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公開番号2023079113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192576
出願日2021-11-26
発明の名称印刷装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類B41J 29/46 20060101AFI20230531BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷権限情報の保証に基づき印刷可能な印刷量がゼロであることの表示タイミングを複数使い分けることで、ユーザの使い勝手及び利便性を向上する。
【解決手段】複合機200は、受け付けた実行指示に係る印刷ジョブに従って印刷を行うS130と、予め複合機200に対して付与済の、印刷権限情報が保証する所定印刷枚数の印刷が完遂しているか若しくは印刷権限情報が保証する所定印刷枚数が付与されていない、印刷不許可状態にあるか否かをS120,S145,S160で判定し、印刷不許可状態である場合に新たな印刷ジョブの実行指示を受け付ける前から警告表示を行う指示前警告表示モードと、印刷不許可状態である場合に新たな印刷ジョブの実行指示を受け付けた後に警告表示を行う指示後警告表示モードと、を切り替え可能に備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
画像を被印刷媒体上に形成する画像形成部と、
所定の搬送経路に沿って前記被印刷媒体を搬送する搬送部と、
ネットワーク経由で外部装置と通信可能な通信I/Fと、
制御部と、
を有する印刷装置であって、
前記制御部は、
印刷ジョブの実行指示を受け付ける受付処理と、
前記受付処理によって受け付けた前記実行指示に係る前記印刷ジョブに従って前記画像形成部により前記被印刷媒体上に画像形成を行う印刷処理と、
予め前記印刷装置に対して付与済の、印刷権限情報が保証する所定印刷量の画像形成が完遂しているか若しくは印刷権限情報が保証する所定印刷量が付与されていない、印刷不許可状態にあるか否かを判定する判定処理と、
を実行し、
かつ、前記制御部は、
前記判定処理により前記印刷不許可状態であると判定された場合に、さらに前記受付処理によって新たな印刷ジョブの実行指示を受け付ける前から、当該判定に対応する警告表示を行うための表示信号を出力する指示前警告表示モードと、
前記判定処理により前記印刷不許可状態であると判定された場合に、さらに前記受付処理によって新たな印刷ジョブの実行指示を受け付けた後に、当該判定に対応する警告表示を行うための表示信号を出力する指示後警告表示モードと、
を切り替え可能に備える、印刷装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、さらに、
前記印刷処理で前記画像形成部により画像が形成された前記被印刷媒体を前記搬送部により排出する排紙処理を実行し、
前記排紙処理の実行後に、前記判定処理において前記印刷不許可状態であるか否かを判定し、
当該判定処理により前記印刷不許可状態であると判定された場合には、前記指示前警告表示モードに切り替えられ、その後の前記受付処理において新たな印刷ジョブの実行指示を受け付ける前から前記表示信号を出力する、
請求項1記載の印刷装置。
【請求項3】
前記制御部は、さらに、
前記受付処理で前記実行指示を受け付けたとき、前記搬送部により前記被印刷媒体を前記画像形成部へと搬送する給紙処理
を実行し、
前記給紙処理の実行前に、前記判定処理において前記印刷不許可状態であるか否かを判定し、
当該判定処理により前記印刷不許可状態であると判定された場合には、前記指示後警告表示モードに切り替えられて前記表示信号を出力する、
請求項1記載の印刷装置。
【請求項4】
前記制御部は、さらに、
前記印刷装置の電源が投入されたときに、前記判定処理において前記印刷不許可状態であるか否かを判定し、
当該判定処理により前記印刷不許可状態であると判定されたことを契機に前記指示前警告表示モードに切り替えられ、その後の前記受付処理において新たな印刷ジョブの実行指示を受け付ける前から前記表示信号を出力可能に構成されている、
請求項2又は請求項3記載の印刷装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記印刷装置の電源が投入されたときに、前記印刷装置に対し印刷権限情報が保証する所定印刷量が未だ付与されておらず前記判定処理により前記印刷不許可状態であると判定された場合には、前記指示後警告表示モードに切り替えられ、その後の前記受付処理において新たな印刷ジョブの実行指示を受け付けた後に前記表示信号を出力する、
請求項4記載の印刷装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記印刷装置の電源が投入されたときに前記判定処理により前記印刷不許可状態であると判定され、かつ、前記通信I/Fを介した前記外部装置とのネットワーク接続が確立されていなかった場合には、前記指示後警告表示モードに切り替えられ、その後の前記受付処理において新たな印刷ジョブの実行指示を受け付けた後に前記表示信号を出力する、
請求項4又は請求項5記載の印刷装置。
【請求項7】
前記制御部は、さらに、
前記印刷装置にセットされた読み取り対象物を読み取って対応する画像情報を生成するスキャン処理
を実行可能に構成されており、
前記印刷装置の電源が投入されたときに前記判定処理により前記印刷不許可状態であると判定され、かつ、前記スキャン処理が実行されていた場合には、前記指示後警告表示モードに切り替えられ、その後の前記受付処理において新たな印刷ジョブの実行指示を受け付けた後に前記表示信号を出力する、
請求項4乃至請求項6のいずれか1項記載の印刷装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記印刷装置の電源が投入されたときに前記判定処理により前記印刷不許可状態であると判定され、かつ、前記外部装置からの指示に基づき所定の廃棄準備状態にセットされていた場合には、前記指示後警告表示モードに切り替えられる、
請求項4乃至請求項7のいずれか1項記載の印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、予め所定印刷量の印刷権限情報が付与された状態で、被印刷媒体上に画像形成を行う印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
印刷装置を使用するユーザが、サービス提供者に対して印刷内容に応じた課金料金を支払う印刷サービスにおいて、プリペイド方式の料金システムが導入される場合がある。この場合、ユーザは、有償で印刷権限を購入した印刷可能枚数、すなわちいわゆるチャージ枚数を上限として印刷を行うことができる。
【0003】
従来、例えば特許文献1に記載のように、ICカード内に記憶された金額データが印刷に必要な金額より少なかった場合には、その金額データで可能な枚数の印刷処理のみを実行した後、チャージを実行する旨をメッセージで表示する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-334918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術では、例えば、チャージ済金額での印刷可能枚数、すなわち印刷権限情報が保証する印刷量の印刷処理が完遂されたとき、それ以降に印刷可能な印刷量がゼロとなったことに対する動作については考慮されていない。
ここで新たに、クライアント端末側ではなく印刷装置に対しチャージがされて印刷権限情報が保証する印刷量が付与される場合を考える。この場合、印刷権限情報が保証する印刷量が付与された印刷装置を複数人で共有して使用することになる。そして、例えば外部装置からの新たな印刷指示を受ける前から警告表示を行うようにした場合、各ユーザに対して早くチャージして印刷できるように促すことができる。しかしながら、特に印刷を急いでいないユーザや、チャージすべきことを予め認識しているユーザにおいては、不必要な対応を強制することになるため、却って不便である。
【0006】
本発明の目的は、印刷権限情報の保証に基づき印刷可能な印刷量がゼロであることの表示タイミングを複数使い分けることで、ユーザにとって使い勝手が良く利便性の高い印刷装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本願発明は、画像を被印刷媒体上に形成する画像形成部と、所定の搬送経路に沿って前記被印刷媒体を搬送する搬送部と、ネットワーク経由で外部装置と通信可能な通信I/Fと、制御部と、を有する印刷装置であって、前記制御部は、印刷ジョブの実行指示を受け付ける受付処理と、前記受付処理によって受け付けた前記実行指示に係る前記印刷ジョブに従って前記画像形成部により前記被印刷媒体上に画像形成を行う印刷処理と、予め前記印刷装置に対して付与済の、印刷権限情報が保証する所定印刷量の画像形成が完遂しているか若しくは印刷権限情報が保証する所定印刷量が付与されていない、印刷不許可状態にあるか否かを判定する判定処理と、を実行し、かつ、前記制御部は、前記判定処理により前記印刷不許可状態であると判定された場合に、さらに前記受付処理によって新たな印刷ジョブの実行指示を受け付ける前から、当該判定に対応する警告表示を行うための表示信号を出力する指示前警告表示モードと、前記判定処理により前記印刷不許可状態であると判定された場合に、さらに前記受付処理によって新たな印刷ジョブの実行指示を受け付けた後に、当該判定に対応する警告表示を行うための表示信号を出力する指示後警告表示モードと、を切り替え可能に備える。
【0008】
本願発明においては、制御部が実行する判定処理において、印刷装置が印刷不許可状態にあるか否かが判定される。印刷不許可状態は、予め印刷装置に対して付与済の、印刷権限情報が保証する所定印刷量の画像形成が既に完遂しているか、あるいは、印刷権限情報が保証する所定印刷量が付与されておらず、印刷可能な印刷量がゼロの状態である。
【0009】
印刷装置が印刷不許可状態である場合、ユーザが印刷権限情報を有償又は無償にて取得し印刷装置に付与しなければ印刷を実行できないため、当該印刷不許可状態であることをユーザに報知して警告する必要がある。本願発明においては、制御部が、印刷不許可状態を表示するタイミングに係わるモードとして、指示前警告表示モードと、指示後警告表示モードと、の2つを備えており、これらを切り替え可能に構成されている。
【0010】
指示前警告表示モードでは、受付処理によって新たな印刷ジョブの実行指示を受け付ける前から、上記印刷不許可状態の判定に対応する警告表示を行うための表示信号が出力される。
指示後警告表示モードでは、受付処理によって新たな印刷ジョブの実行指示を受け付けた後に、上記印刷不許可状態の判定に対応する警告表示を行うための表示信号が出力される。
(【0011】以降は省略されています)

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