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公開番号
2025130147
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027124
出願日
2024-02-27
発明の名称
トリガー式液体噴出容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
47/34 20060101AFI20250901BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】トリガー式液体噴出容器が倒立状態で落下し、トリガー式液体噴出容器に対して斜め前方、若しくは斜め後方から衝撃力が加えられたときに、噴出器本体を構成する部品に割れや破損などが生じることを、部品を補強しなくても抑制することができる。
【解決手段】容器体5の外周面において口部31より下方に位置する部分における前端部および後端部のうちの少なくとも一方に、周方向に延びる折曲ライン17、18が形成され、トリガー式液体噴出容器1が倒立状態で落下し、トリガー式液体噴出容器に対して斜め前方、若しくは斜め後方から衝撃力が加えられたときに、容器体のうち、折曲ラインより底部34側に位置する部分が、折曲ラインより口部側に位置する部分に対して折曲ライン回りに前後方向に傾倒する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
口部、肩部、胴部、および底部が、容器軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連ねられて構成されるとともに、液体が収容される容器体と、
前記口部に装着される噴出器本体と、
前記噴出器本体の前方側に配設され、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備えるトリガー式液体噴出容器であって、
前記噴出器本体は、
上下方向に延び、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、
前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、
上下方向および前後方向に直交する左右方向から見て、前記肩部の後端部は、下方に向かうに従い後方に向けて延び、
左右方向から見て、前記肩部の前端部は、上下方向に延び、かつ前記口部に連なる上部と、前方に向かうに従い下方に向けて延び、かつ前記胴部に連なる下部と、により構成され、
前記肩部の前端部のうちの下部は、前記トリガー部に対して上下方向で対向した状態で下方に位置し、
前記容器体の外周面において前記口部より下方に位置する部分における前端部および後端部のうちの少なくとも一方に、周方向に延びる折曲ラインが形成され、
前記トリガー式液体噴出容器が倒立状態で落下し、前記トリガー式液体噴出容器に対して斜め前方、若しくは斜め後方から衝撃力が加えられたときに、前記容器体のうち、前記折曲ラインより前記底部側に位置する部分が、前記折曲ラインより前記口部側に位置する部分に対して前記折曲ライン回りに前後方向に傾倒する、トリガー式液体噴出容器。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記折曲ラインの少なくとも一部は、左右方向から見て、前記口部の外周面の下端部、および前記底部の外面のうちの接地部それぞれの前端部同士を結ぶ第1直線と、前記口部の外周面の下端部、および前記底部の外面のうちの接地部それぞれの後端部同士を結ぶ第2直線と、で前後方向に挟まれた領域よりも前後方向の外側に位置している、請求項1に記載のトリガー式液体噴出容器。
【請求項3】
前記折曲ラインは、前記肩部の外周面に形成されている、請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出容器。
【請求項4】
前記トリガー機構は、
前記トリガー部の移動に伴って前後方向に移動する主ピストンと、
前記主ピストンの移動に伴って内部が加圧および減圧し、かつ内部が前記縦供給筒部内に連通する主シリンダと、を備え、
前記噴出器本体は、
前記トリガー部の後方への移動によって、前記主シリンダから前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給されるとともに、前後方向に延びる貯留シリンダと、
前記貯留シリンダ内に前後方向に移動可能に配設され、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴って後方に向けて移動するとともに、前方に向けて付勢される貯留プランジャと、
前記主シリンダ内の加圧時に前記容器体内と前記主シリンダ内との前記縦供給筒部内を通した連通を遮断し、かつ前記主シリンダ内の減圧時に前記容器体内と前記主シリンダ内との前記縦供給筒部内を通した連通を許容する第1逆止弁と、
前記主シリンダ内の加圧時に前記貯留シリンダ内と前記主シリンダ内との前記縦供給筒部内を通した連通を許容し、かつ前記主シリンダ内の減圧時に前記貯留シリンダ内と前記主シリンダ内との前記縦供給筒部内を通した連通を遮断する第2逆止弁と、を備え、
前記貯留シリンダは、前記縦供給筒部の上方に、前記縦供給筒部から前方および後方に突出するように設けられている、請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トリガー式液体噴出容器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、液体が収容される容器体と、容器体の口部に装着される噴出器本体と、噴出器本体の前方側に配設され、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備えるトリガー式液体噴出容器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-213497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のトリガー式液体噴出容器では、倒立状態で落下して、斜め前方、若しくは斜め後方から衝撃力が加えられたときに、噴出器本体を構成する部品に割れや破損などが生じる可能性がある。
【0005】
本発明は、倒立状態で落下して、斜め前方、若しくは斜め後方から衝撃力が加えられたときに、噴出器本体を構成する部品に割れや破損などが生じることを、部品を補強しなくても抑制することができるトリガー式液体噴出容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るトリガー式液体噴出容器は、口部、肩部、胴部、および底部が、容器軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連ねられて構成されるとともに、液体が収容される容器体と、前記口部に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前方側に配設され、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備えるトリガー式液体噴出容器であって、前記噴出器本体は、上下方向に延び、前記容器体内の液体を吸上げる縦供給筒部と、前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備え、上下方向および前後方向に直交する左右方向から見て、前記肩部の後端部は、下方に向かうに従い後方に向けて延び、左右方向から見て、前記肩部の前端部は、上下方向に延び、かつ前記口部に連なる上部と、前方に向かうに従い下方に向けて延び、かつ前記胴部に連なる下部と、により構成され、前記肩部の前端部のうちの下部は、前記トリガー部に対して上下方向で対向した状態で下方に位置し、前記容器体の外周面において前記口部より下方に位置する部分における前端部および後端部のうちの少なくとも一方に、周方向に延びる折曲ラインが形成され、前記トリガー式液体噴出容器が倒立状態で落下し、前記トリガー式液体噴出容器に対して斜め前方、若しくは斜め後方から衝撃力が加えられたときに、前記容器体のうち、前記折曲ラインより前記底部側に位置する部分が、前記折曲ラインより前記口部側に位置する部分に対して前記折曲ライン回りに前後方向に傾倒する。
【0007】
容器体の外周面において口部より下方に位置する部分における前端部および後端部のうちの少なくとも一方に、周方向に延びる折曲ラインが形成されているので、トリガー式液体噴出容器が倒立状態で落下し、トリガー式液体噴出容器に対して斜め前方、若しくは斜め後方から衝撃力が加えられたときに、容器体のうち、折曲ラインより底部側に位置する部分が、折曲ラインより口部側に位置する部分に対して折曲ライン回りに前後方向に傾倒することとなり、噴出器本体を構成する部品に加えられる衝撃力を抑えることができる。したがって、例えば樹脂量を増やすなどして噴出器本体の部品を補強しなくても、トリガー式液体噴出容器に前述のような衝撃力が加えられたときに、噴出器本体の部品に割れや破損などが生じるのを抑制することができる。
左右方向から見て、肩部の後端部が、下方に向かうに従い後方に向けて延び、左右方向から見て、肩部の前端部が、上下方向に延び、かつ口部に連なる上部と、前方に向かうに従い下方に向けて延び、かつ胴部に連なる下部と、により構成され、肩部の前端部のうちの下部が、トリガー部に対して上下方向で対向した状態で下方に位置しているので、肩部を把持した状態でトリガー部を後方に移動させる操作を片手で容易に行うことができる。
【0008】
前記折曲ラインの少なくとも一部は、左右方向から見て、前記口部の外周面の下端部、および前記底部の外面のうちの接地部それぞれの前端部同士を結ぶ第1直線と、前記口部の外周面の下端部、および前記底部の外面のうちの接地部それぞれの後端部同士を結ぶ第2直線と、で前後方向に挟まれた領域よりも前後方向の外側に位置してもよい。
【0009】
折曲ラインの少なくとも一部が、左右方向から見て、第1直線と第2直線とで前後方向に挟まれた領域よりも前後方向の外側に位置しているので、トリガー式液体噴出容器が倒立状態で落下し、トリガー式液体噴出容器に対して斜め前方、若しくは斜め後方から衝撃力が加えられたときに、この衝撃力が折曲ラインに効果的に伝わることとなり、容器体のうち、折曲ラインより底部側に位置する部分を、折曲ラインより口部側に位置する部分に対して折曲ライン回りに前後方向に確実に傾倒させることができる。
【0010】
前記折曲ラインは、前記肩部の外周面に形成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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