール層が、アクリル樹脂及び/又はエチレン-酢酸ビニル共重合樹脂を含み、かつ、前記ヒートシール層の塗工量が、1~18g/m2であり、前記表面保護層が、セルロース系樹脂(a)を含む、包装材。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ヒートシール層、バリア層、紙基材、及び表面保護層を有する包装材であって、
前記ヒートシール層が、アクリル樹脂及び/又はエチレン-酢酸ビニル共重合樹脂を含み、かつ、前記ヒートシール層の塗工量が、1~18g/m

であり、
前記表面保護層が、セルロース系樹脂(a)を含む、包装材。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
表面保護層のガラス転移温度Tg(A)が、ヒートシール層のガラス転移温度Tg(B)よりも大きく、Tg(A)とTg(B)との差が、10℃以上である、請求項1に記載の包装材。
【請求項3】
表面保護層が、更に、ポリアミド樹脂を含む、請求項1に記載の包装材。
【請求項4】
セルロース系樹脂(a)とポリアミド樹脂との質量比率が、99:1~15:85である、請求項3に記載の包装材。
【請求項5】
表面保護層が、更に、炭化水素ワックスを含む、請求項1に記載の包装材。
【請求項6】
炭化水素ワックスのJISK2207で規定された25℃における硬度(針入度)が、0.5~12である、請求項5に記載の包装材。
【請求項7】
バリア層が、紙基材に対して、ヒートシール層と対向して配置される、請求項1に記載の包装材。
【請求項8】
バリア層が、ビニルアルコール樹脂及び/又はエチレン-ビニルアルコール共重合樹脂を含む、請求項1に記載の包装材。
【請求項9】
表面保護層の塗工量が、1.5~12g/m

である、請求項1に記載の包装材。
【請求項10】
包装材全量中の紙基材含有量が、50質量%以上である、請求項1に記載の包装材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は包装材及び包装袋に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、商品パッケージその他の包装物には装飾や表面保護のために印刷が施されているのが一般的である。また、印刷物の意匠性、美粧性、高級感等の印刷品質は、そのでき如何によって、消費者の購入意欲を促進させるものであり、産業上の価値は大きい。
【0003】
一般的に、パッケージの構成には主にプラスチックフィルムが用いられ、透明であるため中身を視認できる使用方法もあり、特にラミネート包装材が用いられることが多かった。例えば、特許文献1においては、基材、印刷層、接着剤層及びシーラント層からなるラミネート包装材であって、印刷層及び接着剤層にバイオマス樹脂が使用された発明が記載されている。しかし、そもそもラミネート型包装材は、石油由来プラスチックフィルムの使用量が多い。そのため、環境対応、カーボンニュートラルであり、更にプラスチックの使用量を削減可能な包装材が望まれており、技術開発がなされている。
【0004】
例えば、特許文献2には、表面保護層、印刷層、紙基材層、樹脂層を順次有する包装材料であり、樹脂層にポリエチレン樹脂を含む包装材料に関する発明が記載されている。しかしながら、上記樹脂層は、ヒートシール性を確保するためにポリエチレンに厚みを持たせる必要があるため、包装材質量の約半分をポリエチレンが占めてしまう。リサイクル性の観点から、包装材中の紙含有量は多い方が好ましいが、上記発明において、ヒートシール層を低塗布量化した場合は、ヒートシール性に課題があると推察される。また、紙基材上へポリエチレンを加熱溶融塗工する際、ポリエチレンは紙基材の一部を取り込んだ状態で固化する。ポリエチレンは、アルカリ耐性及び耐水性に優れるため、古紙回収工程において溶解しないため、リサイクル性に課題がある。上記課題解決に加え、包装材に求められる耐ブロッキング性、酸素バリア性を向上させる必要がある。
【0005】
従って、ヒートシール性及びリサイクル性に優れた包装材として満足できるものは未だ見出されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-051796号公報
特開2020-55171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、ヒートシール性、及びリサイクル性に優れた包装材を提供することを目的とする。さらに、紙基材を用いた包装材に実用性を付与するためには、上記課題解決に加え、包装材に求められる耐ブロッキング性、酸素バリア性を満たす必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は前記課題に対して鋭意研究を重ねた結果、以下に記載の包装材を用いることで上記課題を解決することを見出し、本発明を成すに至った。
【0009】
すなわち本発明は、ヒートシール層、バリア層、紙基材、及び表面保護層を有する包装材であって、
前記ヒートシール層が、アクリル樹脂及び/又はエチレン-酢酸ビニル共重合樹脂を含み、かつ、前記ヒートシール層の塗工量が、1~18g/m

であり、
前記表面保護層が、セルロース系樹脂(a)を含む、包装材に関する。
【0010】
また、本発明は、表面保護層のガラス転移温度Tg(A)が、ヒートシール層のガラス転移温度Tg(B)よりも大きく、Tg(A)とTg(B)との差が、10℃以上である、上記包装材に関する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東ソー株式会社
積層体
6か月前
東レ株式会社
積層不織布
6か月前
東レ株式会社
積層フィルム
4か月前
東レ株式会社
積層フィルム
23日前
個人
生地
1か月前
東レ株式会社
積層フィルム
6か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
18日前
三菱ケミカル株式会社
積層体
2か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
2か月前
東ソー株式会社
多層フィルム
3か月前
セーレン株式会社
導電性編物
11日前
三菱ケミカル株式会社
積層体
1か月前
三菱製紙株式会社
離型フィルム
6か月前
東レ株式会社
多層積層フィルム
6か月前
平岡織染株式会社
複合体シート
6か月前
東ソー株式会社
易開封性積層体
6か月前
東ソー株式会社
易開封性積層体
6か月前
株式会社 スワコー
光学フィルム
5日前
ダイハツ工業株式会社
表皮材
6か月前
東洋紡株式会社
包装用積層フィルム
17日前
三菱ケミカル株式会社
硬化性重合体
6か月前
理研ビタミン株式会社
積層フィルム
5か月前
東レ株式会社
繊維強化樹脂接合構造体
6か月前
凸版印刷株式会社
化粧板
6か月前
帝人株式会社
積層体の製造方法
3か月前
日本バイリーン株式会社
通気性シート
6か月前
東レ株式会社
積層不織布および防護服
6か月前
株式会社トライフ
吸水性積層体
3か月前
凸版印刷株式会社
積層体および包装材料
6か月前
グンゼ株式会社
帯電防止フィルム
3日前
東ソー株式会社
金属材料表面処理構造体
6か月前
東洋紡株式会社
包装用積層体及び包装袋
17日前
東レ株式会社
積層ポリエステルフィルム
6か月前
株式会社カネカ
多層ポリイミドフィルム
6か月前
大倉工業株式会社
熱収縮性積層フィルム
6か月前
グンゼ株式会社
帯電防止フィルム
3日前
続きを見る