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公開番号2025173957
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024079861
出願日2024-05-16
発明の名称ヒートシンク、及び照明器具
出願人三菱電機株式会社,三菱電機照明株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F21V 29/75 20150101AFI20251120BHJP(照明)
要約【課題】総表面積を大きくする際にトング比の最大値が高くなることを抑制できる構成のヒートシンクを得ることを目的とする。
【解決手段】第1面1311及び第1面1311と並行する裏面である第2面1312を有し上下方向Zに延在する板状の第1土台131と、第1土台131の第1面1311に設けられて上下方向Zに延在する複数の板状の放熱フィン134と、第1土台131の第2面1312に設けられて上下方向に延在する板状の連結部133と、第1土台131の第2面1312と対向するとともに一部が連結部133と連結する第3面1321を有し上下方向Zに延在する板状の第2土台132とによりヒートシンクを構成する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
第１面及び前記第１面と並行する裏面である第２面を有し、第１方向に延在する板状の第１土台と、
前記第１土台の前記第１面に設けられ、前記第１方向に延在する複数の板状の放熱フィンと、
前記第１土台の前記第２面に設けられ、前記第１方向に延在する板状の連結部と、
前記第１土台の前記第２面と対向するとともに一部が前記連結部と連結する第３面を有し、前記第１方向に延在する板状の第２土台と、
を備えたヒートシンク。
続きを表示（約 550 文字）【請求項２】
複数の前記放熱フィンは、前記第１土台の前記第１面に隣り合って配置されている請求項１に記載のヒートシンク。
【請求項３】
前記隣り合って配置されている複数の放熱フィンは、それぞれの放熱フィンの前記第１面から先端までの長さに対応した間隔で配置されていることを特徴とする請求項２に記載のヒートシンク。
【請求項４】
発光部と、
円板状であり、前記発光部が一方側の面に取り付けられ、前記一方側の面の反対側である他方側の面を有する配置板と、
前記配置板の前記他方側の面に取付られた請求項１から３のいずれか１項に記載のヒートシンクと、
を備えた照明器具。
【請求項５】
前記ヒートシンクの前記放熱フィンは、先端が前記第１土台の前記第１面から前記配置板の外縁まで突出する長さに形成されていることを特徴とする請求項４に記載の照明器具。
【請求項６】
前記配置板の前記他方側の面には２つの前記ヒートシンクが取り付けられ、
前記２つのヒートシンクは、互いの前記第２土台の前記第３面と並行する裏面である第４面同士が離間して対向した状態で前記配置板に取り付けられることを特徴とする請求項４に記載の照明器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、照明器具等に用いられるヒートシンク、及びヒートシンクを有する照明器具に関する。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
照明器具の光源が発光動作によって発熱し、この熱が照明装置の他の部分に影響することを抑えるため、従来の照明装置では、光源が発生した熱を吸収して外部に放出するヒートシンク等の放熱部材が設けられている。例えば、特許文献１には、光源を実装面に実装した基板と、基板の実装面の裏側である裏面に配置されたヒートシンクを設けた照明装置が開示されている。このヒートシンクは、基板の裏面から鉛直方向に延びる円柱形状の軸部と、軸部から側方に突出する複数の放熱フィンを有する。このヒートシンクのように、円柱の軸方向と直交する断面が軸方向のどの位置でも同じ断面形状である形状のものは、押出成形法を用いて成形することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０―１３６４０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ヒートシンクの放熱性能は、放熱面積が大きいほど高くなるので、上記のような構成のヒートシンクにおいて放熱性能を高くするためにヒートシンクの総表面積を大きくするには、各放熱フィンの面積を大きくすること、あるいは放熱フィンの数を増やすことが必要になる。
このようなヒートシンクにおいて各放熱フィンの面積を大きくするには、放熱フィンの縦と横の長さ、すなわち軸部の軸方向の長さ、及び放熱フィンの軸部から突出する方向の長さを長くする必要があり、放熱フィンの軸部の長さが制限されている場合は放熱フィンの軸部から突出する方向の長さを長くする必要がある。また、このようなヒートシンクにおいて放熱フィンの数を増やすと、隣り合う放熱フィン同士の間隙は小さくなる。
一方、上記のような構成のヒートシンクを押出成形法で成形する場合、放熱フィンの軸部から突出した部分の長さを、隣り合う放熱フィンとの間隙の長さで割った比であるトング比が高くなるにつれて加工の難易度が増加する。すなわち、トング比が大きい場合、押出成形において材料と金型との摩擦抵抗が大きくなるために加工の難易度が増加する。押出成形法で不具合なく成形するために決められるトング比の適正値は、押出成形を行う際の各種条件、あるいはヒートシンクの材料等に依存して決められる。
上記のような構成のヒートシンクにおいては、総表面積を大きくするために、軸部から突出する部分の放熱フィンの長さを大きくすると、あるいは放熱フィンの数を増やすため隣り合う放熱フィン同士の間隙を小さくすると、トング比の最大値が大きくなってしまうという課題があった。
【０００５】
本開示は、上記した課題を解決するためになされたものであり、総表面積を大きくする際にトング比の最大値が高くなることを抑制できる構成のヒートシンクを得ることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示のヒートシンクは、第１面及び第１面と並行する裏面である第２面を有し第１方向に延在する板状の第１土台と、第１土台の第１面に設けられ第１方向に延在する複数の板状の放熱フィンと、第１土台の第２面に設けられ第１方向に延在する板状の連結部と、第１土台の第２面と対向するとともに一部が連結部と連結する第３面を有し第１方向に延在する板状の第２土台と、を備えるものである。
【発明の効果】
【０００７】
本開示のヒートシンクは、複数の放熱フィンが設けられた第１面及び第１面と並行する裏面である第２面を有する第１土台と、第１土台の第２面と対向するとともに連結部によって第１土台と連結された第２土台と、を有することによって、第２土台の表面積の分だけ総表面積が増え、総表面積を大きくする際に、隣り合う放熱フィンにおけるトング比の最大値が高くなることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１に係る照明器具を斜め下から視た斜視図である。
実施の形態１に係る発光部とヒートシンクを分解して示す分解斜視図である。
実施の形態１に係るヒートシンクを斜め上から視た斜視図である。
実施の形態１に係るヒートシンクを上から視た上面図である。
実施の形態１に係るヒートシンクの配置板とヒートシンクを上から視た上面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
実施の形態１．
以下、実施の形態１に係るヒートシンク、及び照明器具について、図面を参照しながら説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又は相当するものである。また、明細書の全文において、方向を表す用語を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は、照明器具を限定するものでは無い。
方向を表す用語としては、例えば、上下方向Ｚ、奥行方向Ｘ、幅方向Ｙ、であり、本実施の形態においては、第１方向は上下方向Ｚ、第２方向は奥行方向Ｘ、第３方向は幅方向Ｙある。上下方向Ｚ、奥行方向Ｘ、幅方向Ｙは互いに直交する方向である。上下方向Ｚは、図１に示すＺ軸の方向であり、照明器具１の上下方向を示す。また、天井などの被取付部に向かう方向を上方向Ｚ１と呼び、床面に向かう方向を下方向Ｚ２と呼ぶ。奥行方向Ｘは、図１に示すＸ軸の方向であり、照明器具１の奥行方向を示す。幅方向Ｙは、図１に示すＹ軸の方向であり、照明器具１の幅方向を示す。また、奥行方向Ｘと幅方向Ｙとで成す平面を平面ＸＹと呼ぶ。
【００１０】
実施の形態１の照明器具１の構成について図１から図４を用いて説明する。図１は、実施の形態１に係る照明器具１を斜め下から視た斜視図である。図２は、図１の照明器具１の後述する発光部１２と後述するヒートシンク１３を上から視た分解斜視図である。図３は、図２のヒートシンク１３を斜め上から視た斜視図である。図４は、図２のヒートシンク１３を上から視た上面図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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