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公開番号2025131352
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024029041
出願日2024-02-28
発明の名称ポンプ容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 47/34 20060101AFI20250902BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】装着キャップの外周壁部の上下幅を抑制できるポンプ容器を提供する。
【解決手段】ポンプ容器1は、内容物2を収容し口部3aを有する容器本体3と、シリンダ部材5、昇降部6及び装着キャップ7を有するポンプ4とを有し、昇降部6はピストン6a1を有し、ポンプ4は、装着キャップ7によって口部3aに保持され、昇降部6が昇降動作をすることでポンプ室8aを拡縮させ内容物2を吸い込んで吐出し、口部3aは螺合部3a1を有し、装着キャップ7は天壁7aと、外周壁部7bと、螺合部3a1に螺合する雌ネジ部7b1とを有し、口部3aの内周面は段差面3a2を有し、装着キャップ7は口部3aの内周面に密接するシール筒7cと嵌合保持部7dとを有し、シリンダ部材5はシリンダ本体5aから上側に延びる延長部5bを有し、延長部5bは、嵌合保持部7dに嵌合する延長筒部5b1と、段差面3a2に対向する対向面5b2とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
内容物を収容し口部を有する容器本体と、シリンダ部材、昇降部及び装着キャップを有するポンプとを有し、
前記昇降部は、前記シリンダ部材のシリンダ本体上を摺動するピストンを有し、
前記シリンダ本体及び前記ピストンによってポンプ室が区画され、
前記ポンプは、前記装着キャップによって前記口部に保持され、前記昇降部が操作に応じて前記シリンダ本体に対して昇降動作をすることで前記ポンプ室を拡縮させることによって前記容器本体内の前記内容物を吸い込んで吐出し、
前記口部の外周面は螺合部を有し、
前記装着キャップは、環状の天壁と、前記天壁の外周縁部から全周に亘って下側に延びる外周壁部と、前記外周壁部の内周面に設けられ前記螺合部に螺合する雌ネジ部とを有し、
前記口部の内周面は、上面からなる段差面を有し、
前記装着キャップは、前記天壁から前記下側に延び、前記段差面より上側で前記口部の前記内周面に密接するシール筒と、前記天壁の内周縁部に設けられる嵌合保持部とを有し、
前記シリンダ部材は、前記シリンダ本体から前記上側に延びる延長部を有し、
前記延長部は、前記嵌合保持部に嵌合することで保持される延長筒部と、前記段差面に対向する対向面とを有する、ポンプ容器。
続きを表示（約 630 文字）【請求項２】
前記装着キャップの前記嵌合保持部は、前記シール筒よりも径方向内側で前記天壁から前記下側に延びる外筒部と、前記外筒部よりも前記径方向内側で前記天壁から前記下側に延びる内筒部とを有し、
前記シリンダ部材の前記延長筒部は、前記外筒部と前記内筒部とによって挟持され、
前記シリンダ部材の前記延長部は、前記外筒部よりも前記下側で前記延長筒部から径方向外側に突出し前記対向面を下面に有する突出部を有する、請求項１に記載のポンプ容器。
【請求項３】
前記昇降部は、蓄圧シリンダ本体及び前記ピストンを有するピストン蓄圧シリンダ部材と、蓄圧ピストン、蓄圧部及び押し下げヘッドを有する保持部材と、前記シリンダ本体よりも断面積が小さい前記蓄圧シリンダ本体に対して前記蓄圧ピストンが前記下側に摺動してから前記シリンダ本体に対して前記ピストンが前記下側に摺動するように、前記保持部材を前記ピストン蓄圧シリンダ部材に接続する接続部と、前記昇降部の下降による前記蓄圧シリンダ本体、前記蓄圧ピストン、前記シリンダ本体及び前記ピストンによって区画される前記ポンプ室の昇圧によって、前記内容物を前記押し下げヘッドから吐出する内部流路を開く蓄圧部とを有し、
前記ポンプは、前記保持部材を前記上側に付勢する付勢部材と、前記シリンダ本体の上端部に装着されて前記付勢部材の下端部を支持する支持部材とを有する、請求項１に記載のポンプ容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明はポンプ容器に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
内容物を収容し口部を有する容器本体と、シリンダ部材、昇降部及び装着キャップを有するポンプとを有し、昇降部は、シリンダ部材のシリンダ本体上を摺動するピストンを有し、シリンダ本体及びピストンによってポンプ室が区画され、ポンプは、装着キャップによって口部に保持され、昇降部が操作に応じてシリンダ本体に対して昇降動作をすることでポンプ室を拡縮させることによって容器本体内の内容物を吸い込んで吐出し、口部の外周面は螺合部を有し、装着キャップは、環状の天壁と、天壁の外周縁部から全周に亘って下側に延びる外周壁部と、外周壁部の内周面に設けられ螺合部に螺合する雌ネジ部とを有する、ポンプ容器が知られている（例えば特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－１４３６６８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記のようなポンプ容器は、装着キャップの外周壁部の上下幅を抑制しにくく、外観デザイン等の制約になっていた。
【０００５】
そこで本発明の目的は、装着キャップの外周壁部の上下幅を抑制できるポンプ容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【０００７】
［１］
内容物を収容し口部を有する容器本体と、シリンダ部材、昇降部及び装着キャップを有するポンプとを有し、
前記昇降部は、前記シリンダ部材のシリンダ本体上を摺動するピストンを有し、
前記シリンダ本体及び前記ピストンによってポンプ室が区画され、
前記ポンプは、前記装着キャップによって前記口部に保持され、前記昇降部が操作に応じて前記シリンダ本体に対して昇降動作をすることで前記ポンプ室を拡縮させることによって前記容器本体内の前記内容物を吸い込んで吐出し、
前記口部の外周面は螺合部を有し、
前記装着キャップは、環状の天壁と、前記天壁の外周縁部から全周に亘って下側に延びる外周壁部と、前記外周壁部の内周面に設けられ前記螺合部に螺合する雌ネジ部とを有し、
前記口部の内周面は、上面からなる段差面を有し、
前記装着キャップは、前記天壁から前記下側に延び、前記段差面より上側で前記口部の前記内周面に密接するシール筒と、前記天壁の内周縁部に設けられる嵌合保持部とを有し、
前記シリンダ部材は、前記シリンダ本体から前記上側に延びる延長部を有し、
前記延長部は、前記嵌合保持部に嵌合することで保持される延長筒部と、前記段差面に対向する対向面とを有する、ポンプ容器。
【０００８】
［２］
前記装着キャップの前記嵌合保持部は、前記シール筒よりも径方向内側で前記天壁から前記下側に延びる外筒部と、前記外筒部よりも前記径方向内側で前記天壁から前記下側に延びる内筒部とを有し、
前記シリンダ部材の前記延長筒部は、前記外筒部と前記内筒部とによって挟持され、
前記シリンダ部材の前記延長部は、前記外筒部よりも前記下側で前記延長筒部から径方向外側に突出し前記対向面を下面に有する突出部を有する、［１］に記載のポンプ容器。
【０００９】
［３］
前記昇降部は、蓄圧シリンダ本体及び前記ピストンを有するピストン蓄圧シリンダ部材と、蓄圧ピストン、蓄圧部及び押し下げヘッドを有する保持部材と、前記シリンダ本体よりも断面積が小さい前記蓄圧シリンダ本体に対して前記蓄圧ピストンが前記下側に摺動してから前記シリンダ本体に対して前記ピストンが前記下側に摺動するように、前記保持部材を前記ピストン蓄圧シリンダ部材に接続する接続部と、前記昇降部の下降による前記蓄圧シリンダ本体、前記蓄圧ピストン、前記シリンダ本体及び前記ピストンによって区画される前記ポンプ室の昇圧によって、前記内容物を前記押し下げヘッドから吐出する内部流路を開く蓄圧部とを有し、
前記ポンプは、前記保持部材を前記上側に付勢する付勢部材と、前記シリンダ本体の上端部に装着されて前記付勢部材の下端部を支持する支持部材とを有する、［１］又は［２］に記載のポンプ容器。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、装着キャップの外周壁部の上下幅を抑制できるポンプ容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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