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公開番号
2025130351
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027473
出願日
2024-02-27
発明の名称
ポンプ式吐出器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
主分類
B65D
47/34 20060101AFI20250901BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ヘッドを初期位置に復帰させる弾性力を合成樹脂製の部材により発揮させることができ、またサイズを抑制することができるポンプ式吐出器を提案する。
【解決手段】ポンプ式吐出器100は、ステム7aが進退移動することによって駆動するポンプと、吐出口23aを有するとともにステム7aに連結するヘッドと、を備え、ヘッドとキャップ10との相互間に設けられ、ヘッドを前進させた際にステム7aの中心軸線Oに沿う縦向きに弾性変形してヘッドを後退させる向きに付勢する合成樹脂製の圧縮弾性部11と、ヘッド及びキャップ10の何れか一方に設けられ、ヘッド及びキャップ10の何れか他方に向けて延出された延出部21dと、ヘッド及びキャップ10の何れか他方に設けられ、ヘッドを前進させた際に延出部21dによって中心軸線Oを周回する方向に沿う横向きに撓む合成樹脂製の弾性片10kと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内容液を収容する容器の口部に装着されるキャップと、該キャップにより該口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、内容液を外界に吐出させる吐出口を有するとともに該ステムに連結するヘッドと、を備え、該ヘッドを該キャップに向けて前進させることによって該容器内の内容液を該吐出口から吐出させるポンプ式吐出器であって、
前記ヘッドと前記キャップとの相互間に設けられ、該ヘッドを前進させた際に前記ステムの中心軸線に沿う縦向きに弾性変形して該ヘッドを後退させる向きに付勢する合成樹脂製の圧縮弾性部と、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に設けられ、該ヘッド及び該キャップの何れか他方に向けて延出された延出部と、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか他方に設けられ、該ヘッドを前進させた際に前記延出部によって前記中心軸線を周回する方向に沿う横向きに撓む合成樹脂製の弾性片と、を備えるポンプ式吐出器。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記弾性片及び前記延出部の何れか一方は、該弾性片及び該延出部の何れか他方における前記中心軸線に近い内側面及び/又は該中心軸線に遠い外側面を支持するガイド壁を有する、請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項3】
前記ヘッドは前記延出部を有し、前記キャップは前記弾性片を有し、
前記ヘッドは、前記延出部に対して逆側であって且つ該ヘッドが前進する際に該延出部が前記弾性片に接触する部位よりも前側に位置し、該ヘッドが前進する際に前記弾性片に係合して該ヘッドの回り止めとして機能する回り止め部を有する、請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項4】
前記延出部は、前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に対し、前記中心軸線を中心とする角度が等しくなるように複数設けられ、
前記弾性片は、前記延出部に対応する位置に複数設けられる、請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項5】
前記ヘッドは前記延出部を有し、前記キャップは前記弾性片を有し、
前記ヘッドは、前記延出部に対して前記中心軸線とは逆側に位置し、前記圧縮弾性部の一端部に接触する受部と、該延出部と該受部とをつなぐ接続部とを有する、請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項6】
前記キャップは、前記圧縮弾性部の他端部を収容する凹部を有する、請求項5に記載のポンプ式吐出器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ式吐出器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ポンプ式吐出器として、容器の口部に装着されるキャップと、キャップにより口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、ステムに連結するヘッドとを備え、ヘッドをキャップに向けて前進させることによって容器内の内容液をヘッドの吐出口から吐出させるものが既知である(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このようなポンプ式吐出器の内部には、特許文献1に示されているように、キャップに向けて移動させたヘッドを初期位置に復帰させるために金属製のコイルスプリングが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-31950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、このようなポンプ式吐出器は、コスト削減等を目的としてヘッドを初期位置に復帰させるコイルスプリングを合成樹脂製の弾性体に置き換えることが検討されている。しかし、金属製のときと同じ形状のままで単に合成樹脂に変更しても必要な弾性力は得られない。一方、弾性力を強くするために弾性体を大きく撓ませるように構成すると、サイズが大きくなってしまう。
【0006】
このような点に鑑み、本発明は、ヘッドを初期位置に復帰させる弾性力を合成樹脂製の部材により発揮させることができ、またサイズを抑制することができるポンプ式吐出器を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のポンプ式吐出器は、内容液を収容する容器の口部に装着されるキャップと、該キャップにより該口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、内容液を外界に吐出させる吐出口を有するとともに該ステムに連結するヘッドと、を備え、該ヘッドを該キャップに向けて前進させることによって該容器内の内容液を該吐出口から吐出させるポンプ式吐出器であって、前記ヘッドと前記キャップとの相互間に設けられ、該ヘッドを前進させた際に前記ステムの中心軸線に沿う縦向きに弾性変形して該ヘッドを後退させる向きに付勢する合成樹脂製の圧縮弾性部と、前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に設けられ、該ヘッド及び該キャップの何れか他方に向けて延出された延出部と、前記ヘッド及び前記キャップの何れか他方に設けられ、該ヘッドを前進させた際に前記延出部によって前記中心軸線を周回する方向に沿う横向きに撓む合成樹脂製の弾性片と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明のポンプ式吐出器によれば、ヘッドを前進させた際に圧縮弾性部と弾性片の両方から弾性力が発現されるため、合成樹脂製の圧縮弾性部と弾性片であってもヘッドを初期位置に復帰させるために必要な弾性力を得ることができる。ここでステムの中心軸線に近づくように弾性片を撓ませる場合は、撓んだ際の他の部材との干渉を避けるために弾性片をステムの中心軸線から離れたところに設ける必要があり、それ故サイズの大型化を招くことになるが、本発明の弾性片はステムの中心軸線を周回する方向に沿う横向きに撓むものであって、弾性片をステムの中心軸線に近づけて設けることができるため、サイズを抑制することができる。
なお、弾性片が「ステムの中心軸線を周回する方向に沿う横向きに撓む」とは、弾性片が撓む向きが厳密な意味でステムの中心軸線を中心とする円の周方向であることではなく(すなわち弾性片が撓む向きは周方向から若干ずれていてもよい)、側方から弾性片を視たときに弾性片が横向きに撓んでいると認められる状態を意味する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係るポンプ式吐出器の一実施形態におけるヘッドが初期位置にある状態での側面視での断面図である。
図1における弾性部と延出部の周辺部分を拡大して示した図であって、図3に示したB-Bに沿う断面図である。
弾性部と延出部の周辺部分を拡大して示した図であって、図2に示したA-Aに沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明に係るポンプ式吐出器の一実施形態であるポンプ式吐出器100について説明する。本明細書等において上下方向とは、図示した中心軸線O(後述するステム7aの中心軸線)に沿う向きであって、パイプ4が位置する側が「下」であり、押圧ヘッド22が位置する側が「上」である。なお本明細書等では、押圧ヘッド22が下方へ移動する動きを前進、下方に移動した押圧ヘッド22が上方へ復帰する動きを後退として説明する。このため以下の説明では、下方が前方で上方が後方と称することがあり、また上述した上下方向のことを前後方向と称することがある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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