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公開番号
2025130826
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028147
出願日
2024-02-28
発明の名称
吐出器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
47/34 20060101AFI20250902BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】付勢部材を合成樹脂材料で形成しても、ピストンガイドの当接部と、ピストンの閉塞部の下端部と、の間のシール性を確保する。
【解決手段】ステム11と、ピストン13と、ピストンガイド14と、シリンダ15と、合成樹脂製の付勢部材17と、を備え、ピストンには、ピストンガイドに相対的に上下動可能に外装された筒状の閉塞部52と、シリンダ内に上下摺動可能に嵌合された筒状の摺接部51と、が備えられ、ピストンガイドには、閉塞部の下端部に閉塞部の下方から当接することで、ステム内と収容空間Aとの連通を遮断する当接部24が備えられ、シリンダ内には、摺接部の上端部に摺接部の上方から当接する支持筒19が嵌合され、当接部、および閉塞部の下端部のうちのいずれか一方は、いずれか他方よりも軟材質で形成されるとともに、弾性変形した状態でいずれか他方に当接している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上方付勢状態で下方移動可能に設けられたステムと、
前記ステムの上下動に連係する筒状のピストンと、
前記ステムから下方に向けて突出し、前記ピストンの内側を上下方向に貫くピストンガイドと、
前記ピストンが上下摺動可能に収容され、前記ピストンガイドより下方に位置する部分が内容液の収容空間とされたシリンダと、
合成樹脂材料で形成されるとともに、前記ステムを上方付勢状態で下方移動可能に支持する付勢部材と、を備え、
前記ピストンには、
前記ピストンガイドに相対的に上下動可能に外装された筒状の閉塞部と、
前記シリンダ内に上下摺動可能に嵌合された筒状の摺接部と、が備えられ、
前記ピストンガイドには、前記閉塞部の下端部に前記閉塞部の下方から当接することで、前記ステム内と前記収容空間との連通を遮断する当接部が備えられ、
前記シリンダ内には、前記摺接部の上端部に前記摺接部の上方から当接する支持筒が嵌合され、
前記当接部、および前記閉塞部の下端部のうちのいずれか一方は、いずれか他方よりも軟材質で形成されるとともに、弾性変形した状態でいずれか他方に当接している、吐出器。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記付勢部材は、上下方向に延びる筒状に形成されるとともに、前記ステムを径方向の外側から囲っている、請求項1に記載の吐出器。
【請求項3】
前記シリンダの内周面には、下降端位置に位置した前記ピストンが上方に復元移動するときに、前記摺接部の下端部が上方に乗り越える段部が形成されている、請求項1または2に記載の吐出器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出器に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、上方付勢状態で下方移動可能に設けられたステムと、ステムの上下動に連係する筒状のピストンと、ステムから下方に向けて突出し、ピストンの内側を上下方向に貫くピストンガイドと、ピストンが上下摺動可能に収容され、ピストンガイドより下方に位置する部分が内容液の収容空間とされたシリンダと、合成樹脂材料で形成されるとともに、ステムを上方付勢状態で下方移動可能に支持する付勢部材と、を備え、ピストンには、ピストンガイドに相対的に上下動可能に外装された筒状の閉塞部と、シリンダ内に上下摺動可能に嵌合された筒状の摺接部と、が備えられ、ピストンガイドには、閉塞部の下端部に閉塞部の下方から当接することで、ステム内と収容空間との連通を遮断する当接部が備えられ、シリンダ内には、摺接部の上端部に摺接部の上方から当接する支持筒が嵌合されている、吐出器が知られている。
この吐出器では、ステムが押下されるのに伴い、ピストンガイドが下降したときに、ピストンガイドの当接部が、ピストンの閉塞部の下端部から下方に離れることで、当接部と閉塞部の下端部との間に上下方向の隙間が生じ、この隙間を通して、シリンダの収容空間とステム内とが連通する。その後、さらにステムを下降させると、付勢部材が上下方向に圧縮変形しつつ、ステムによりピストンが押下されることで収容空間の内圧が上昇し、収容空間の内容液が、前記隙間を通してステム内に流入し、ステム内を上昇する。
ステムの押下を解除すると、付勢部材による上方付勢力により、ステムがピストンガイドとともに上昇し、ピストンガイドの当接部が、ピストンの閉塞部の下端部に突当ることで、収容空間とステム内との連通が遮断された状態でピストンも上昇する。これにより、収容空間が負圧となり、容器本体内の内容液が収容空間に流入する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-069928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、合成樹脂製の付勢部材には、吐出器を繰り返し使用する過程で、上下方向の圧縮変形の癖が付き易い。例えば、内容液の詰め替え、および吐出器の付け替え等により、使用期間が長期にわたる場合、この傾向は顕著になる。上下方向の圧縮変形の癖が付いた付勢部材では、ステムの押下を解除したときに、ステム、ピストンガイド、およびピストンが、上昇端位置まで復帰しないおそれがある。この場合、ステムを押下する前の待機時に、ピストンガイドの当接部と、ピストンの閉塞部の下端部と、の間のシール性を確保することが困難になる。
【0005】
本発明は、付勢部材を合成樹脂材料で形成しても、ピストンガイドの当接部と、ピストンの閉塞部の下端部と、の間のシール性を確保することができる吐出器を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る吐出器は、上方付勢状態で下方移動可能に設けられたステムと、前記ステムの上下動に連係する筒状のピストンと、前記ステムから下方に向けて突出し、前記ピストンの内側を上下方向に貫くピストンガイドと、前記ピストンが上下摺動可能に収容され、前記ピストンガイドより下方に位置する部分が内容液の収容空間とされたシリンダと、合成樹脂材料で形成されるとともに、前記ステムを上方付勢状態で下方移動可能に支持する付勢部材と、を備え、前記ピストンには、前記ピストンガイドに相対的に上下動可能に外装された筒状の閉塞部と、前記シリンダ内に上下摺動可能に嵌合された筒状の摺接部と、が備えられ、前記ピストンガイドには、前記閉塞部の下端部に前記閉塞部の下方から当接することで、前記ステム内と前記収容空間との連通を遮断する当接部が備えられ、前記シリンダ内には、前記摺接部の上端部に前記摺接部の上方から当接する支持筒が嵌合され、前記当接部、および前記閉塞部の下端部のうちのいずれか一方は、いずれか他方よりも軟材質で形成されるとともに、弾性変形した状態でいずれか他方に当接している。
【0007】
ピストンの摺接部の上端部に、摺接部の上方から支持筒が当接し、ピストンガイドの当接部、およびピストンの閉塞部の下端部のうちのいずれか一方が、いずれか他方よりも軟材質で形成されるとともに、弾性変形した状態でいずれか他方に当接している。したがって、吐出器を繰り返し使用する過程で、合成樹脂製の付勢部材に上下方向の圧縮変形の癖が付き、ステムの押下を解除したときに、ステム、ピストンガイド、およびピストンが、上昇端位置まで復帰しなくなったとしても、当接部、および閉塞部の下端部のうちのいずれか一方を復元変形させることで、付勢部材に上下方向の圧縮変形の癖が付く前と同様に、当接部と閉塞部の下端部との密な当接状態を維持することが可能になり、当接部と閉塞部の下端部との間のシール性を確保することができる。
【0008】
前記付勢部材は、上下方向に延びる筒状に形成されるとともに、前記ステムを径方向の外側から囲ってもよい。
【0009】
筒状の付勢部材が、ステムを径方向の外側から囲っているので、合成樹脂製の付勢部材に内容液が接触するのを防ぐことが可能になり、吐出器を繰り返し使用する過程で、付勢部材に上下方向の圧縮変形の癖を付きにくくすることができる。
【0010】
前記シリンダの内周面には、下降端位置に位置した前記ピストンが上方に復元移動するときに、前記摺接部の下端部が上方に乗り越える段部が形成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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