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公開番号
2025115508
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024009988
出願日
2024-01-26
発明の名称
テープ印刷装置およびテープ印刷装置の制御方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
弁理士法人真菱国際特許事務所
主分類
B41J
11/42 20060101AFI20250731BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】輪列機構のバックラッシュの影響によるテープの送り精度の低下を抑制する。
【解決手段】テープ印刷装置1は、テープの特定位置がセンサー43の検出位置に位置した状態から、駆動モーター45aを第1回転量だけ、第1回転方向および第2回転方向のいずれか一方向へ回転させた後、一方向とは逆方向に駆動モーター45aを回転させ、逆方向に駆動モーター45aを回転させ始めてからテープの特定位置が検出位置を通過したことが検出されるまでの駆動モーター45aの回転量である検出回転量を計測し、計測した検出回転量と、第1回転量と、に基づいて、駆動モーター45aの回転方向が切り替わった後、プラテンローラーが回転を開始するまでの駆動モーター45aの回転量である空送り量を算出する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1回転方向および前記第1回転方向とは逆方向の第2回転方向に回転する駆動モーターと、
前記駆動モーターの動力を、テープを送る送りローラーに伝達する輪列機構と、
前記テープの特定位置を検出するセンサーと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記テープの特定位置が前記センサーの検出位置に位置した状態から、前記駆動モーターを第1回転量だけ、前記第1回転方向および前記第2回転方向のいずれか一方向へ回転させた後、前記一方向とは逆方向に前記駆動モーターを回転させ、前記逆方向に前記駆動モーターを回転させ始めてから前記テープの特定位置が前記検出位置を通過したことが検出されるまでの前記駆動モーターの回転量である検出回転量を計測する計測制御と、前記計測制御により計測された前記検出回転量と、前記第1回転量と、に基づいて、前記駆動モーターの回転方向が切り替わった後、前記送りローラーが回転を開始するまでの前記駆動モーターの回転量である空送り量を算出する算出制御と、を行うことを特徴とするテープ印刷装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記検出回転量から前記第1回転量を差し引いた回転量を、前記空送り量として算出することを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
【請求項3】
前記輪列機構は、前記駆動モーターが前記第1回転方向に回転したときに前記送りローラーが前記テープを第1送り方向に送り、前記駆動モーターが前記第2回転方向に回転したときに前記送りローラーが前記テープを前記第1送り方向とは逆方向の第2送り方向に送るように、前記駆動モーターの動力を前記送りローラーに伝達し、
前記制御部は、前記テープの送り開始前に、前記テープの特定位置が前記検出位置より前記第1送り方向に位置している場合、前記駆動モーターを、前記特定位置が前記検出位置に位置するように前記第2回転方向に回転させ、前記計測制御において、前記特定位置が前記検出位置に位置した状態から、前記一方向として前記第2回転方向に回転させた後、前記逆方向として前記第1回転方向に回転させることを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記テープの送り開始前に、前記テープの特定位置が前記検出位置より前記第2送り方向に位置している場合、前記駆動モーターを、前記特定位置が前記検出位置に位置するように前記第1回転方向に回転させ、前記計測制御において、前記特定位置が前記検出位置に位置した状態から、前記一方向として前記第1回転方向に回転させた後、前記逆方向として前記第2回転方向に回転させることを特徴とする請求項3に記載のテープ印刷装置。
【請求項5】
前記制御部は、算出した前記空送り量を記憶部に記憶させ、前記テープの送り開始前に、前記記憶部に前記空送り量が記憶されている場合、前記計測制御および前記算出制御を行うことなく、前記テープの送りを開始し、前記テープの送り開始前に、前記記憶部に前記空送り量が記憶されていない場合、前記計測制御および前記算出制御を行った後、前記テープの送りを開始することを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
【請求項6】
前記テープと、前記送りローラーとが収容されたテープカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジ装着部と、
前記送りローラーと係合し、前記輪列機構を介して前記駆動モーターの動力が伝達されることで前記送りローラーを回転させるローラー駆動軸と、
前記カートリッジ装着部から前記テープカートリッジが取り外されたこと、および装着されたこと、の少なくとも一方を検出する着脱検出部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記着脱検出部により、前記テープカートリッジが取り外されたこと、または前記テープカートリッジが装着されたことが検出された場合、前記記憶部に記憶されている前記空送り量を消去することを特徴とする請求項5に記載のテープ印刷装置。
【請求項7】
第1回転方向および前記第1回転方向とは逆方向の第2回転方向に回転する駆動モーターと、
前記駆動モーターの動力を、テープを送る送りローラーに伝達する輪列機構と、
前記テープの特定位置を検出するセンサーと、を備えたテープ印刷装置の制御方法であって、
前記テープ印刷装置が、
前記テープの特定位置が前記センサーの検出位置に位置した状態から、前記駆動モーターを第1回転量だけ、前記第1回転方向および前記第2回転方向のいずれか一方向へ回転させた後、前記一方向とは逆方向に前記駆動モーターを回転させ、前記逆方向に前記駆動モーターを回転させ始めてから前記テープの特定位置が前記検出位置を通過したことが検出されるまでの前記駆動モーターの回転量である検出回転量を計測するステップと、
計測された前記検出回転量と、前記第1回転量と、に基づいて、前記駆動モーターの回転方向が切り替わった後、前記送りローラーが回転を開始するまでの前記駆動モーターの回転量である空送り量を算出するステップと、を実行することを特徴とするテープ印刷装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、テープ印刷装置およびテープ印刷装置の制御方法に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されているように、駆動モーターと、駆動モーターの動力を、テープを送る送りローラーに伝達する輪列機構と、を備えた印刷装置が知られている。この種の印刷装置は、駆動モーターの回転方向を切り替えたときの輪列機構のバックラッシュの影響によりテープの送り精度が低下することを抑制するため、駆動モーターの回転方向を切り替えた後、輪列機構のバックラッシュに相当する一定量、駆動モーターを駆動させてから、テープの送り量に相当する駆動モーターの駆動を開始する。この、駆動モーターの回転方向が切り替わった後、送りローラーが回転を開始するまでの駆動モーターの回転量を「空送り量」と言う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-148926号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、従来の印刷装置は、空送り量が一定量のものとして設計されているが、実際には、装置によって個体差がある。このため、設計上の空送り量と、実際の空送り量とが一致しない場合がある。すなわち、従来の印刷装置は、駆動モーターの回転方向を切り替えた後、一定量、駆動モーターを駆動させてから、テープの送り量に相当する駆動モーターの駆動を開始しても、テープの送り精度が十分ではないといった課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のテープ印刷装置は、第1回転方向および第1回転方向とは逆方向の第2回転方向に回転する駆動モーターと、駆動モーターの動力を、テープを送る送りローラーに伝達する輪列機構と、テープの特定位置を検出するセンサーと、制御部と、を備え、制御部は、テープの特定位置がセンサーの検出位置に位置した状態から、駆動モーターを第1回転量だけ、第1回転方向および第2回転方向のいずれか一方向へ回転させた後、一方向とは逆方向に駆動モーターを回転させ、逆方向に駆動モーターを回転させ始めてからテープの特定位置が検出位置を通過したことが検出されるまでの駆動モーターの回転量である検出回転量を計測する計測制御と、計測制御により計測された検出回転量と、第1回転量と、に基づいて、駆動モーターの回転方向が切り替わった後、送りローラーが回転を開始するまでの駆動モーターの回転量である空送り量を算出する算出制御と、を行う。
【0006】
本発明のテープ印刷装置の制御方法は、第1回転方向および第1回転方向とは逆方向の第2回転方向に回転する駆動モーターと、駆動モーターの動力を、テープを送る送りローラーに伝達する輪列機構と、テープの特定位置を検出するセンサーと、を備えたテープ印刷装置の制御方法であって、テープ印刷装置が、テープの特定位置がセンサーの検出位置に位置した状態から、駆動モーターを第1回転量だけ、第1回転方向および第2回転方向のいずれか一方向へ回転させた後、一方向とは逆方向に駆動モーターを回転させ、逆方向に駆動モーターを回転させ始めてからテープの特定位置が検出位置を通過したことが検出されるまでの駆動モーターの回転量である検出回転量を計測するステップと、計測された検出回転量と、第1回転量と、に基づいて、駆動モーターの回転方向が切り替わった後、送りローラーが回転を開始するまでの駆動モーターの回転量である空送り量を算出するステップと、を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
テープ印刷装置およびテープカートリッジの外観図である。
印刷ヘッド、センサーおよびカッターの配置を示す図である。
テープの一例を示す図である。
テープ印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
輪列機構の一例を示す図である。
印刷処理を示すフローチャートである。
図6に続くフローチャートである。
図6に続くフローチャートである。
図8に続くフローチャートである。
テープの先端が検出位置より-X方向に位置している状態を示す図である。
テープの先端が検出位置に位置している状態を示す図である。
テープの先端が検出位置に位置している状態から、駆動モーターを第1回転量だけ第2回転方向に回転させた状態を示す図である。
余白距離がセンサーヘッド間距離より短い場合において、テープの頭出しが行われた状態を示す図である。
余白距離がセンサーヘッド間距離より長い場合において、テープの頭出しが行われた状態を示す図である。
テープの先端が検出位置より+X方向に位置している状態を示す図である。
テープの先端が検出位置に位置している状態から、駆動モーターを第1回転量だけ第1回転方向に回転させた状態を示す図である。
変形例1に係るフローチャートの一部である。
変形例2に係るテープ印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
変形例2に係るフローチャートである。
図19に続くフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付の図面を参照して、テープ印刷装置およびテープ印刷装置の制御方法について説明する。なお、一部の図面では、XYZ直交座標系による方向を用いて説明するが、これらの方向は説明の便宜上のものにすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。
【0009】
図1は、テープ印刷装置1およびテープカートリッジCの外観図である。テープ印刷装置1は、長尺状のテープTに印刷を行う装置である。本実施形態に係るテープ印刷装置1は、テープTとして、印刷が行われる印刷テープと、剥離紙として用いられる剥離紙テープと、が重畳されたものを用いる。
【0010】
テープ印刷装置1は、装置ケース3と、装着部カバー5と、を備えている。装置ケース3の+Z方向の面には、操作キー群21と、ディスプレー22と、カートリッジ装着部23と、テープ排出口24と、が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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