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公開番号2025132802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030602
出願日2024-02-29
発明の名称液体容器、及び液体容器の製造方法
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 1/02 20060101AFI20250903BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】容器の分別廃棄が容易であり、且つノズルを通して内容液を安定して注ぎ出すことができる、新たな液体容器、及び液体容器の製造方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る液体容器100は、内容液の収容空間Sを区画形成する筒状の胴部11と、該胴部11の上方に連なり胴部11よりも縮径された首部15とを有する容器本体10と、容器本体10の上方に首部15を介して連なり内容液を外部に導く筒状のノズル20と、ノズル20の径方向外側に設けられ、ノズル20の径方向外側の内容液を収容空間S内へ戻す液回収流路Rを形成する外筒30とを備える液体容器100であって、容器本体10、ノズル20及び外筒30は、一体成形により形成されており、ノズル20の筒壁21の周方向の一部には、軸方向に延びる切り欠き部22が設けられており、ノズル20の筒壁21の上部は、上方に向かって径方向内側に傾斜する傾斜部21dを有していることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内容液の収容空間を区画形成する筒状の胴部と、該胴部の上方に連なり前記胴部よりも縮径された首部とを有する容器本体と、
前記容器本体の上方に前記首部を介して連なり内容液を外部に導く筒状のノズルと、
前記ノズルの径方向外側に設けられ、前記ノズルの径方向外側の内容液を前記収容空間内へ戻す液回収流路を形成する外筒と
を備える液体容器であって、
前記容器本体、前記ノズル及び前記外筒は、一体成形により形成されており、
前記ノズルの筒壁の周方向の一部には、軸方向に延びる切り欠き部が設けられており、
前記ノズルの筒壁の上部は、上方に向かって径方向内側に傾斜する傾斜部を有している、液体容器。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記首部は、下方に向かって内面が径方向外側に傾斜すると共に径方向の肉厚が漸減している、請求項1に記載の液体容器。
【請求項3】
前記外筒は、筒状の周壁と、該周壁の下端部から径方向内側に向かって下方に傾斜する底壁とを有している、請求項1又は2に記載の液体容器。
【請求項4】
内容液の収容空間を区画形成する筒状の胴部を有する容器本体と、
前記容器本体の上方に前記胴部よりも縮径された首部を介して連なり内容液を外部に導く筒状のノズルと、
前記ノズルの径方向外側に設けられ、前記ノズルの径方向外側の内容液を前記収容空間内へ戻す液回収流路を形成する外筒と
を備える液体容器の製造方法であって、
前記ノズルの筒壁の周方向の一部には、軸方向に延びる切り欠き部が設けられており、
有底筒状の本体部と、前記ノズルと、前記外筒とを一体成形したプリフォームを形成することと、
前記本体部をブロー成形することにより、
前記容器本体と、
前記本体部よりも大径且つ前記外筒よりも小径の前記首部と
を形成することと、
前記ブロー成形により、
前記ノズルの筒壁の上部に設けられ、上方に向かって径方向内側に傾斜する傾斜部を形成することと
を含む、液体容器の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、容器本体とノズルとを備える液体容器、及び液体容器の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、洗濯用の液体洗剤や柔軟剤等の比較的粘度の高い内容液を収容する容器として、内容液の収容空間を備えた容器本体と、筒状のノズルと、ノズルの外側に液回収流路を形成する外筒とを備えた、液体容器が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このような液体容器では、容器本体、ノズル及び外筒を一体成形していることから樹脂の使用量を削減でき、またノズルキャップと容器本体とを分離する必要がないため、容器の分別廃棄を容易に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023- 67210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記従来の液体容器では、ノズルの筒壁が正円上に位置するように設けられているため、筒壁の内面に注出用溝部を設けているものの、内容液が飛び散って安定して狙った位置に注ぎ出すことができない場合があったため、この点において未だ改善の余地があった。
【0006】
本開示は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、容器の分別廃棄が容易であり、且つノズルを通して内容液を安定して注ぎ出すことができる、新たな液体容器、及び液体容器の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、本開示の液体容器は、
[1]
内容液の収容空間を区画形成する筒状の胴部と、該胴部の上方に連なり前記胴部よりも縮径された首部とを有する容器本体と、
前記容器本体の上方に前記首部を介して連なり内容液を外部に導く筒状のノズルと、
前記ノズルの径方向外側に設けられ、前記ノズルの径方向外側の内容液を前記収容空間内へ戻す液回収流路を形成する外筒と
を備える液体容器であって、
前記容器本体、前記ノズル及び前記外筒は、一体成形により形成されており、
前記ノズルの筒壁の周方向の一部には、軸方向に延びる切り欠き部が設けられており、
前記ノズルの筒壁の上部は、上方に向かって径方向内側に傾斜する傾斜部を有していることを特徴とする。
【0008】
また、本開示の液体容器は、
[2]
上記[1]に記載の構成において、前記首部は、下方に向かって内面が径方向外側に傾斜すると共に径方向の肉厚が漸減していることが好ましい。
【0009】
また、本開示の液体容器は、
[3]
上記[1]又は[2]に記載の構成において、外筒30は、筒状の周壁31と、周壁31の下端部から径方向内側に向かって下方に傾斜する底壁33とを有していることが好ましい。
【0010】
また、本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、本開示の液体容器の製造方法は、
[4]
内容液の収容空間を区画形成する筒状の胴部を有する容器本体と、
前記容器本体の上方に前記胴部よりも縮径された首部を介して連なり内容液を外部に導く筒状のノズルと、
前記ノズルの径方向外側に設けられ、前記ノズルの径方向外側の内容液を前記収容空間内へ戻す液回収流路を形成する外筒と
を備える液体容器の製造方法であって、
前記ノズルの筒壁の周方向の一部には、軸方向に延びる切り欠き部が設けられており、
有底筒状の本体部と、前記ノズルと、前記外筒とを一体成形したプリフォームを形成することと、
前記本体部をブロー成形することにより、
前記容器本体と、
前記本体部よりも大径且つ前記外筒よりも小径の前記首部と
を形成することと、
前記ブロー成形により、
前記ノズルの筒壁の上部に設けられ、上方に向かって径方向内側に傾斜する傾斜部を形成することと
を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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