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公開番号
2025175507
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-03
出願番号
2024081669
出願日
2024-05-20
発明の名称
双眼ルーペ
出願人
個人
,
株式会社メディソレーユ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02C
7/08 20060101AFI20251126BHJP(光学)
要約
【課題】所望の焦点調整部と倍率を有するルーペ本体の差替え可能な双眼ルーペであった、施術者の視界をより広くし明るくクリアな画質の双眼ルーペを提供する。
【解決手段】光学系を内蔵する左右一対のルーペ本体3と、この一対のルーペ本体3を観察対象に向けた視野方向に支持するキャリアレンズ4を保持する眼鏡フレーム10と、キャリアレンズ4に取り付けられ、一対のルーペ本体3の接眼側端を挿入状態で着脱可能に受け入れる筒状のルーペホルダ9と、一対のルーペ本体3のそれぞれに設けられる流体式自動焦点機構20とを備え、ルーペホルダ9及び一対のルーペ本体3の接眼側部材は、プラスチック素材に磁性粉末を混ぜて成形されたプラスティックマグネットにより形成され、流体式自動焦点機構20は、距離センサ21が測定した観察対象との距離に基づき光学系の焦点距離を調整する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
手元の観察対象を拡大して観るための双眼ルーペであって、
光学系を内蔵する左右一対のルーペ本体と、
前記一対のルーペ本体を観察対象に向けた視野方向に支持するキャリアレンズを保持する眼鏡フレームと、
前記キャリアレンズに取り付けられ、前記一対のルーペ本体の接眼側から挿入し、前記ルーペ本体を着脱可能に受け入れる筒状のルーペホルダと、
前記一対のルーペ本体のそれぞれに設けられる流体式自動焦点機構と、を備え、
前記筒状のルーペホルダと前記ルーペ本体における前記ルーペホルダの筒状内面に密接状態に接する接触面及び接眼端側面は、プラスチック素材に磁性粉末を混ぜて成形されたプラスティックマグネットにより形成され、
前記ルーペ本体は、前記筒状内面における接触面と前記接眼端側面における磁気吸引力により前記ルーペホルダの筒内面に密接状態に接して係止される、
ことを特徴とする双眼ルーペ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記流体式自動焦点機構は、流体レンズの焦点距離を電子制御により可変させる、ことを特徴とする請求項1に記載の双眼ルーペ。
【請求項3】
前記流体式自動焦点機構は、前記光学系から前記観察対象までの距離を測定する距離センサと、前記光学系に含まれる流体レンズと、前記距離センサが測定した前記距離に基づき前記流体レンズの焦点距離を電子制御する制御部と、前記距離センサ、前記流体レンズ、及び前記制御部に給電する電池と、を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の双眼ルーペ。
【請求項4】
前記ルーペ本体は、さらに、突起部を有する突起付きリングを介して前記ルーペホルダに装着され、前記ルーペホルダは、前記突起部に係合する鈎型溝の係合部を有し、
前記ルーペ本体が前記ルーペホルダから離脱しないように形成された、ことを特徴とする請求項1に記載の双眼ルーペ。
【請求項5】
前記突起付きリングは、プラスチック素材に磁性粉末を混ぜて成形されたプラスティックマグネットにより形成された、ことを特徴とする請求項4に記載の双眼ルーペ。
【請求項6】
少なくとも前記ルーペホルダ及び前記ルーペ本体の夫々は、前記磁性粉末の結晶分子配列が一定方向に配向された異方性着磁素材により形成され、前記ルーペ本体の夫々は、前記ルーペホルダに対して所定の回転方向に装着される、ことを特徴とする請求項1に記載の双眼ルーペ。
【請求項7】
前記突起付きリングは、前記磁性粉末の結晶分子配列が一定方向に配向された異方性着磁素材により形成され、前記ルーペホルダにおける前記ルーペ本体の保持力をより強くする、ことを特徴とする請求項6に記載の双眼ルーペ。
【請求項8】
前記ルーペホルダは、挿入された前記ルーペ本体及び前記距離センサが観察対象へ向くように、前記ルーペホルダの面に対して所定の角度で固定されていることを特徴とする請求項1に記載の双眼ルーペ。
【請求項9】
前記ルーペ本体は、前記光学系による調整可能倍率範囲及び/又は視力調整距離範囲が異なる複数種類が予め準備され、その中の一つが選択されて前記ルーペホルダに取り付けられる請求項8に記載の双眼ルーペ。
【請求項10】
前記ルーペ本体は、前記光学系による調整可能な倍率範囲が異なる複数種類が予め準備され、その中の一つが選択されて前記ルーペホルダに取り付けられ、
前記ルーペ本体の前記接眼端側面には、予め複数準備された視力距離調整レンズの一つが着脱可能に嵌め込まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の双眼ルーペ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療施術や精密工作作業の際に使用される双眼ルーペに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
双眼ルーペは、手元の局所的な観察対象を拡大して視認する手段として、従来から、医療分野、精密工作、宝石加工等の各分野において広く使用されている。これらの分野では、細かな手元作業の操作に高い精度が求められており、双眼ルーペは、優れた解像度、広い視野、焦点距離等に加えて、明るくクリアな高画質を備えていることが望まれている。
【0003】
これに加えて、医療分野において使用される双眼ルーペは、人の健康や命に関わることから、施術者の視力に合わせて双眼ルーペの適正な視力矯正と乱視矯正等の機能が求められている。
【0004】
しかしながら、従来の双眼ルーペにおいては、医療施術者の手作業に高い精度が要求されるにも関わらず、施術者の遠視又は近視の視力矯正やレンズの焦点距離の調整については、施術の種類又は施術中の変化する状況に適応して施術者の視力に施術中に合せることができないため、視野や視覚の精度にムラが生じるという問題点があった。
【0005】
さらに、人間の視力は、体調や疲労の程度によって常時変化し、同日であっても午前と午後とで変化するにも拘わらず、従来の双眼ルーペは、施術者の変動する視力に適合させることができず、不適正な視力の状態の双眼ルーペを適宜選択して使用して施術作業を行うことが多かった。
【0006】
そのため、従来から焦点距離が異なる複数種類の焦点調整部を予め準備しておき、その中の一つを選択して、その接眼部に着脱自在に装着可能にした双眼ルーペが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0007】
図9は、特許文献1に記載されている類の双眼ルーペであって、ルーペ本体がキャリアレンズに固定的に装着される第1の従来技術の例を示す。
【0008】
図9において、ルーペ本体3は、観察対象の像を所定の倍率、例えば2倍又は3倍等の倍率で調整された拡大光学系を内蔵し、接眼側端に位置している接眼筒2aと、これより徐々に外径を大きくしていく傾斜部2bを経て大径部を設けた対物レンズが配置される筒2cと、で構成されている。そして、接眼筒2aの後端には、磁石に吸着する磁性体のリング6が装着されている。ここで、ルーペ本体3内に、レンズを前後方向に移動可能にする機構を内蔵していれば、焦点調整を可能とすることが可能となる。
【0009】
ルーペ本体3の接眼端側には、円形の焦点調整レンズ11が嵌め込まれるように磁性体のレンズ保持部12は焦点調整レンズ11の周囲を縁取る。この焦点調整レンズ11は、双眼ルーペの使用者が左右のルーペ本体3で対象を拡大して観察する際の視力を矯正するために、必要に応じてルーペ本体3に合せて用いられる遠距離又は近距離を補正するのみならず、乱視等を補正するレンズとすることもできる。
【0010】
そのために、焦点調整レンズ11の内側には焦点調整の高さを調整するための焦点調整リング(図示せず)を備えるようにしても良い。また、双眼ルーペの使用者が普段は視力の矯正を必要としていなくても、施術者の処置中の視力(近視又は遠視)の変動に際し焦点調整レンズ11を用いることで視力の調整が確保される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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