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公開番号2025166349
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-06
出願番号2024070296
出願日2024-04-24
発明の名称制御システム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24F 11/89 20180101AFI20251029BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】対象空間に存在する対象者の生体情報を検出するシステムを安価に構成することができる制御システムを提供する。
【解決手段】制御システムは、対象空間に存在する対象者の脈波および心拍のうち少なくとも一方を含む生体情報を非接触で検出する検出手段と、検出手段の動作を制御する制御手段と、を備え、検出手段は、対象者から反射して生体情報を検出するための反射波を受信する検出面を有した検出器と、検出面による検出範囲が変わるように検出器を回転移動させる駆動機と、を有し、駆動機が検出器を回転移動させた後、検出器が停止しているときに生体情報の検出が行われる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
対象空間に存在する対象者の脈波および心拍のうち少なくとも一方を含む生体情報を非接触で検出する検出手段と、
前記検出手段の動作を制御する制御手段と、
を備え、
前記検出手段は、
対象者から反射して前記生体情報を検出するための反射波を受信する検出面を有した検出器と、
前記検出面による検出範囲が変わるように前記検出器を回転移動させる駆動機と、
を有し、
前記駆動機が前記検出器を回転移動させた後、前記検出器が停止しているときに前記生体情報の検出が行われる、
制御システム。
続きを表示（約 980 文字）【請求項２】
前記検出器が停止して前記生体情報の検出が行われる時間は、前記検出器が回転移動を開始してから別の検出範囲に対応する位置で停止するまでの時間よりも長い、
請求項１に記載の制御システム。
【請求項３】
前記駆動機は、検出範囲が規定の移動角度だけ変化するように前記検出器を回転移動させる、
請求項１に記載の制御システム。
【請求項４】
前記移動角度は、３６０°を自然数で割った角度である、
請求項３に記載の制御システム。
【請求項５】
前記制御手段は、移動条件が満たされた場合に、前記駆動機を制御することで、停止している前記検出器を回転移動させた後、検出範囲が直前とは異なるような位置で前記検出器を停止させる、
請求項１に記載の制御システム。
【請求項６】
前記駆動機が停止してから規定の停止時間が経過したときに、前記移動条件が満たされる、
請求項５に記載の制御システム。
【請求項７】
検出範囲に存在する１または複数の対象者の前記生体情報の検出を前記検出器が完了したときに、前記移動条件が満たされる、
請求項５に記載の制御システム。
【請求項８】
前記検出器は、近い位置にいる対象者の前記生体情報を検出するための近距離モードと、遠い位置にいる対象者の前記生体情報を検出するための遠距離モードと、を対象者の位置に応じて切り替える、
請求項１に記載の制御システム。
【請求項９】
前記対象空間に設けられ、前記生体情報を非接触で検出する隣接検出手段、
を更に備え、
前記検出手段からの距離よりも前記隣接検出手段からの距離が近い対象者の前記生体情報は、前記検出手段ではなく前記隣接検出手段が検出する、
請求項１に記載の制御システム。
【請求項１０】
前記対象空間の空気の状態を調整する気流を吹き出す空調手段、
を更に備え、
前記空調手段は、前記検出手段で検出された前記生体情報に基づいて、気流の制御内容を決定する、
請求項１から請求項９のいずれか一項に記載の制御システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、非接触で生体情報を検出する手段の制御システムに関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、環境制御システムを開示する。当該環境制御システムによれば、非接触で対象者の生体情報を検出する生体情報センサが天井付近に設けられる。生体情報センサで検出された生体情報に基づいて、対象者の状態が推定される。そして、対象者の状態に基づいて、照明装置が制御され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１６２８６６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
検出精度を維持するために、非接触で生体情報を検出するセンサの検出面は、生体情報を検出している間、対象者に正対して停止している必要がある。特許文献１に記載の環境制御システムにおいて、対象空間内の全体を検出するために、複数の検出面がそれぞれ違う方向を向くように設置される必要がある。このため、多数の生体情報センサを設置する必要があり、コストがかかる。
【０００５】
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、対象空間に存在する対象者の生体情報を検出するシステムを安価に構成することができる制御システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る制御システムは、対象空間に存在する対象者の脈波および心拍のうち少なくとも一方を含む生体情報を非接触で検出する検出手段と、検出手段の動作を制御する制御手段と、を備え、検出手段は、対象者から反射して生体情報を検出するための反射波を受信する検出面を有した検出器と、検出面による検出範囲が変わるように検出器を回転移動させる駆動機と、を有し、駆動機が検出器を回転移動させた後、検出器が停止しているときに生体情報の検出が行われる。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、対象空間に存在する対象者の生体情報を、１つの検出手段で検出する。このため、安価にシステムを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１における空調システムが適用される建物の構成図である。
実施の形態１における制御システムの検出手段の側面図である。
実施の形態１における空調システムの検出手段の側面図である。
実施の形態１における空調システムの検出手段の下面図である。
実施の形態１における空調システムの検出手段の側面図である。
実施の形態１における空調システムの検出手段の下面図である。
実施の形態１における空調システムの検出手段の側面図である。
実施の形態１における空調システムの検出手段の下面図である。
実施の形態１における制御システムの機能ブロック図である。
実施の形態１における制御システムの動作のフローチャートである。
実施の形態２における制御システムが適用される建物の構成図である。
実施の形態２における制御システムの空調手段の斜視図である。
実施の形態２における制御システムの空調手段の要部を示す図である。
実施の形態２における制御システムの機能ブロック図である。
実施の形態２における制御システムの動作のフローチャートである。
実施の形態３における制御システムの機能ブロック図である。
実施の形態４における制御システムの機能ブロック図である。
ニューラルネットワークモデルの概要を示す図である。
実施の形態４における学習装置の学習処理のフローチャートである。
実施の形態４における制御システムの制御手段が行う推論処理のフローチャートである。
実施の形態５における制御システムの機能ブロック図である。
実施の形態１から５における制御システムの制御装置のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本開示を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
【００１０】
実施の形態１．
図１は実施の形態１における空調システムが適用される建物の構成図である。図２は実施の形態１における制御システムの検出手段の側面図である。図３は実施の形態１における空調システムの検出手段の側面図である。図４は実施の形態１における空調システムの検出手段の下面図である。図５は実施の形態１における空調システムの検出手段の側面図である。図６は実施の形態１における空調システムの検出手段の下面図である。図７は実施の形態１における空調システムの検出手段の側面図である。図８は実施の形態１における空調システムの検出手段の下面図である。図９は実施の形態１における制御システムの機能ブロック図である。図１０は実施の形態１における制御システムの動作のフローチャートである。
（【００１１】以降は省略されています）

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