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公開番号2024063260
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2024041882,2022131344
出願日2024-03-18,2022-08-19
発明の名称矯正装置および矯正方法
出願人株式会社クボタ
代理人
主分類B21D 3/02 20060101AFI20240501BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】管の矯正装置および矯正方法を提供する
【解決手段】矯正装置(1)は、制御部(13)、管回転部(22)によって回転している状態の管(100)の所定位置に対し、接触ローラー(22,42)を接触させて前記所定位置に所定の大きさの荷重が加わるよう、矯正機構(12)の位置を制御する制御部(13)を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
管の変形を矯正する矯正装置であって、
前記管を管軸を中心として回転させる管回転部と、
前記管の外周面の所定位置に接触可能であり、前記管の前記回転に従動して回転可能な接触ローラーを具備した矯正機構と、
前記矯正機構の位置を移動制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記管回転部によって回転している状態の前記管の前記所定位置に対し、前記接触ローラーを接触させて前記所定位置に所定の大きさの荷重が加わるよう、前記矯正機構の位置を制御するものである、
ことを特徴とする矯正装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記矯正機構の位置を移動させる速度を調整する移動速度調整部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の矯正装置。
【請求項3】
前記管は、一方の管端に受口を有し、前記受口と他方の管端との間に直管部を有しており、
前記矯正機構は、前記接触ローラーとして第1接触ローラーを具備した第1矯正部材と、前記第1矯正部材とは前記管の管軸方向に沿って異なる箇所に設けられ、前記第1接触ローラーとは異なる第2接触ローラーを前記接触ローラーとして具備した第2矯正部材とを有し、
前記第1矯正部材は、前記管の管軸方向における中央部分を前記所定位置として、前記中央部分に前記第1接触ローラーを接触させ、
前記第2矯正部材は、前記受口と前記直管部との境界部分を前記所定位置として、前記境界部分に前記第2接触ローラーを接触させる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の矯正装置。
【請求項4】
管を管軸を中心として回転させる工程と、
回転中の前記管の外周面の所定位置に矯正機構を接触させて、前記矯正機構を所定方向に移動させることによって、前記所定位置に所定の大きさの荷重を加える第1工程と、
前記第1工程の後に、前記矯正機構を前記所定方向とは反対方向に移動させることによって、前記荷重を徐々に減少させる第2工程と、
を含み、
前記第2工程の前記矯正機構の前記移動の速度を、前記第1工程の前記矯正機構の前記移動の速度よりも遅くする、
ことを特徴とする矯正方法。
【請求項5】
前記管は、一方の管端に受口を有し、前記受口と他方の管端との間に直管部を有しており、
前記第1工程は、前段工程と、前記前段工程の後に行われる後段工程とを含み、
前記前段工程では、前記受口と前記直管部との境界部分を前記所定位置として、前記境界部分に前記矯正機構を接触させ、
前記後段工程では、前記管の管軸方向における中央部分を前記所定位置として、前記中央部分に前記矯正機構を接触させる、
ことを特徴とする請求項4に記載の矯正方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、管の変形を矯正する矯正装置および矯正方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
鉄管などの管の曲がりおよび楕円変形を矯正する設備として様々な機構を備えた設備が知られている。例えば特許文献1には、矯正が必要な管を、曲がり検査装置を用いて検出し、検出した管を矯正装置に設置した後、曲がり量を測定する機構が開示されている。この機構では、曲がり量が大きい箇所を矯正するように管を位置決めし、固定した状態、つまり管を回転させない状態で矯正を行う。また、この機構では、曲がり量を確認しながら矯正を繰り返し行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-057859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術は、矯正が必要な箇所を特定する必要があることから、曲がりがある管を特定し、その管の曲がり箇所を特定するための設備が必要となり、矯正設備全体が大型化する。また、これら特定のための時間も必要であり、矯正時間が長く、作業効率が低い。
【0005】
そこで、本発明の一態様は、従前の矯正機構よりも作業効率を高めた管の矯正装置および矯正方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る矯正装置は、管の変形を矯正する矯正装置であって、前記管を管軸を中心として回転させる管回転部と、前記管の外周面の所定位置に接触可能であり、前記管の前記回転に従動して回転可能な接触ローラーを具備した矯正機構と、前記矯正機構の位置を移動制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記管回転部によって回転している状態の前記管の前記所定位置に対し、前記接触ローラーを接触させて前記所定位置に所定の大きさの荷重が加わるよう、前記矯正機構の位置を制御するものである。
【0007】
前記の構成によれば、前記接触ローラーの位置を制御し、回転している管の外周面の所定位置に前記接触ローラーによって荷重をかける。これにより、管には外周面に沿って均等な荷重がかかり、変形している管を全長にわたって矯正することができる。
【0008】
また前記の構成によれば、管の前記所定位置に前記接触ローラーによって荷重をかけることで管の全長にわたって変形を矯正することから、変形箇所を矯正前に特定する検査や、変形の有無を判断する検査を省略できる。そのため、そのような検査機構を設置する必要がなく、矯正を行う設備を従前よりも縮小化することができる。また、管の矯正工程内におけるそのような検査に要する時間を省略できるため、管矯正の作業効率の向上を図ることができる。
【0009】
更に、従来の矯正方法においては、変形箇所の検査結果に基づき管(を回転させて)の矯正位置を調整する必要があったが、前記の構成によれば、管を回転させながら矯正するため、従来のような管の矯正位置の調整作業が不要となり、作業時間が大幅に削減することができる。
【0010】
また前記の構成によれば、前記所定位置に接触する構造が管の回転に従動して回転する接触ローラーであるため、荷重を加える際に管の外周面を傷つけずに荷重を加えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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