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公開番号2025132053
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029371
出願日2024-02-29
発明の名称蓋付き容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人
主分類B65D 50/08 20060101AFI20250903BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】使用者の選択に応じてチャイルドロック機構のONとOFFを切り替えて使用できるようにした蓋付き容器を創出することを課題とする。
【解決手段】容器本体と、容器本体の開口部に設けられた蓋部材20と、を有する蓋付き容器であって、蓋部材20は、下枠部21と、上枠部26と蓋板27とが設けられた蓋体25とを備えると共に、蓋部材20の閉蓋状態を保持する係合部及び蓋部材20の開閉を許容するCR機構Bとを有し、CR機構Bは、上枠外壁26Cに形成された掛止孔26bと、下枠外壁21Cに形成された切欠孔21Eと、掛止孔26bと切欠孔21E内に配置される連結片22a及び掛止孔26b下の掛止突起26cに対して掛止可能に設けられたロック片22bを備えて弾性変形可能に形成されたロック部材22と、を有して形成される構成とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を収容する容器本体(10)と、該容器本体(10)の開口部(12)に設けられたフランジ(11)に組み付け可能に設けられた蓋部材(20)と、を有する蓋付き容器であって、
前記蓋部材(20)は、前記フランジ(11)に組み付く下枠部(21)と、該下枠部(21)に嵌合する上枠部(26)と蓋板(27)とが設けられて前記開口部(12)を閉塞する蓋体(25)と、を備えると共に、前記蓋部材(20)の閉蓋状態を保持する係合部(A)及び前記蓋部材(20)の開閉を許容するCR機構(B)とを有し、
前記下枠部(21)は、下枠頂壁(21A)と、該下枠頂壁(21A)の内側及び外側に対向配置された下枠内壁(21B)及び下枠外壁(21C)とを有し、前記上枠部(26)は、上枠頂壁(26A)と、該上枠頂壁(26A)の内側及び外側に対向配置された上枠内壁(26B)及び上枠外壁(26C)とを有して形成され、
前記CR機構(B)は、前記上枠外壁(26C)に形成された掛止孔(26b)と、前記下枠外壁(21C)に形成された切欠孔(21E)と、前記下枠頂壁(21A)から延設されて前記切欠孔(21E)及び前記掛止孔(26b)内に配置される連結片(22a)及び該連結片(22a)の先端に突出されて前記掛止孔(26b)の下端に設けられた掛止突起(26c)に対して掛止可能に設けられたロック片(22b)を備えて弾性変形可能に形成されたロック部材(22)と、を有して形成されていることを特徴とする蓋付き容器。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記ロック部材(22)が、前記切欠孔(21E)の内側に収納可能とされている請求項1記載の蓋付き容器。
【請求項3】
前記係合部(A)は、前記上枠頂壁(26A)と前記上枠外壁(26C)との角部に形成された係合孔(26a)と、前記下枠頂壁(21A)と前記下枠外壁(21C)との角部から前記蓋部材(20)の外側に向かって突設され、前記係合孔(26a)に係合可能な係合突起(21c)とを有して形成される請求項1又は2記載の蓋付き容器。
【請求項4】
前記下枠部(21)と前記蓋体(25)との間がヒンジ部(29)を介して回動可能に連結されている請求項1又は2記載の蓋付き容器。
【請求項5】
前記下枠部(21)が、前記フランジ(11)に一体に形成されている請求項1又は2記載の蓋付き容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、チャイルドロック機能を備えた蓋付き容器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
容器内に収容されている内容物の危険度を理解しないままに、幼児等が周囲の大人のしぐさをまねて容器の蓋体を外し、内容物を口に入れて誤食又は誤飲したりすることによる事故を防止すべく、蓋体に幼児等では容易に取り外しのできない機能、即ち、所謂チャイルドロック機構(以下、適宜「CR機構」という)を備えた蓋付きの容器が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の記載の容器は、蓋体の正面側に設けた一対の第1嵌合部と、側面側に設けた第2嵌合部を有し、開口部を開放するには第1嵌合部と第2嵌合部の双方に対して嵌合を解除する操作を要するようにしたことで、チャイルドロック機能を持たせたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-95157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の容器では、開口部を開放する際には、常に正面側の第1嵌合部と側面側の第2嵌合部の双方において解除操作を少なくとも2度行う必要があり、幼児等のいない家庭の使用者にとっては煩雑であることから、チャイルドロック機能を使用者の選択に応じて使用可能とする機構の開発が要望されている。
【0005】
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、使用者の選択に応じてチャイルドロック機構のONとOFFを切り替えて使用できるようにした蓋付き容器を創出することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の第1の手段は、
内容物を収容する容器本体と、該容器本体の開口部に設けられたフランジに組み付け可能に設けられた蓋部材と、を有する蓋付き容器であって、
前記蓋部材は、前記フランジに組み付く下枠部と、該下枠部に嵌合する上枠部と蓋板とが設けられて前記開口部を閉塞する蓋体と、を備えると共に、前記蓋部材の閉蓋状態を保持する係合部及び前記蓋部材の開閉を許容するCR機構とを有し、
前記下枠部は、下枠頂壁と、該下枠頂壁の内側及び外側に対向配置された下枠内壁及び下枠外壁とを有し、前記上枠部は、上枠頂壁と、該上枠頂壁の内側及び外側に対向配置された上枠内壁及び上枠外壁とを有して形成され、
前記CR機構は、前記上枠外壁に形成された掛止孔と、前記下枠外壁に形成された切欠孔と、前記下枠頂壁から延設されて前記切欠孔及び前記掛止孔内に配置される連結片及び該連結片の先端に突出されて前記掛止孔の下端に設けられた掛止突起に対して掛止可能に設けられたロック片を備えて弾性変形可能に形成されたロック部材と、を有して形成されていることを特徴とする、と云うものである。
本発明の第1の手段では、CR機構をチャイルドロック状態(ON状態)とすることが可能となるため、幼児等における誤食又は誤飲を防止することができる。
【0007】
また本発明の第2の手段は、上記第1の手段に、前記ロック部材が、前記切欠孔の内側に収納可能とされている、との手段を加えたものである。
上記手段では、CR機構をチャイルドロック解除状態(OFF状態)とすることが可能となるため、幼児等のいない家庭の使用者にとっては、容易に開蓋可能な蓋付き容器とすることができる。
【0008】
また本発明の第3の手段は、上記第1又は第2の手段に、前記係合部は、前記上枠頂壁と前記上枠外壁との角部に形成された係合孔と、前記下枠頂壁と前記下枠外壁との角部から前記蓋部材の外側に向かって突設され、前記係合孔に係合可能な係合突起とを有して形成されるとの手段を加えたものである。
上記手段では、CR機構がON状態であるか、OFF状態であるかに拘わらず、常に閉蓋状態を保持することができる。
【0009】
また本発明の第4の手段は、上記第1又は第2の手段に、前記下枠部と前記蓋体との間がヒンジ部を介して回動可能に連結されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、蓋体の紛失を防止できると共に、蓋体による開口部の開閉を容易且つ確実に行うことができる。
【0010】
また本発明の第5の手段は、上記第1又は第2の手段に、前記下枠部が、前記フランジに一体に形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、部品点数の削減によるコストダウンを達成することが可能となる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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