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公開番号2023184017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-28
出願番号2022097902
出願日2022-06-17
発明の名称作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B62D 57/02 20060101AFI20231221BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】複数の屈伸機構により走行用の車輪を支持した作業車において、機体の姿勢変化を抑制する。
【解決手段】作動油を貯留する貯留部13と、貯留部13の作動油を吸引して吐出する油圧ポンプ11と、油圧ポンプ11を駆動する駆動部10とが備えられる。油圧ポンプ11の作動油をシリンダ制御弁に供給する供給油路29と、油圧シリンダからシリンダ制御弁を介して排出される作動油を貯留部13に戻す戻り油路30とが備えられる。シリンダ制御弁から貯留部13への作動油の戻りを阻止する戻り油路チェック弁35が戻り油路30に設けられ、駆動部10により油圧ポンプ11が駆動されると、供給油路29から分岐したパイロット作動油により、戻り油路チェック弁35が開操作される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
機体と、
前記機体の複数箇所に取り付けられ、前記機体から延出された屈伸機構と、
前記屈伸機構の延出端部に支持された走行用の車輪と、
前記屈伸機構を屈伸操作可能な油圧シリンダと、
作動油を貯留する貯留部と、
前記貯留部の作動油を吸引して吐出する油圧ポンプと、
前記油圧ポンプを駆動する駆動部と、
前記油圧シリンダに作動油を給排操作するシリンダ制御弁と、
前記油圧ポンプの作動油を前記シリンダ制御弁に供給する供給油路と、
前記油圧シリンダから前記シリンダ制御弁を介して排出される作動油を、前記貯留部に戻す戻り油路とが備えられ、
前記シリンダ制御弁から前記貯留部への作動油の戻りを阻止する戻り油路チェック弁が、前記戻り油路に設けられ、
前記駆動部により前記油圧ポンプが駆動されると、前記供給油路から分岐したパイロット作動油により、前記戻り油路チェック弁が開操作される作業車。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記車輪を回転駆動可能な油圧モータと、
前記油圧モータに作動油を給排操作するモータ制御弁と、
前記油圧ポンプの作動油を前記シリンダ制御弁及び前記モータ制御弁に供給する前記供給油路と、
前記油圧シリンダ及び前記油圧モータから前記シリンダ制御弁及び前記モータ制御弁を介して排出される作動油を、前記貯留部に戻す前記戻り油路と、
前記シリンダ制御弁及び前記モータ制御弁から前記貯留部への作動油の戻りを阻止する前記戻り油路チェック弁とが備えられている請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記油圧ポンプから前記シリンダ制御弁及び前記モータ制御弁への作動油の供給を許容し、前記シリンダ制御弁及び前記モータ制御弁から前記油圧ポンプへの作動油の戻りを阻止する供給油路チェック弁が、前記供給油路に設けられている請求項2に記載の作業車。
【請求項4】
前記供給油路を前記貯留部に接続する連通位置、及び前記供給油路の前記貯留部への接続を遮断する遮断位置に操作可能なアンロード弁が備えられている請求項3に記載の作業車。
【請求項5】
前記戻り油路を連通させる開位置、及び前記戻り油路を遮断する閉位置に操作可能な開閉弁が備えられている請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、凹凸の多い作業地や傾斜した作業地の走行に適した作業車に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
前述のような作業車の一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1では、屈伸機構が、機体の複数箇所に取り付けられて機体から延出され、走行用の車輪が、屈伸機構の延出端部に支持されている。屈伸機構を屈伸操作する油圧シリンダ、及び油圧シリンダに作動油を給排操作するシリンダ制御弁が設けられている。
油圧シリンダにより屈伸機構を屈伸操作することによって、作業地の凹凸や傾斜の影響を受けることなく、機体を水平に維持しながら走行することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-1443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の作業車において、例えば油圧シリンダの停止状態が長時間に亘って維持されると、機体の重量が油圧シリンダに掛かることによって、油圧シリンダから作動油がリークして機体の姿勢が変化する可能性がある。
【0005】
本発明は、複数の屈伸機構により走行用の車輪を支持した作業車において、機体の姿勢変化を抑制することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の作業車は、機体と、前記機体の複数箇所に取り付けられ、前記機体から延出された屈伸機構と、前記屈伸機構の延出端部に支持された走行用の車輪と、前記屈伸機構を屈伸操作可能な油圧シリンダと、作動油を貯留する貯留部と、前記貯留部の作動油を吸引して吐出する油圧ポンプと、前記油圧ポンプを駆動する駆動部と、前記油圧シリンダに作動油を給排操作するシリンダ制御弁と、前記油圧ポンプの作動油を前記シリンダ制御弁に供給する供給油路と、前記油圧シリンダから前記シリンダ制御弁を介して排出される作動油を、前記貯留部に戻す戻り油路とが備えられ、前記シリンダ制御弁から前記貯留部への作動油の戻りを阻止する戻り油路チェック弁が、前記戻り油路に設けられ、前記駆動部により前記油圧ポンプが駆動されると、前記供給油路から分岐したパイロット作動油により、前記戻り油路チェック弁が開操作される。
【0007】
本発明によると、複数の屈伸機構により走行用の車輪を支持した作業車において、屈伸機構を屈伸操作する油圧シリンダからシリンダ制御弁を介して排出される作動油を貯留部に戻す戻り油路に、戻り油路チェック弁が設けられている。
【0008】
駆動部により油圧ポンプが駆動され、油圧ポンプの作動油が供給油路に供給されると、作動油は供給油路を通ってシリンダ制御弁に供給され、油圧シリンダに供給されて、油圧シリンダが作動する。
駆動部により油圧ポンプが駆動されると、供給油路から分岐したパイロット作動油より戻り油路チェック弁が開操作されるので、油圧シリンダから排出される作動油は、シリンダ制御弁から戻り油路及び戻り油路チェック弁を通って、貯留部に戻る。
【0009】
本発明によると、駆動部が停止し油圧ポンプが停止している状態では、戻り油路チェック弁が閉状態になって、シリンダ制御弁から戻り油路を通り貯留部に至る作動油の戻りが阻止される。従って、駆動部を停止させた状態でも、油圧シリンダからの作動油のリークにより油圧シリンダが作動することはなく、機体の姿勢変化が抑えられる。
【0010】
本発明において、前記車輪を回転駆動可能な油圧モータと、前記油圧モータに作動油を給排操作するモータ制御弁と、前記油圧ポンプの作動油を前記シリンダ制御弁及び前記モータ制御弁に供給する前記供給油路と、前記油圧シリンダ及び前記油圧モータから前記シリンダ制御弁及び前記モータ制御弁を介して排出される作動油を、前記貯留部に戻す前記戻り油路と、前記シリンダ制御弁及び前記モータ制御弁から前記貯留部への作動油の戻りを阻止する前記戻り油路チェック弁とが備えられていると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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