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公開番号2025165109
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-04
出願番号2024068990
出願日2024-04-22
発明の名称空調システム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類F24F 11/74 20180101AFI20251027BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】エネルギーロス及び利用者の快適性の低下を抑制することができる空調システムを提供することを目的とする。
【解決手段】空調システムは、第1空間と、第2空間と、を有する建物に設置される空調システムであって、第1空間に設置され、第1空間の暖房又は冷房を行う空気調和装置と、第1空間と第2空間を接続する風路に設けられ、第1空間の空気を第2空間に送る送風装置と、第2空間に設置され、第2空間の空気質情報を測定する空気質センサと、空気質情報に基づき送風装置を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、空気質センサにエラーが発生したと判定される場合、送風装置を停止する、送風装置の制御モードを変更する、又は空気質情報に関連する情報を用いて送風装置を制御するものである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
第１空間と、第２空間と、を有する建物に設置される空調システムであって、
前記第１空間に設置され、前記第１空間の暖房又は冷房を行う空気調和装置と、
前記第１空間と前記第２空間を接続する風路に設けられ、前記第１空間の空気を前記第２空間に送る送風装置と、
前記第２空間に設置され、前記第２空間の空気質情報を測定する空気質センサと、
前記空気質情報に基づき前記送風装置を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記空気質センサにエラーが発生したと判定される場合、前記送風装置を停止する、前記送風装置の制御モードを変更する、又は前記空気質情報に関連する情報を用いて前記送風装置を制御する空調システム。
続きを表示（約 960 文字）【請求項２】
前記制御モードは、前記送風装置を前記空気質情報に基づき自動で制御する自動制御モードと、前記送風装置を利用者により手動で制御する手動制御モードと、を含み、
前記制御装置は、
前記空気質センサにエラーが発生したと判定される場合、前記制御モードを前記手動制御モードに切り替え、
前記利用者へ前記制御モードが切り替えられたことを通知する請求項１に記載の空調システム。
【請求項３】
前記空気質センサによって測定された過去の空気質情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御装置は、前記空気質センサにエラーが発生したと判定される場合、前記記憶部に記憶される前記過去の空気質情報に基づいて前記送風装置を制御する請求項１又は２に記載の空調システム。
【請求項４】
前記制御装置は、
前記過去の空気質情報の保存時間が、予め設定された判定時間以上である場合、前記送風装置を停止し、
前記保存時間が前記判定時間未満である場合、前記過去の空気質情報に基づいて前記送風装置を制御する請求項３に記載の空調システム。
【請求項５】
前記制御装置は、前記空気質センサにエラーが発生したと判定される場合、屋外の空気質情報である屋外情報を取得し、前記屋外情報に基づいて前記送風装置を制御する請求項１又は２に記載の空調システム。
【請求項６】
前記空気質センサによって測定された過去の空気質情報、及び過去の屋外情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記屋外情報は、屋外の空気質情報であり、
前記制御装置は、
前記空気質センサにエラーが発生したと判定される場合、前記記憶部に記憶される前記過去の空気質情報及び前記過去の屋外情報と、現在の屋外情報と、に基づき現在の前記第２空間の空気質情報を推定し、
推定された前記空気質情報に基づいて前記送風装置を制御する請求項１又は２に記載の空調システム。
【請求項７】
前記制御装置は、前記空気質センサにエラーが発生したと判定される場合、前記記憶部に記憶される前記過去の屋外情報に基づき、前記現在の屋外情報を推定する請求項６に記載の空調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、建物内の空調及び換気を行う空調システムに関するものである。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、住宅などの建物内の空調及び換気を行う空調システムにおいて、空気調和装置が設置された空調対象空間の空気を、空気調和装置が設置されていない非空調対象空間へ送ることで、建物内の温熱環境を改善することが知られている。例えば、特許文献１には、隣接する部屋の側壁に設けられた室間ファンによって一方の部屋から他方の部屋へ送風し、熱及び水分を移動する空調システムが開示されている。特許文献１の空調システムでは、搬送先の部屋に温度又は湿度などを測定するセンサを備え、測定結果に応じて室間ファンの運転を制御することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００５－９０８２４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の空調システムにおいて、センサの故障又は通信障害などにより、搬送先の部屋の温度又は湿度などを取得できなかった場合、過剰な空気の搬送によるエネルギーロス、及び搬送先の部屋にいる利用者の快適性の低下が生じる恐れがある。
【０００５】
本開示は、上記のような課題を解決するものであり、エネルギーロス及び利用者の快適性の低下を抑制することができる空調システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る空調システムは、第１空間と、第２空間と、を有する建物に設置される空調システムであって、第１空間に設置され、第１空間の暖房又は冷房を行う空気調和装置と、第１空間と第２空間を接続する風路に設けられ、第１空間の空気を第２空間に送る送風装置と、第２空間に設置され、第２空間の空気質情報を測定する空気質センサと、空気質情報に基づき送風装置を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、空気質センサにエラーが発生したと判定される場合、送風装置を停止する、送風装置の制御モードを変更する、又は空気質情報に関連する情報を用いて送風装置を制御するものである。
【発明の効果】
【０００７】
本開示における空調システムによれば、空気質センサにエラーが発生したと判定される場合、送風装置を停止する、送風装置の制御モードを変更する、又は空気質情報に関連する情報を用いて送風装置を制御することで、エネルギーロス及び利用者の快適性の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１に係る空調システムの概略構成図である。
実施の形態１に係る空調システムの制御ブロック図である。
実施の形態１における送風制御の流れを示すフローチャートである。
実施の形態２に係る空調システムの制御ブロック図である。
実施の形態２における送風制御の流れを示すフローチャートである。
実施の形態３に係る空調システムの制御ブロック図である。
実施の形態３における送風制御の流れを示すフローチャートである。
実施の形態４における送風制御の流れを示すフローチャートである。
実施の形態５に係る空調システムの概略構成図である。
実施の形態５における送風制御の流れを示すフローチャートである。
実施の形態６に係る空調システムの制御ブロック図である。
実施の形態６における送風制御の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ及び配置等は、本開示の範囲内で適宜変更することができる。
【００１０】
実施の形態１．
図１は、実施の形態１に係る空調システム１００の概略構成図である。実施の形態１の空調システム１００は、住宅などの建物２００に設置される。図１は、建物２００の断面模式図と、建物２００に設置された空調システム１００の各構成とを示している。図１を用いて、本実施の形態の空調システム１００の構成及び配置について説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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