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公開番号2025177625
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024084640
出願日2024-05-24
発明の名称電力需給管理システム、電力需給管理方法、及びプログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02J 3/00 20060101AFI20251128BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】VPPグループをより適切に決定し、電力需給の収益を向上させる。
【解決手段】電力需給管理システムは、分散型電源を含む複数の電力供給装置によるバランスグループの電力需給を管理する電力需給管理システムであって、複数の需要家の個々の電力需要情報に基づいて、複数の前記需要家が集約された需要家グループを決定する需要家グループ管理部と、前記需要家グループ管理部が決定した前記需要家グループに基づいて、前記需要家が所有する前記電力供給装置の複数が1つに集約されたVPP(Virtual Power Plant)に所属する前記電力供給装置のグループを示すVPPグループを決定するVPPグループ管理部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
分散型電源を含む複数の電力供給装置によるバランスグループの電力需給を管理する電力需給管理システムであって、
複数の需要家の個々の電力需要情報に基づいて、複数の前記需要家が集約された需要家グループを決定する需要家グループ管理部と、
前記需要家グループ管理部が決定した前記需要家グループに基づいて、前記需要家が所有する前記電力供給装置の複数が１つに集約されたＶＰＰ（Virtual Power Plant）に所属する前記電力供給装置のグループを示すＶＰＰグループを決定するＶＰＰグループ管理部と
を備える電力需給管理システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記需要家グループ管理部は、前記個々の電力需要情報と、前記電力供給装置に関する電力供給情報とに基づいて、前記需要家グループを決定する
請求項１に記載の電力需給管理システム。
【請求項３】
前記需要家グループ管理部は、前記個々の電力需要情報と、前記電力供給情報と、予め設定された前記需要家グループの設定条件とに基づいて、前記需要家グループを分類して、前記需要家グループを決定し、
前記ＶＰＰグループ管理部は、前記需要家グループと、予め設定された前記ＶＰＰグループの設定条件とに基づいて、前記ＶＰＰグループを決定する
請求項２に記載の電力需給管理システム。
【請求項４】
前記電力供給情報は、少なくとも応答速度、応答電力量、及び最大電力量のいずれかを含む前記電力供給装置の性能情報であり、
前記需要家グループ管理部は、前記個々の電力需要情報と、前記電力供給装置の性能情報と、前記需要家グループの設定条件とに基づいて、前記需要家グループを分類する
請求項３に記載の電力需給管理システム。
【請求項５】
前記電力需要情報は、前記需要家の需要変動の傾向、前記需要家の需要予測の誤差情報、及び前記需要家の需要変動の波形情報のいずれかを少なくとも含む需要変動情報である
請求項１から請求項４のいずれか一項に記載の電力需給管理システム。
【請求項６】
前記ＶＰＰグループ管理部は、前記需要家グループの数に応じて、前記ＶＰＰグループの数を変更する
請求項１から請求項４のいずれか一項に記載の電力需給管理システム。
【請求項７】
前記需要家グループ管理部は、決定する前記ＶＰＰグループの数に応じて、前記需要家グループの分類の数を変更する
請求項３又は請求項４に記載の電力需給管理システム。
【請求項８】
前記ＶＰＰグループの設定条件には、前記ＶＰＰの用途に関連する設定条件が含まれ、
前記ＶＰＰグループ管理部は、前記ＶＰＰの用途に応じて、前記ＶＰＰグループを決定する
請求項３又は請求項４に記載の電力需給管理システム。
【請求項９】
前記ＶＰＰグループ管理部は、前記需要家グループの電力需要特性と、前記ＶＰＰグループの用途条件とに基づいて、前記需要家グループと前記ＶＰＰグループとの組を決定する
請求項１から請求項４のいずれか一項に記載の電力需給管理システム。
【請求項１０】
予め設定された変更条件を満たした場合に、前記個々の電力需要情報と、前記電力供給情報とに基づいて、前記ＶＰＰグループに関する変更情報を生成する変更処理部を備える
請求項２から請求項４のいずれか一項に記載の電力需給管理システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電力需給管理システム、電力需給管理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
電気事業者は、自身の管理対象である需要家の需要計画と、発電機の発電量、あるいは相対取引又は市場取引などで調達する電力量を３０分ごとに一致させる必要があり、この管理を容易にするためのＢＧ（Balancing Group）という概念が存在する。
また、昨今、需要家側に導入される小型の様々な特性を有する電源が増加しており、これら個々の電源を、まとめて電力の監視や制御を行い、まるで１つの発電所のように扱うＶＰＰ（Virtual Power Plant）が知られている（例えば、特許文献１を参照）。
電気事業者は従来の発電機の運用に加えて、ＶＰＰを活用した電力需給運用が可能となってきている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－８９６５９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述のような従来技術の電力需給管理システムでは、ＢＧ配下の電源を、ＶＰＰ単位で集約して管理しており、発電機同様、それぞれの特性、及び用途を考慮した上で、ＶＰＰに所属する電源などの電力供給装置を選択するＶＰＰのグルーピング（ＶＰＰグループの決定）をより適切に行う必要がある。
【０００５】
本開示は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、ＶＰＰグループをより適切に決定し、電力需給の収益を向上させることができる電力需給管理システム、電力需給管理方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記問題を解決するために、本開示の一態様は、分散型電源を含む複数の電力供給装置によるバランスグループの電力需給を管理する電力需給管理システムであって、複数の需要家の個々の電力需要情報に基づいて、複数の前記需要家が集約された需要家グループを決定する需要家グループ管理部と、前記需要家グループ管理部が決定した前記需要家グループに基づいて、前記需要家が所有する前記電力供給装置の複数が１つに集約されたＶＰＰ（Virtual Power Plant）に所属する前記電力供給装置のグループを示すＶＰＰグループを決定するＶＰＰグループ管理部とを備える電力需給管理システムである。
【０００７】
また、本開示の一態様は、分散型電源を含む複数の電力供給装置によるバランスグループの電力需給を管理する電力需給管理システムの電力需給管理方法であって、需要家グループ管理部が、複数の需要家の個々の電力需要情報に基づいて、複数の前記需要家が集約された需要家グループを決定し、ＶＰＰグループ管理部が、前記需要家グループ管理部が決定した前記需要家グループに基づいて、前記需要家が所有する前記電力供給装置の複数が１つに集約されたＶＰＰ（Virtual Power Plant）に所属する前記電力供給装置のグループを示すＶＰＰグループを決定する電力需給管理方法である。
【０００８】
また、本開示の一態様は、分散型電源を含む複数の電力供給装置によるバランスグループの電力需給を管理する電力需給管理システムのコンピュータに、複数の需要家の個々の電力需要情報に基づいて、複数の前記需要家が集約された需要家グループを決定する第1ステップと、前記第1ステップによって決定された前記需要家グループに基づいて、前記需要家が所有する前記電力供給装置の複数が１つに集約されたＶＰＰ（Virtual Power Plant）に所属する前記電力供給装置のグループを示すＶＰＰグループを決定する第２ステップとを実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、ＶＰＰグループをより適切に決定し、電力需給の収益を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
第１の実施形態による電力需給管理システムの一例を示す機能ブロック図である。
第１の実施形態による電力需給管理システムのＶＰＰグループの決定処理の一例を示すフローチャートである。
第１の実施形態による電力需給管理システムのＶＰＰグループの決定処理の一例を説明する図である。
第１の実施形態による電力需給管理システムの需要家グループとＶＰＰグループとのマッチング処理の一例を説明する図である。
第１の実施形態におけるＢＧ需給管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
第１の実施形態におけるＶＰＰ需給管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
第１の実施形態による電力需給管理システムのＶＰＰグループの見直し処理の一例を示すフローチャートである。
第１の実施形態による電力需給管理システムのＶＰＰグループの見直し処理の一例を説明する図である。
第１の実施形態による電力需給管理システムの需要家グループとＶＰＰグループとのマッチングの見直し処理の一例を説明する図である。
第２の実施形態による電力需給管理システムのＶＰＰグループの決定処理の一例を示すフローチャートである。
第２の実施形態による電力需給管理システムのＶＰＰグループの決定処理の一例を説明する図である。
本実施形態による電力需給管理システムの各装置のハードウェア構成例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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