TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023139385
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-04
出願番号2022044889
出願日2022-03-22
発明の名称硬化性重合体
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人
主分類B32B 27/00 20060101AFI20230927BHJP(積層体)
要約【課題】透明性が高く、ブロッキングが生じにくく、樹脂基材と無機材料を接着可能にす
る紫外線硬化型の重合体を提供する。
【解決手段】活性エネルギー線によりラジカルを発生する構造単位(A)または二重結合
を含む構造単位(B)のいずれか一つ以上、かつ下記式(1)を有する構造単位(C)とか
らなる重合体。
-R1-M(R2)r(OR3)m-r ・・・(1)
(ただし、MはAl、Fe、In、Ge、Hf、Si、Ti、Sn、Zr、又はTaを
表し、R1は炭素数1~5炭化水素基を表し、R2は炭素数1~5のアルキル基、炭素数2
~5のアルケニル基、又はアリール基を表し、R3は炭素数1~5のアルキル基、炭素数
2~5のアルケニル基、アリール基、又はアシル基もしくは水素を表し、mはMに応じた
3~4の整数を表し、rは0~3の整数を表し、rが2以上の場合、r個のR2は互いに
異なっていてもよく、m-rが2以上の場合、(m-r)個のR3は互いに異なっていて
もよい。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
活性エネルギー線によりラジカルを発生する構造単位(A)または二重結合を含む構造
単位(B)のいずれか一つ以上、かつ下記式(1)を有する構造単位(C)とからなる重合
体。
-R
1
-M(R
2


(OR
3

m-r
・・・(1)
(ただし、MはAl、Fe、In、Ge、Hf、Si、Ti、Sn、Zr、又はTaを
表し、R
1
は炭素数1~5炭化水素基を表し、R
2
は炭素数1~5のアルキル基、炭素数2
~5のアルケニル基、又はアリール基を表し、R
3
は炭素数1~5のアルキル基、炭素数
2~5のアルケニル基、アリール基、又はアシル基もしくは水素を表し、mはMに応じた
3~4の整数を表し、rは0~3の整数を表し、rが2以上の場合、r個のR
2
は互いに
異なっていてもよく、m-rが2以上の場合、(m-r)個のR
3
は互いに異なっていて
もよい。)
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記式(1)に記載のMがSiである請求項1に記載の重合体。
【請求項3】
前記構造単位(C)を0.41~5.0mmol/g含有する請求項1~2に記載の重
合体。
【請求項4】
前記構造単位(A)または構造単位(B)を0.38~5.0mmol/g含有する請
求項1~3に記載の重合体。
【請求項5】
重量平均分子量が3000~500,000である請求項1~4に記載の重合体。
【請求項6】
ガラス転移温度が20~200℃である請求項1~5に記載の重合体。
【請求項7】
活性エネルギー線によりラジカルを発生する構造単位(A)または二重結合を含む構造
単位(B)のいずれか一つ以上、かつ下記式(1)を有する構造単位(C)とからなる重合
体が、基材と無機コート層との間に配置され、かつ前記無機コート層がアルコキシシラン
又はその加水分解縮合物からなる化合物を40質量%以上含むことを特徴とする積層体。
-R
1
-M(R
2


(OR
3

m-r
・・・(1)
(ただし、MはAl、Fe、In、Ge、Hf、Si、Ti、Sn、Zr、又はTaを
表し、R
1
は炭素数1~5炭化水素基を表し、R
2
は炭素数1~5のアルキル基、炭素数2
~5のアルケニル基、又はアリール基を表し、R
3
は炭素数1~5のアルキル基、炭素数
2~5のアルケニル基、アリール基、又はアシル基もしくは水素を表し、mはMに応じた
3~4の整数を表し、rは0~3の整数を表し、rが2以上の場合、r個のR
2
は互いに
異なっていてもよく、m-rが2以上の場合、(m-r)個のR
3
は互いに異なっていて
もよい。)
【請求項8】
活性エネルギー線によりラジカルを発生する構造単位(A)または二重結合を含む構造
単位(B)のいずれか一つ以上、かつ下記式(1)を有する構造単位(C)とからなる重合
体が、基材と無機コート層との間に配置され、かつ前記無機コート層がアルコキシシラン
又はその加水分解縮合物からなる化合物を40質量%以上含む積層体を、活性エネルギー
線を照射することによりそれぞれの層を接着させる製造方法。
-R
1
-M(R
2


(OR
3

m-r
・・・(1)
(ただし、MはAl、Fe、In、Ge、Hf、Si、Ti、Sn、Zr、又はTaを
表し、R
1
は炭素数1~5炭化水素基を表し、R
2
は炭素数1~5のアルキル基、炭素数2
~5のアルケニル基、又はアリール基を表し、R
3
は炭素数1~5のアルキル基、炭素数
2~5のアルケニル基、アリール基、又はアシル基もしくは水素を表し、mはMに応じた
3~4の整数を表し、rは0~3の整数を表し、rが2以上の場合、r個のR
2
は互いに
異なっていてもよく、m-rが2以上の場合、(m-r)個のR
3
は互いに異なっていて
もよい。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化性樹脂積層体用の接着性重合体に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
ポリカーボネート等の樹脂材料は、無機ガラスに比べて比重が小さく軽量であり、加工
が容易で、衝撃に強いという特徴を生かし、車両用部材を含む多種多様な部材の材料とし
て利用されている。反面、樹脂材料は、表面が傷付きやすく光沢や透明性が失われやすい
、有機溶剤に侵されやすい、耐候性(たとえば、紫外線などに対する光安定性)及び耐熱
性に劣る等の欠点を有する。自動車用の窓ガラスなどは、長期にわたって太陽光に曝され
ることが多い。そのため、樹脂材料を自動車用部材に用いる場合には、保護層により表面
を被覆するなどして、樹脂材料に耐摩耗性と耐候性を付与する必要がある。
【0003】
加水分解性シリル化合物等の無機成分を含有するコーティング剤は、強固なシロキサン
骨格を形成することで耐候性や耐擦傷性が良好な塗膜を得ることが出来る。一方で、大き
な硬化収縮や硬くて脆い性質は、塗膜にクラックの発生や、基材との密着性不良の課題を
引き起こすことがある。
【0004】
樹脂材料に無機系コーティング剤を適用する従来の技術として、樹脂基材と、該樹脂基
材の表面に配置された中間層と、該中間層の表面に配置された酸化ケイ素層とを有する積
層体が知られている。特許文献1には前記中間層が(メタ)アクリル基を含有するSi非
含有化合物と(メタ)アクリル基を含有するシロキサン化合物とを含む組成物を硬化させ
たものであり、前記中間層における前記酸化ケイ素層側のSi濃度が前記樹脂基材側より
も高くなることで付着性を改良することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-18449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、中間層に(メタ)アクリロイル基を含有するSi非含有化合物と(メ
タ)アクリロイル基を含有するシロキサン化合物を含む組成物を含有することで樹脂基材
への密着性と最表層の無機層との付着性を両立させている。しかしながら、本発明者らの
検討によれば、低分子化合物を中間層に含むことは塗工後にタックが残りやすく、異物の
付着や、フィルムとして巻回する際にブロッキングを起こす懸念がある。また、加水分解
性シリル基を基材表面に配向させる際には、その加水分解率や塗工環境の相対湿度を適切
にしないと気液界面への偏在化が起きにくい課題もある。
【0007】
本発明は、透明性が高く、ブロッキングが生じにくく、樹脂基材と無機材料を接着可能
にする紫外線硬化型の重合体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の態様を有する。
[1]活性エネルギー線によりラジカルを発生する構造単位(A)または二重結合を含む構
造単位(B)のいずれか一つ以上、かつ下記式(1)を有する構造単位(C)とからなる重
合体。
-R
1
-M(R
2


(OR
3

m-r
・・・(1)
(ただし、MはAl、Fe、In、Ge、Hf、Si、Ti、Sn、Zr、又はTaを
表し、R
1
は炭素数1~5炭化水素基を表し、R
2
は炭素数1~5のアルキル基、炭素数2
~5のアルケニル基、又はアリール基を表し、R
3
は炭素数1~5のアルキル基、炭素数
2~5のアルケニル基、アリール基、又はアシル基もしくは水素を表し、mはMに応じた
3~4の整数を表し、rは0~3の整数を表し、rが2以上の場合、r個のR
2
は互いに
異なっていてもよく、m-rが2以上の場合、(m-r)個のR
3
は互いに異なっていて
もよい。)
[2] 前記式(1)に記載のMがSiである[1]に記載の重合体。
[3] 前記構造単位(C)を0.41~5.0mmol/g含有する[1]~[2]に記載の重
合体。
[4] 前記構造単位(A)または構造単位(B)を0.38~5.0mmol/g含有する
[1]~[3]に記載の重合体。
[5] 重量平均分子量(Mw)が3000~500,000である[1]~[4]に記載の重合
体。
[6] 前記重合体のガラス転移温度が20~200℃である[1]~[5]に記載の重合体。
[7] 活性エネルギー線によりラジカルを発生する構造単位(A)または二重結合を含む構
造単位(B)のいずれか一つ以上、かつ下記式(1)を有する構造単位(C)とからなる重
合体が基材と無機コート層との間に配置され、かつ前記無機コート層がアルコキシシラン
又はその加水分解縮合物からなる化合物を40質量%以上含むことを特徴とする積層体。
-R
1
-M(R
2


(OR
3

m-r
・・・(1)
ただし、MはAl、Fe、In、Ge、Hf、Si、Ti、Sn、Zr、又はTaを表
し、R
1
は炭素数1~5炭化水素基を表し、R
2
は炭素数1~5のアルキル基、炭素数2~
5のアルケニル基、又はアリール基を表し、R
3
は炭素数1~5のアルキル基、炭素数2
~5のアルケニル基、アリール基、又はアシル基もしくは水素を表し、mはMに応じた3
~4の整数を表し、rは0~3の整数を表し、rが2以上の場合、r個のR
2
は互いに異
なっていてもよく、m-rが2以上の場合、(m-r)個のR
3
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、透明性が高く、ブロッキングが生じにくく、樹脂基材と無機材料を接
着可能な紫外線硬化型の重合体を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下の説明は、本発明の実施の形態の
一例であり、本発明はその要旨を超えない限り、以下の記載内容に限定されるものではな
い。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下の説明は、本発明の実施の形態の
一例であり、本発明はその要旨を超えない限り、以下の記載内容に限定されるものではな
い。
なお、本明細書において「~」という表現を用いる場合、その前後の数値又は物性値を
含む表現として用いるものとする。また、本発明において、「(メタ)アクリル」という
表現を用いた場合、「アクリル」と「メタクリル」の一方又は両方を意味するものとする
。「(メタ)アクリレート」、「(メタ)アクリロイル」
等についても同様である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許